天然氷のかき氷は、ふわっとした優しい口どけで、かき氷を食べた後の、あの「キーーン」とがないのです。冷たい綿菓子を食べているような食感です。天然の寒さを利用して、手間暇かけてつくられた天然氷のおいしさと清涼感にきっと虜になるはずです。
スプーンを入れた瞬間から違いが分ります。ザクッではなく、ふわっと軽いのです。
かき氷の歴史は古く、「枕草子」にも記述されているそうです。今の製氷技術がなかった当時の人々は、きっと天然氷でつくったかき氷を食べていたのでしょう。
日光の冬は、流れ落ちる滝も凍る寒さ。この天然の寒さを利用して12月頃から作られる天然氷。毎日こまめに管理して人の手で切り出して「氷室」と呼ばれる氷の貯蔵庫で夏まで保管するのだそうです。
「氷室」は全国に100軒近くあったそうですが、今では全国で5軒、うち3軒が日光にあるそうです。製氷技術の発展だけでなく、地球温暖化の影響で「氷室」が減ってしまったそうなのです。意外なところにも環境問題があるんですね。
日光市内のあちこちで天然氷の看板を目にします。その中から天然氷の蔵元の直営店とロケーションの良いお店をご紹介します。各お店には、手作りのシロップかけもあり、さらに優しい口あたりです。手作りシロップのかき氷は少しお高めですが、着色料を使用していない無添加にこだわったお子様にも安心なシロップです。お勧めは、栃木らしく「とちおとめ練乳かけ」。
松月氷室 ※蔵元直営店
日光市今市379
0288-21-0162
月曜定休
日光チロリン村
日光市霧降1535-4
0288-54-335
火曜定休
日光茶屋 ※東照宮大鳥居近く
日光市山内2301日光東照宮境内
0288-53-2207
無休
霧降庵 ※「霧降の滝」駐車場内
日光市所野1456
0288-54-0473
水曜定休
少し涼しくなりましたか?毎年9月くらいまでの期間限定グルメです。ぜひ足を運んでみてください。かき氷だけでなく、パワースポットとしても脚光を浴びている日光東照宮や真夏でも平均気温20℃に達しない奥日光など見所満載です。
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(2024/12/4更新)
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