1日攻略!ラオスの首都「ビエンチャン」観光ハイライト

1日攻略!ラオスの首都「ビエンチャン」観光ハイライト

更新日:2015/02/24 15:00

東南アジアの中で唯一、海を持たず国土の約70パーセントが山間部を占める緑豊かな国ラオス。2000年代に入り観光産業に注力し、今では年間300万人以上の外国人観光客が訪れるようになりましたが、あまりよく知らないことも多い国ではないでしょうか。

そんなラオスの観光の出発点ともいえる首都「ビエンチャン」の観光スポットを、まるっとご紹介します!

実はまだ未完成!?パリの凱旋門を模した「パトゥーサイ」

実はまだ未完成!?パリの凱旋門を模した「パトゥーサイ」
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首都ビエンチャンで一番の大通り、迎賓館からまっすぐ伸びるラーンサーン通り(Lane Xang R.d.)を、パリのシャンゼリゼに見立て凱旋門(がいせんもん)を参考に建てられたのが、街のシンボルともいえる「パトゥーサイ(Patuxay)」です。ラオス語で「勝利の門」を意味するこの建物は、戦没者慰霊のために1960年代に建設が始まりました。しかしあと一歩のところで財政難に陥り、残念ながらいまだ未完成。それがまた味わい深い雰囲気を醸し出しています。

建物内は未完成感満載の中途半端な雰囲気に、これまた雑多な感じのお土産屋さんが軒を連ねています。塔の上からは、360度に広がるビエンチャンの街風景を見られます。

■パトゥーサイ(Patuxay)
営業時間:8:00〜12:00、13:00〜16:00
入場料:3000KIP

いつか世界遺産に?「タート・ルアン」

いつか世界遺産に?「タート・ルアン」
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ラオス紙幣にも印刷され、ラオスに存在する寺院のなかでも象徴的存在の大仏塔「タート・ルアン(Pha That Luang)」。黄金色に輝くその姿は、優美でもあり厳かでもあり、見る者の目を惹きつけて止みません。その始まりは遥か昔の3世紀頃。石造りの小さな仏塔に、釈迦(しゃか)の胸骨や頭髪を納めたといわれています。

「タート・ルアン」へ足を踏み入れたら、入り口の脇にある箱(Donation)におさい銭をお供えし、お線香を3本、花とろうそくを1本ずつ手に取ります。ろうそくをともしたら、その火を用いてお線香をともし、花とお線香を持って仏塔を中心に静かに左周りに3周します。最後に仏様の前で、花とお線香をお供えし、お祈りをしてみてください。

また「タート・ルアン」は、現在ラオスの暫定リスト(世界遺産の候補)に記載されています。いつか世界遺産になるかもしれないですね。

■タート・ルアン(Pha That Luang)
拝観時間:8:00〜12:00、13:00〜16:00
入場料:5000KIP

ラオス最大のマーケット「ノング・チャン市場」

ラオス最大のマーケット「ノング・チャン市場」
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街の中心に位置する、タラートサオ・バスターミナル(Talat sao Bus Terminal)は、ビエンチャン市内を走る循環バスや、お隣タイへ行く国際バスを利用する人々で常に賑わっています。そのバスターミナルを取り囲むように、ラオスで一番大きい「ノング・チャン市場」が広がっています。

ラオス中の食材や衣服、薬木や生活用品などが所狭しと並べられた市場内。一歩足を踏み入れれば、複雑怪奇な道が待ち構え、まるで迷路を攻略しているかのようです。ラオスの人々の生活風景を垣間見られる不思議な空間に、ぜひ足を運んでみてください。

■ノング・チャン市場
営業時間:早朝より16時頃まで

国内最古の寺院「シーサケット寺院」

国内最古の寺院「シーサケット寺院」
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1818年、アヌーウォン王によって建立された「シーサケット寺院(Wat Sisaket)」は、ビエンチャンの最も古い寺院です。1828年にシャム(タイ)の侵攻で、ビエンチャンにあったほとんどの寺院が破壊されるなか、バンコク様式(ラタナコーシン美術様式ともいわれる)を本堂の一部に取りれた、この寺院だけが破壊を免れました。

小さな本堂を中心に張り巡らされた回廊には、大小さまざまな仏像が、10,136体も安置されています。一見すると茶色い土壁が質素な雰囲気を持つ回廊ですが、現在は壁の修復作業が始まっており、一部の壁では色鮮やかな色彩がよみがえっています。

■シーサケット寺院(Wat Sisaket)
拝観時間:8:00〜12:00、13:00〜16:00
入場料:5000KIP

メコン川沿いの公園はビエンチャンっ子のデートスポット

メコン川沿いの公園はビエンチャンっ子のデートスポット

提供元:遠藤隆尚

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日中の暑さも和らぐ時間帯になると、どこからともなくメコン川沿いの公園に人々が集まってきます。川沿いに広がる公園は、メコンに沈む夕陽を見る絶好の鑑賞スポット。みな、思い思いの過ごし方で夕陽が沈むのを眺めています。

そして日が沈む頃には、公園はナイト・マーケットへと姿を変えます。たくさんのお店が連なっているので、じっくりとお目当てを探してみてください。値引き交渉もナイト・マーケットの醍醐味です。安くてかわいいラオス土産をゲットしてください。

ラオス旅行の起点ともなる首都「ビエンチャン」は自転車で効率よく!

ラオスの首都「ビエンチャン」の魅力を、ハイライトでお伝えしましたが、これはまだほんの一部。ほかにも博物館や色彩豊かな寺院、おいしいラオス料理はもちろん世界各国料理店など、たくさんの魅力がギュッとつまっています。首都といっても、それほど大きい街ではないので、自転車をレンタルして回るのがよいでしょう。

東南アジアのほかの国と比べると、慌ただしい様子もなく、ゆったりとした時間が流れる国ラオスで、今は薄れつつある「東南アジア」らしさを満喫してみてください。

*ラオスの寺院や博物館、観光スポットの多くはお昼休みがあります。事前に営業時間を確認するかお昼(12:00〜13:00)は避けた方が、2度手間にならずよいでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/27−2015/01/31 訪問

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