写真:ザーカー 久美子
地図を見るクーバーペディは、「オーストラリアのヘソ」と呼ばれる巨大な一枚岩・エアーズロック(Ayers Rock)と、南オーストラリア州の州都・アデレード(Adelaide)のほぼ中間に位置します。
今からちょうど100年前の1915年、ひとりの少年がこの地でオパールを発見したことから、町の歴史は始まります。以来、オパールの産地として、世界に流通するオパールの約70%を産出しています。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る寒暖の差の激しい、砂漠気候の町では、オパール採掘場の跡地を利用した建物が多く、住居はもちろん、博物館や教会なども地下に作られています。
そして、今回ご紹介する宿「ザ・ルックアウトケーブ・アンダーグラウンドモーテル」も、もちろん採掘場の跡地に建てられており、「洞窟」暮らし体験ができます。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る1993年にオープンしたこちらの宿は、町にある宿泊施設の中で、最も高台にあります。そのため、屋上(というか丘の天辺)から、町を、そして地平線を360°見渡すことができます。
50mの高さの丘には、キノコのようにニョキニョキ生えているものが。これ、何だと思いますか?
写真:ザーカー 久美子
地図を見るそれでは、建物内をご案内します。
外の明るい陽射しが幻のごとく、薄暗い鍾乳洞のような通路。その長く続く廊下の両脇に、部屋が連なっています。脳内に映画「インディー・ジョーンズ」のテーマ曲が流れます……。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る部屋の扉を開けると、そこは、まさしくほら穴!ショベルカーで掘った跡がくっきりと残っている砂岩の壁は、触れるとチョークのような軽さがあります。
窓がないけど、換気は大丈夫なの?と思われる方もいるのでは。そうです、先ほどの丘に生えていたキノコ、それは、浴室の換気口だったんです。
真夏には50℃を超える町に順応した室内は、クーラーが要らないほどの快適さ。……なのですが、暑がりさんのために扇風機が用意されています(笑)
真夜中、部屋の電気を消すと、一気に闇が覆いかぶさって来ます。胎児が母のおなかで眠りをむさぼるように、静かに夜は更けていきます。
こちらのように、丘の横穴にある部屋のほか、地下25メートルにある部屋、そして、1970年代、実際に採掘者が暮らしていた「ダグアウト・ハウス(Dugout House)」に宿泊することができます。
ザ・ルックアウトケーブ・アンダーグラウンドモーテル(The Lookout Cave Underground Motel)
■住所:1141 McKenzie Close, Coober Pedy, South Australia, Australia
■電話:(08)8672-5118
※シャンプー&リンス、歯ブラシセットは、アメニティに含まれていないのでご持参ください。
世界でも珍しい、オーストラリア・クーバーペディの「洞窟ホテル」で、ほら穴生活を体験してみてくださいね♪
〈一旅一首〉
洞窟にいたなら会えないひとがいて光へむかった十月十日(とつきとおか)に
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(2024/10/16更新)
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