写真:まつり はるこ
地図を見る「バリ プリナ(Bali Pulina)」は、テガラランのライステラス(棚田)から、バリ有数の景勝地・キンタマーニ高原へ抜ける山道にポツンとある観光農園です。写真のような風情あるエントランスを抜け階段を上っていきましょう。園内は農園となっていて、コーヒーだけでなくバニラなどの植物が大切に育てられています。
写真:まつり はるこ
地図を見る農園を抜けると、ジャコウネコ(写真)がお出迎えしてくれます。ジャコウネコはコーヒーの実が大好物。ジャコウネコのお腹に入ったコーヒーの実は、果肉だけが消化され、芯の部分に当たるコーヒー豆は未消化のまま排泄されます。ウンチとなって出てきたコーヒー豆をキレイに洗い、乾燥させるなどの工程を経てコピ・ルアックが完成するのです。
ちなみにインドネシア語で「コピ(Kopi)」はコーヒー、「ルアック(Luwak)」はジャコウネコ……そのままですね(笑)。
「バリ プリナ」でも数頭のジャコウネコたちがせっせとコーヒーの実を食べ、せっせと排泄しています。工程に関する説明は、「ウンチョ」という日本語らしきものを時折織り交ぜつつ、スタッフが流暢な英語で行ってくれます。
写真:まつり はるこ
地図を見る「バリ プリナ」では、長い工程を経て出来上がった豆を炒る、潰すといった作業のデモンストレーションを見学することができます。ザッザッと小気味よいリズムで炒られる豆。芳醇な香りが辺りを包み始めます。
コピ・ルアックは、ジャコウネコの体内細菌による発酵や、消化酵素の働きによって独特な香りを持つといわれています。
写真:まつり はるこ
地図を見るカフェスペースに進むと、「バリ プリナ」で取り扱っている8種類のコーヒー、紅茶の試飲セットが提供されます(すべて無料)。バリの代表的なコーヒーである「コピ・バリ」や「チョコレートコーヒー」「ジンジャーコーヒー」など、個性的なラインナップです。
コピ・ルアックは有料ですが、なんと500円ほど。日本で飲むと1杯7,000円ほどすることもあると思えば、かなりの格安です。お味はといいますと、コピ・バリよりもまろやかで飲みやすく芳醇な香り。お土産話にもなるのでぜひチャレンジしてみてください!
写真:まつり はるこ
地図を見るカフェからは緑豊かなライステラス(棚田)を眺めることができます。観光農園とはいえ、開放感抜群で腰を落ち着けてゆっくりできるくつろぎの空間。コピ・ルアックと共に、絶景も楽しみましょう。
お土産コーナーでは、試飲した8種類のコーヒー、紅茶の他、コピ・ルアックの豆も販売しています。コピ・ルアックは島内のスーパーマーケットなどでも販売していますが、「バリ プリナ」は機械に頼らずすべて手作業で作っているという違いがあるとのこと。100グラムで4,000円ほどと少々お高いですが、お土産にもオススメです。
バリ島内には、コピ・ルアックの製造工程を見学したり、実際に飲んだりできる観光農園がいくつかあります。ただあまり清潔とはいえなかったり、遠かったり、帰りに強引にコーヒーを売りつけてきたりと、観光客にとってあまりいい思い出にならない所も、残念ながら少なくありません。
その点、ご紹介した「バリ プリナ(Bali Pulina)」は、バリ島の山間の観光地・ウブドにもほど近く、バリ有数の景勝地・キンタマーニ高原や、テガラランのライステラスといった観光地からのアクセスもよく、島内観光に組み込みやすいのが魅力。また、カフェやトイレも清潔で、お土産の押し売りもないので、日本人にとっても訪れやすいところです。
コーヒー好きな方はもちろん、そうでない方も、バリ島でコピ・ルアックをぜひ体験してみてください!
■バリ プリナ(Bali Pulina)
住所:Br Pujang Kelod Desa Sebatu, Kecamatan Tegalalang, Bali, Indonesia
電話番号:878-6224-0233
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(2023/11/28更新)
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