カナダ、バンフの北に位置するミネワンカ湖は、人工的につくられたダム湖であり、バンフ近郊では一番の大きさを誇ります。夏はモーターボートによる水上観光に加え、ダムの底には沈んだ町が今でも残されているので、それを散策するダイビングも有名です。しかし、冬になると夏の賑わいはどこへやら。めっきり人も訪れなくなります。そんなミネワンカ湖ですが、その美しさを最も発揮するのは、他ならぬ冬。カナディアンロッキーの山々の間に広がる、真っ白な大氷原。バンフから車に乗って僅か30分でその風景を独り占めできるのです。
氷結した湖面の奥行は、なんと30km。湖面はそのまま屋外のスケートリンクとなります。勿論、湖の上を歩いて散策することも可能。湖の入口には大きな駐車場とトイレが完備されています。ぜひ、車をおりて、湖に向かって歩き出してみてください。(本文下MEMOにバンフ国立公園でのスケートについて案内をした「Banff National Park Skating」へのリンクがあります)
ミネワンカ湖の、もうひとつの魅力は、湖の岸に沿って伸びるミネワンカトレイルです。主に夏に、ハイキングやサイクリングのトレイルとして利用されていますが、冬も。また格別。雪に包まれた静かな森の中を散策すれば、リスやエルク、コヨーテ等の野生動物に会うことができるかもしれません。
バンフからミネワンカ湖までは、レイク・ミネワンカ・シーニックドライブという道でつながっています。サイクリングコースとしても有名なこの道。「シーニック」と名付けられただけあって、その展望は抜群です、特にミネワンカ湖からバンフに向かって南にくだっていく際の展望は見事。目の前にどんどん迫ってくるカスケード山の姿に、思わず息を飲んでしまいます。
レイク・ミネワンカ・シーニックドライブから少し道をそれれば、ミネワンカ湖の南に広がる、トゥージャック湖とジョンソン湖につながります。こちらも冬はスケートリンクとして有名。雪がつもれば、スノーハイクに最適です。展望台からの氷結したトゥージャック湖の眺めも素晴らしいものがあります。
いかがでしたでしょうか?
ミネワンカ湖をはじめとしたカナディアンロッキーには、夏の間に80%の観光客がやってくるといわれています。一方で冬の間は、観光客も少なく、落ち着いた雰囲気をみせます。大自然を独り占めしたいのであれば、この時期が一番。航空券のチケットも、夏に比べれば安くなります。
ぜひ、冬のカナディアンロッキーに足を運んでみてください。きっと、忘れられない風景に出会えるはずです。
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(2025/1/17更新)
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