写真:まつり はるこ
地図を見るバリ島の中央部に位置する「ティルタ・エンプル(Puru Tirtha Empul)」は、10〜14世紀にバリを治めたワルマデワ王朝によって創建されたという、バリ島の中でも由緒ある寺院のひとつです。
2012年には、「パクリサン川流域の棚田の景観」のひとつとして世界遺産に登録。観光客にも注目されるようになりましたが、バリ・ヒンドゥー教の聖地として、敬虔な教徒たちが沐浴と参拝に訪れるという以前の姿は今も変わりません。
※ガイドブック等によっては「ティルタ・ウンプル」と記載していることもあります。
写真:まつり はるこ
地図を見るバリヒンドゥー教徒でない観光客でも沐浴体験をすることができます。ただし、沐浴には正式な手順と意味がありますので、必ずガイドの説明を受けながら行いましょう。ティルタ・エンプルにはガイドはいないので、ガイド付きのチャーターカーを利用するか、ティルタ・エンプルを巡る現地発着のツアーを利用されることをオススメします。
写真:まつり はるこ
地図を見る沐浴場の裏手には、こんこんと湧き出る聖なる泉があります。細かい砂を巻き上げながら湧き出る泉。透明度抜群の水中には藻がゆらゆらと揺れ、この水が豊富なミネラルを含んでいることを示しているようです。
この泉から湧く水には、無病息災のご利益があるといわれており、参拝がてらにペットボトルなどで水を持ち帰るローカルの姿が見られます。
写真:まつり はるこ
地図を見るティルタ・エンプルは現在でもバリ・ヒンドゥー教の寺院として多くの信徒が集まる場。独特な祈りの場面に出くわすことも少なくありません。厳粛な儀式を執り行うエリアなどは、観光客の立ち入りを規制しているところも。立ち入りエリア外での撮影や見学はしないように注意しましょう。
写真:まつり はるこ
地図を見るティルタ・エンプルは決して大きな施設ではないので、ゆっくり回っても所要時間30分程度。沐浴を体験する場合でも、1時間ほど見ておけば大丈夫です。写真の門をくぐって進んでいくと、参道のお土産物屋さん街に進みますが、クタなどの繁華街の物売りとは違い比較的良心的で押し売り行為もなのでご安心を。
観光客が使いやすい公共交通機関のないバリ島での観光は、タクシーや専用車をチャーターするか、主だった観光名所を回る現地発着の1デイツアーへ参加するかのいずれかがメインとなります。
タクシーやカーチャーターの場合は、同じく「パクリサン川流域の棚田の景観」として世界遺産に登録された「ゴア・ガジャ」「イェー・プル」「テガラランのライステラス(棚田)」などと一緒に見学すると効率よく回ることができます。
また、山間の観光地・ウブドや景勝地・キンタマーニ高原などにも近いので、少し足を伸ばしてみるとより楽しめるでしょう。
ティルタ・エンプル
拝観料:15,000インドネシアルピア(約150円)
時間:9時〜17時
ニュピや宗教行事のため入場制限のある日あり
※生理中の女性は入場できません。
※キャミソールなどの露出の高い服装は避け、ショートパンツやミニスカートの際は、貸し出し用サロンを巻いてから入場すること。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/5更新)
- 広告 -