写真:よしおか
地図を見る増穂浦(ますほがうら)海岸は、西能登・志賀町の富来エリアにあります。環境庁が発表した「日本の水浴場55選」(1998年)、「日本の水浴場88選」(2001年)に選定されており、水質や自然環境がよく、夏は海水浴やマリンスポーツに大人気のスポットです。美しい砂浜を目前に「能登リゾートエリア増穂浦」というオートキャンプ場があり、家族や友人と楽める西能登屈指の観光地。美しい夕日を眺めることができることから、カップルにも人気です。
そんな増穂浦は、鎌倉の由比ヶ浜、紀伊の和歌浦と並ぶ日本小貝三大名所の一つにもなっています。打ち寄せられる貝が多いことでも有名で、冬になると浜辺にはピンク色の「さくら貝」が流れ着き、この美しいさくら貝を求めて遠方からお越しになる方も多いです!
写真:よしおか
地図を見る11月から3月にかけて、増穂浦海岸の浜辺に打ち寄せられる「さくら貝」。約1cmから2cmの幅の小さな二枚貝は、西能登・志賀町では「幸せを呼ぶ貝」として親しまれており、貝拾いは地元の方はもちろん、観光の方も楽しむことができます。
日本海から吹く偏西風は「貝寄せの風」と呼ばれ、海が荒れ、風が吹くと翌日に多くのさくら貝が浜辺に打ち寄せられます。増穂浦海岸に流れ着く貝は約400種以上といわれ、「さくら貝」以外にも様々な種の貝を見ることができるんです。
冬は海風が特に冷たく非常に寒いですが、気候条件がそろってこそ現れるさくら貝は、「西能登の冬の風物詩」といえます!
写真:よしおか
地図を見る雪に覆われた浜辺にひっそりと顔を出すピンク色。とても可愛らしい光景です♪
小貝にも様々な種類があり、長卵形の細長い形をした紅色の二枚貝「べに貝」も増穂浦の海岸に打ち寄せられます。べに貝は、さくら貝よりも希少なため、探すのに一苦労。さくら貝と同様、可愛らしい色をしているので、能登観光のお土産としても喜ばれることでしょう!
小貝には砂が付着していることが多いので、水洗いして綺麗にしたいと思われる方も多いと思いますが、小貝は薄く非常に繊細で割れやすいんです。水洗いされる際は割れないよう十分注意してください。
一口に「さくら貝」と言っても、サクラガイ、ベニガイ、カバザクラ、モモノハナガイなど数多くの種類の小貝が打ち寄せられています。興味のある方は、小貝に関する図鑑などを持ちながら貝拾いをするのも楽しむポイントの一つです!
写真:よしおか
地図を見る「さくら貝を求めて増穂浦海岸へ行ったのに、貝が見つからなかった」という方もご安心を。増穂浦海岸のすぐ側には、道の駅「とぎ海街道」があり、駅内ではお土産用に集められたさくら貝やべに貝などが販売されています。
また、地元の職人たちによって作られた貝細工も見ることができます。アクセサリーにアレンジされたさくら貝は、色も大きさも可愛らしいので女性に喜ばること間違いなし♪増穂浦海岸へお越しの際は休憩がてらに是非道の駅へもお立ち寄りください。
写真:よしおか
地図を見る延長4kmの増穂浦海岸には「世界一長いベンチ」と呼ばれる、全長460.9mのベンチがあります。1989年にギネスブックに掲載されたベンチは、1987年に地元住民を中心に800人以上のボランティアの手によって組み立てられました。
世界一長いベンチから見る「西能登の里浜」の眺めは格別で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。また、西能登屈指の夕日スポットとして知られており、ギネスブックに掲載されて20年以上経過した今もなお、地元や観光客の方々に愛されているベンチです。
海岸で貝を拾った後は、ベンチでゆったり夕日を眺めてみてはいかがでしょうか♪
さくら貝を拾いたい方は、11月から3月の期間に貝寄せの風が吹いたら増穂浦へ出かけましょう!日本三大小貝名所になっている増穂浦で、きっと多くの小貝を見つけることができると思います。
日本海の冷たい風によって、浜辺は非常に寒くなることが予想されます。しっかりと防寒対策をして行かれることをオススメします。
増穂浦に打ち寄せられるピンク色のさくら貝。貝拾いの思い出と共に、きっと良いお土産になることでしょう!
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(2024/10/5更新)
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