写真:大宮 つる
地図を見る伊香保温泉のシンボル“365段”の石段最上階にご鎮座するのが、「伊香保神社」です。南に榛名山、北東には越後連山を眺望できる位置にあります。
伊香保神社は垂仁天皇朝時代(紀元前29〜70年)の開起と伝えられており、2000年以上の歴史をもちます。365段の石段のフィニッシュとして、まずは「伊香保神社」に足を運んでみましょう!
写真:大宮 つる
地図を見る伊香保神社のご祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の2柱です。
上野国(現在の群馬県)の一宮は「貫前(ぬきさき)神社」、二宮は「赤城神社」ですが、こちらの「伊香保神社」は三宮の神社として、群馬県内でも格式の高い神社となります。
お祀りされているご祭神のご神徳から、縁結びや子宝、安産、子育て、家内安全、商売繁盛、病気平癒などのご利益があるとされています。とくに、子宝の神様がお祀りされているとして有名な神社なんですよ。
写真:大宮 つる
地図を見る伊香保神社を参拝したら、ぜひ、ご本殿(拝殿)の左側に「湯元通り」へ続く道がありますので足を運んでみましょう。
少し歩くと下り坂があります。冬ですと雪が積もっていることもあると思いますので、足元にじゅうぶん気をつけて歩くようにしてくださいね。
標識にしたがい、湯元通りをしばらく歩いていると、真っ赤な色が眩しい「河鹿(かじか)橋」があります。こちらの橋は、『千と千尋の神隠し』の湯屋の前にあった赤い橋のモデルになったそうです。それから、橋の下に流れる川の色を見てみると、茶褐色に色づいているのも見ものです。
また、秋は紅葉が美しいスポットとしても知られています。10月末から11月上旬には、あわせてライトアップが行われます。冬は冬で、赤い橋と白い雪とのコントラストが美しいですよ!
写真:大宮 つる
地図を見る河鹿橋を眺め、左側の道を歩いて行くと、「伊香保温泉飲泉所」があります。
伊香保の湧水スポットはいくつかあり、“神様の力が宿る水”として人気があります。そのうちの1つが、ここの「伊香保温泉飲泉所」。こちらの源泉は“第5号泉(伊香保温泉)”と呼ばれ、泉質としては単純温泉(弱酸性低張性温泉)となります。
飲用の適応症は、痛風および尿酸素質、慢性アレルギー性疾患、肥満症、鉄欠乏性貧血症、慢性便秘とのこと。飲用にあたっては注意事項がありますので、ご確認のうえ、飲用するようにしてみてくださいね。
伊香保温泉の源泉は鉄分が多いことから、実際ににおいを嗅いでみると、かなり“鉄臭”がします……!
写真:大宮 つる
地図を見るさらに歩を進めると、伊香保温泉の源泉地の横にある露天風呂「伊香保温泉露天風呂」があります。伊香保温泉観光協会直営のお風呂です。こちらの温泉は黄金の湯の源泉かけ流しで、“子宝の湯”、婦人病にも効くとして、多くの人に親しまれています。
ここの源泉が伊香保の石段街の温泉地に引かれていますので、より源泉を堪能したいということでしたら、こちらの露天風呂オススメです! 景色を眺めながら、ゆっくり秘湯につかってみてくださいね。なお、男女別の露天のみで内風呂はありません。
【料金】大人450円、小学生以下200円
【定休日】第1・3木曜日
【営業時間】4月〜9月:午前9時から午後7時
10月〜3月:午前10時から午後6時
群馬県伊香保温泉「湯元通り」の魅力をご紹介しまいしたが、いかがでしたか?
伊香保温泉露天風呂と同じ敷地内には、「日本の温泉医学の父」として知られているベルツ博士の胸像や、伊香保温泉の源泉を眺めることができるガラスのドームがありますので、そちらも見物してみましょう!
こちらまで伊香保神社から徒歩で来れますが、車の場合は、河鹿橋駐車場(30台分・無料)がありますので、そちらに停めると便利です。駐車場からですと、徒歩数分でつきます。
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この記事を書いたナビゲーター
大宮 つる
青森生まれ・静岡育ち。神奈川・東京を経て、現在、さいたま住まい。神社仏閣やパワースポット、珍スポットなど地域の魅力を発掘し、お伝えしていきたいと思います。元気な男児の子育てに奮闘中。台湾が好きでよく行…
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