20万本のスイセンがお出迎え!葛西臨海公園「水仙まつり」

20万本のスイセンがお出迎え!葛西臨海公園「水仙まつり」

更新日:2015/01/26 17:53

野山 苺摘のプロフィール写真 野山 苺摘 グルメライター、覆面調査員、推理イベント作家
東京都江戸川区の湾岸エリアにある葛西臨海公園では毎年「水仙まつり」が開催されています。23区内最大規模の広さを誇るスイセン畑では、5万球・20万本のニホンスイセンを鑑賞することができます。
「水仙まつり」期間中は公園正面からスイセン畑のある大観覧車周辺までが「水仙ロード」となり、この公園に訪れる人々の心を和ませてくれます。
満開のスイセンに囲まれて癒しの休日を過ごしてみてはいかがでしょう。

水仙の見頃に開催される特別イベント

水仙の見頃に開催される特別イベント

写真:野山 苺摘

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都内で海辺遊びの有名スポットの1つである葛西臨海公園。
この公園では毎年1月下旬から2月中旬にかけてスイセンの花が開花し、見頃に合わせて特別イベントも開催されます。
2015年の「水仙まつり」は1月10日(土)〜2月15日(日)まで行われていますが、満開のピークは2月を過ぎてからになるので、特別イベントは2月7日・8日の土日に催されます。

イベントの内容は様々で、ニホンスイセンについて樹木医の資格を有する職員やボランティアが説明をしてくれる「水仙ガイド」、江戸川区の新鮮野菜・小松菜うどん・花のポットなどの農産物販売、水仙コンサート、フラワーアレンジメント教室など盛り沢山です。

水族園の人気者「ペンちゃん・ガンちゃん」との記念撮影・大観覧車のマスコットキャラクター「ダイヤちゃん」との記念撮影・都立舎人公園のマスコットキャラクターとねりんのふわふわドームで遊べる「ふわふわとねりんで遊ぼう」・竹馬体験等、子供が楽しめるイベントも用意されています。

また、この公園はバードウォッチングの場としても有名なスポットであり、水鳥のクイズラリー・西なぎさ野鳥特別観察ガイド・野鳥のガイドツアー等に参加することもできます。

水仙の名所づくり事業を展開

水仙の名所づくり事業を展開

写真:野山 苺摘

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葛西臨海公園では公園の魅力アップのため、寄付金や下田市観光商工課・下田市観光交流課の厚意によりニホンスイセンの球根の寄付を受け「水仙の名所づくり」事業を行っています。
平成17年の寄付から徐々に規模が拡大し、葛西臨海公園のスイセン花壇は2800平方メートルの広さとなり、都内近郊でも有数の見どころとなりました。

ニホンスイセンは花の少ない冬から早春にかけて咲く多年草の球根植物で、房状に咲くことから房咲きスイセンとも呼ばれています。
一般的には白い花弁の一重咲きに黄色いカップが特徴ですが、中には八分咲きの花も見られるとのことです。

クリスタルビューには水仙を含む四季の花の展示

クリスタルビューには水仙を含む四季の花の展示

写真:野山 苺摘

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葛西臨海公園の一番海に近いエリアには、東京湾が見渡せるガラス張りのクリスタルビュー展望台があります。
スケルトンの廊下や、展望台からの眺めは絶景スポットとして有名になっていますが、実はこの建物の地下にも面白い場所があるのです。

地下1階に降りて右側のスペースには防災情報広場があり、震災の歴史などを学ぶことができ、左側には無料のカフェスペースがあります。
飲食物の販売は自動販売機のジュース・おかし・アイス等のみですが、座席数が多く広さも充分にあるゆとりある空間で、遊び疲れた身体を休めたりゆっくりくつろぐことができます。

そしてこのカフェスペースには葛西臨海公園の四季の風景写真が展示されており、その中には満開のスイセンと観覧車の写真もあります。

最後に

葛西臨海公園は日本一の大観覧車やマグロの回遊が見られる葛西臨海水族園、東京湾の干潟が体験できる人工なぎさ、バーベキューエリアなど、植物の鑑賞以外でも楽しめるスポットが沢山あります。

広い公園内を移動するのには、平日でも運行するトロッコ列車・パークトレインが便利です。
様々なエリアを眺めながら公園内を1周してみるのも有意義かと思います。

2月14日・15日のバレンタインの時期には葛西臨海水族園にて「大人のためのスイートツアー 海の中のオス♂メス♀事情」も開催されるので、水仙や花の鑑賞とセットで自然について学んでみてはいかがでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/02/21 訪問

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