四国香川県の中部に位置する善通寺市。弘法大師の生誕地とされる西院(御誕生院)を持つ「善通寺」の名前が、市の名前になっています。
善通寺市の玄関口で特急停車がする「JR善通寺駅」へのアクセスは以下の通りです。
JR岡山駅からは瀬戸大橋線を経由し「JR善通寺駅」まで約60分。
JR高松駅からは予讃線・土讃線で「JR善通寺駅」まで約60分。
高松空港からはバスで「JR琴平駅」まで約45分。「JR琴平駅」から「JR善通寺駅」はひと駅約5分です。
明治22年3月30日と記された建物財産標が存在する「JR善通寺駅」。明治20年代の建物財産票を持ち、現存する駅舎は全国でもわずかです。
国の登録有形文化財に登録「JR善通寺駅」。散策はここからスタートしましょう!
「JR善通寺駅」から徒歩約20分の所にある、真言宗善通寺派総本山。和歌山県の高野山、京都府の東寺と共に弘法大師三大霊場に数えられています。そして、四国八十八箇所霊場の第七十五番、真言宗十八本山一番札所にもなっています。
伽藍は創建地である東院と、空海生誕地とされる西院(御誕生院)に分かれていて、写真は東院にある南大門です。こちらから寺院に入ると、重要文化財に指定されている「五重塔」と、樹齢1000年以上と言われている楠木がお出迎えしてくれ、正面には善通寺の本堂(金堂)があります。お遍路さんだけではなく、四季を通じて参拝客が絶えない寺院です。
「JR善通寺駅」から徒歩約15分の所にある、讃岐宮香川県護国神社。
約1万200坪の広大な敷地を持ち、約4,600本の木々が植えられた緑の森に囲まれています。
讃岐宮香川県護国神社は明治維新以来、国のために命をささげた香川県出身の英霊が祀られています。金属製の神馬像や、日本一社交通神社や先賢堂、警察消防招魂社、遺品を展示した資料館などもあります。
また、讃岐宮の北側に隣接して、明治時代に活躍した軍人であり明治天皇の崩御の際に殉死した、乃木希典と静子夫妻を祭神として祀った乃木神社も隣接しています。
讃岐宮香川県護国神社から乃木神社へは、敷地内に通じる道を利用すれば楽に行き来できます。
総本山善通寺門前の「赤門筋商店街」の一角にある「赤門七佛薬師」。「乳薬師」とも呼ばれるこの薬師さんは、さすると母乳の出がよくなると言われ、母乳をかたどった「おっぱい絵馬」が母親の愛情が込められた言葉とともに奉納されています。
「おっぱい絵馬」は、「赤門七佛薬師」の前にある「赤門いっぷく亭」で販売されています。ボランティアスタッフが運営にあたり、「おっぱい絵馬」の他に物産の販売もあります。
JR善通寺駅からすぐ、善通寺市役所駐車場内にある「偕行社」(かいこうしゃ)。
「偕行社」とは明治10年に創立された陸軍将校の親睦及び学術研究を目的とする団体の名称です。当時、偕行社という名の建物は、代表的な師団が開設された場所に存在していました。
旧陸軍の第十一師団が明治29年に開設された善通寺。「旧善通寺偕行社」は、第十一師団の将校たちによって明治36年に竣工されたもので、現在では重要文化財の指定を受けています。
現在は結婚式やイベント会場として使用されている偕行社。市役所の駐車場内にある建物なので、市役所がお休みの日でも見学は可能です。
歩きやすい街と住みやすい街をコンセプトに都市開発を進めている、香川県善通寺市。歩道の整備も行きとどいているので、のんびりじっくり散策するには最適な街です。歩くのはちょっと大変・・という方には、本数は少ないですが無料の市民バスも利用可能です。詳しくは善通寺市HPをご覧ください。
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