写真:東郷 カオル
地図を見る古くて新しい京都。それを象徴するかのように、お寺の境内にオシャレなデザインショップ「D&DEPARTMENT」がオープンしました。
場所は四条烏丸から徒歩5分の本山佛光寺。お寺の中のデザインショップだなんて、さぞかしひっそりと営業されているのだろうと思いきや、佛光寺の入口には割と目立つ「d」の看板が。
落ち着いたお寺の前にあると、小さな白い看板は目立ちます。不思議そうに中に入っていく方も。
今回はこの本山佛光寺の境内にある「D&DEPARTMENT」の、素敵な京都の逸品の数々をご紹介いたします。
写真:東郷 カオル
地図を見る境内にあるショップがあるのは新たに建設された建物ではなく、もともとは「和合所」と呼ばれていた建物。お寺の雰囲気を壊すことなく、どことなくオシャレな感じがする外観です。入口は自動ドアでもガラスのドアでもなく、昔ながらの引き戸になっていて、この引き戸の重みがなんとも心地良く、おしゃれな「和」の空間への入口を上手く演出しています。
内装は無駄な装飾のないすっきりとした雰囲気ですが、どことなく温もりの感じる空間。畳の部屋も展示に利用されており、空間に奥行きが感じられるデザインです。
写真:東郷 カオル
地図を見る店内には京都の老舗の商品が揃っており、今までは錦市場や寺町へ、一店舗一店舗買い揃えに歩かないといけなかったものがズラリ。
例えば写真左に写っている村山造酢の「千鳥酢」。千鳥酢の創業は江戸享保年間ということですから、ざっと300年ほど前からあるお酢です。京都の料亭やお寿司やさんで使われているこのお酢は、まろやかな口当たりが特徴で、お酢独特のあの「ツン」とした刺激があまり感じられません。京料理には欠かせない逸品。自宅で使えばいつものお料理がちょっとはんなりとした京風に早変わり。
錦市場まで買いに行かなくても、こんなオシャレな静かなショップで買えるとは…!有難いですね。サイズは2種類あります。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらも人気。お茶のコーナーです。特筆すべき点は、いくつもの京都の老舗のお茶が、こちらでは肩を並べて売られているということ!丸久小山園、柳桜園、一保堂、蓬莱堂。もう寺町通りまで行って一店舗一店舗品定めしなくても済みます。
時間がある時はお店で買うのも楽しいですが、このように一気に色々なお店のお茶を見定められるのは有難いですね。
一保堂はご存知の方も多いと思いますが、柳桜園も美味しいお茶が揃っています。古くから茶道の三千家御家元もご贔屓にされる老舗です。
写真:東郷 カオル
地図を見る次に京都の工芸品をご紹介しましょう。
見た目にもかわいく実用性もあるのが鈴木松風堂の和紙で作られた容器。カラフルでお土産にも喜ばれます。もっと多くの商品が見たければ、井筒屋町のお店に行ってみるのも良いでしょう。
是非手にとってご覧いただきたいのが、写真の森木箱店の木箱。蓋を開けてみて閉めてください。まるで木と木が吸い付くようなフィット感に感動すること間違いなしです!派手ではありませんが、日本の技術の細やかさを改めて体感できる商品です。
店内には今回ご紹介しきれなかった京都の素晴らしい商品がまだまだ沢山あります。調味料や陶器、花札など、傍にあるとふとした時に京都を感じられるような商品で溢れています。
また、隣の建物はカフェになっており、落ち着いた雰囲気の中でホッと一息つけるスペースです。
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(2024/12/13更新)
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