ご紹介する山本食品「三島わさび工場」は、伊豆の玄関口にあたる伊豆中央道入口の手前にあります。東京方面から車の場合、東名高速道路「沼津IC」から東駿河湾環状道路を経由。
「函南塚本IC」を過ぎ、伊豆中央道へ向かう途中にあり、沼津ICを降りてから、およそ15分程で着くことができます。
お店は、壁に「伊豆のわさび屋」と大きく書かれ、三角の屋根が特徴的。駐車場は広々としていて止めやすく、駐車料金は無料です。
店舗に入るとすぐ右側に、このようなトンネルがあります。これは「わさびの辛ほらあな」と題された「わさびのトンネル」。
すぐ背後は、わさび漬けなどを製造する工場になっていて、その工場内の通気口と繋がっているため、工場内の匂いが体験できるという画期的なシステムです。
トンネルの長さはそれほどありません。2、3歩で通過できますが、鼻に山葵特有の刺激臭が……。ヒリヒリと目から涙が出るほど想像以上に辛く、辛さを通り越してむしろ痛いくらいです。
「工場内で働く人は、こんな思いをしているんだぁ〜」なんて関心してしまうほどで、伊豆ならではの匂いといえるでしょう。全国に沢山のわさび工場があるとは思いますが、こんな珍しい体験ができるところは滅多にないのでは?
ここでは、ガラス越しに、スライサーで山葵を刻んだりする「ポンプ洗浄」・山葵を洗う作業・酒粕と山葵を混ぜる撹拌(かくはん)作業など、わさび漬けができるまでの工程が見学できます。
トンネルを通ってから見学すると、「辛い工場内にいて、大丈夫?」なんて、不思議に思ってしまいますが、ここには工場内の製造をしている人と話ができるマイクが設置されているので、色んな質問をすることができます。
山葵の事はもちろん、様々な疑問に答えてくれるので「工場内の辛さに慣れるものなの?」などと、気になる方は是非質問されてみてはいかがでしょうか?
※質問は、マイクの前にあるランプが点いている時だけ利用できます。
工場の見学通路前には、山葵についての展示物が沢山あります。わさび田の種類や特徴、写真付きのわさび図鑑、山奥で山葵の収穫に欠かせない背負子まで!
展示物の中で、一番面白いのが、写真のやや中央に見えるサメの皮。小さいですが、まるまる一匹分展示していて、触ることもできます。触ってみると「ザラザラ」とした触り心地。
目の部分が開いていて、とてもリアルです。
山葵をおろすときに欠かせない「サメの皮」は、皮の細かさが「山葵の粘り・辛み・風味を引き出すのに最高!」とのことで、そんな豆知識まで伝授してもらえます。
山葵にこれだけ触れると、山葵を味わってみたくなるものです。
そんな時には手軽に食べられる「わさびソフトクリーム」がお勧め。山葵が特産の伊豆では、どこに行ってもわさびソフトクリームが味わえてしまいますが、ここのソフトは違います!
コクのあるバニラアイスに、山葵が練りこまれたタイプで、わさび屋の秘伝のレシピで作られているせいか、辛いだけでなく山葵の深味がある味わい。そのまま食べても美味しいですが、カウンターにある塩わさびをかけてみて下さい!
山葵の風味がより豊かになり、また違った味も楽しめますよ。
店舗内は、バリアフリーになっていて、車いす対応のトイレはもちろん、ご紹介した「わさびトンネル」もバリアフリー!
トンネルを利用する際は、注意書きをよくご覧になってから通ると安心です。
お店では、わさび漬けやわさびのりなど、山葵を使った商品や、伊豆のお土産が目白押し! ショッピングも楽しめ、入場無料なので、ドライブの休憩にもお勧め。伊豆の特産、山葵を思う存分楽しめるわさび工場に、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
周辺には、「江間いちご狩りセンター」などの観光施設もありますので、併せて楽しまれてみても良いですね。
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