「コピティアム」とは、コーヒーやシンガポールの伝統的な朝食を出すお店のこと。
「キリニー・コピティアム」は支店がいくつかありますが、地元民が集まる本店のキリニーロード店をおすすめします。
ローカルの人達と一緒にシンガポール名物「カヤトースト」の朝食をいただきましょう。
カヤトーストを出すコピティアムが連なっている一角にキリニー・コピティアムはあります。観光客が行き来する通りから少しはずれているものの、お客がお店からはみ出るほど並んでいるのですぐわかります。
キリニー・コピティアムでは「カヤトースト」という名前ではなく、メニューには「Bread Toast」と表示されているので、そちらを注文しましょう。
カヤトーストとは、ココナッツミルクと砂糖などで作られたカヤジャムとバターをトーストしたパンではさんだもので、半熟の卵につけながら食べます。
甘いカヤジャムとバターの味が口の中で「甘しょっぱい」風味が広がります。
このままで食べてもよいですが、半熟卵に醤油をすこし入れ、混ぜたものにつけて食べるのがローカル流。
バターとは少し異なるしょっぱさがと卵のまろやかさで味が変わり、なんともいえない味わいが口の中に広がります。卵好きにはたまらない朝食メニューなのです!
定番中の定番、ホーカーズで食べるチキンライスも外してはならないグルメです。
ホーカーズは「屋台村」のことで、シンガポールでは移動式ではなく常設されています。
安価でボリュームのある食事が食べられるということで、地元民や観光客でいつも大賑わい。
チキンライスで有名なホーカーズのお店は、チャイナタウンのマックスウェル・フードセンターにある「天天海南鶏飯」です。
お昼の時間帯はフードセンター自体が混んでいますが、天天海南鶏飯の周辺は大混雑していて、30分待ちがあたりまえ。
しかし、待つだけの価値がここのチキンライスにはあります!
チキンは柔らかく煮こまれ、そのゆで汁で炊いたご飯には鶏のだしがたっぷり含まれていています。上からかけたタレと一緒に食べるとどれもおいしい!
チリソースをトッピングすれば一気にアジアン風に変わりますが、どちらの食べ方でも絶品です。
おいしいだけでなく写真の1人前サイズでボリュームもあり、$3.5というリーズナブルな料金というのも屋台村ならではです。
何人かでシェアして他の料理も食べるという楽しみ方もできるのでホーカーズはとてもおススメです。
最後はシンガポールの繁華街であるオーチャードにあるチキンをご紹介。
天天海南鶏飯とはまた一味違ったチキンが味わえます。
オーチャードはショッピングセンターやハイブランドが集まるデパートが集中しているエリア。
パラゴンというショッピングセンターの地下2階にある「スープレストラン(三盃雨件)」は薬膳スープのお店ですが、ジンジャーチキン(三水姜茸鶏)が名物料理になっています。
ジンジャーチキンはソースをたっぷりつけてからレタスに巻いていただきます。
柔らかいチキンに生姜がぴりりときいたソースが合う!
生姜だけではない、いろいろな風味が広がるソースは、薬膳のお店というだけあって体に良いものが含まれているのでしょう。食べているだけで薬膳の恩恵にあずかれる気分です。
生姜の味がしつこくなく、さっぱりとした味なのでいくらでも食べることができ、食がすすみます。
ジンジャーソースはお店で瓶詰めされたものが売っていますので、お土産にもぴったりですよ。
スープレストランはチャンギ空港にも出店しているので、シンガポール滞在中に時間が無くて立ち寄ることができなかった場合は、この空港店に行くのもよいでしょう。
薬膳の世界では、生姜には体を温める効果があるといわれています。
冷房が効きすぎるくらいの空港での最後のシンガポールご飯にもジンジャーチキンはおススメです。
中国やマレー系の要素も入っているシンガポールではまだまだ紹介しきれない「シンガポール飯」がたくさんあります。
スパイスがきいたカニ料理「チリクラブ」、大きな魚の頭が入る「フィッシュヘッドカレー」、甘辛いヌードル「ラクサ」などローカルフードだけでなく、高級ホテルへではアフタヌーンティーやハイティーも楽しめます。
観光地として人気のシンガポールですが、「シンガポールを食べつくすグルメ旅」をテーマに旅してみるのはいかがでしょうか?
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