写真:村松 佐保
地図を見る「江戸みやげ屋たかはし」は、地下鉄の清澄白河(きよすみしらかわ)駅A3出口から左手に100メートルほど進み、深川江戸資料館通りを曲がるとすぐ右手に見えます。
『 店の中 いつみるの 今でしょ 日本一まずい佃煮でごめん 』
なんて書かれた横断幕に笑っちゃいます。そんなお茶目な店主と奥様ですが、とても研究熱心です。写真の玉すだれも、すべて一から考えだし試行錯誤を繰り返しながら手作業で作り上げてきました。そして南京玉すだれの芸もご自分で勉強され、お願いすると、威勢良い掛け声とともに玉すだれをおもむろに取り出し、
「アァン、さて、さて、さてさてさてさて……富士山……」と素晴らしい芸を見せてくださいます。
ぜひ下町の人情あふれるみやげ屋をのぞいてみてください! 店の詳細は、下記MEMOの江戸みやげ屋たかはしをご覧ください。
写真:村松 佐保
地図を見る「江戸みやげ屋たかはし」は、1988年に浮世絵手ぬぐいたった一つのお土産から出発しました。長い年月にわたり、ご夫婦で力を合わせて頑張ってこられました。毎日コツコツと、江戸の深川という趣ある町に合ったお土産を見つけに方々を歩き回りました。今でも大勢のお客様の笑顔がこぼれるようなお土産を探し続けています。
にぎやかに店頭に並ぶ着物姿の人形やのぼりを見ながら店内に足を踏み入れると、ビックリ! 写真のようにずらりと並んだ江戸が香る盛りだくさんの小物やおやつが並んでいます。
何種類ものせんべい、けん玉や紙風船、だるま落としや独楽、和風柄の民芸手ぬぐいや、手作り玉すだれ、ほかにも数えきれない品々が並べられた店内は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようです。
写真:村松 佐保
地図を見る“深川めし”はその名のとおり深川の名物ですが、江戸時代深川地区は漁師の町として栄えていました。特に良質のあさりやカキが沢山捕れたため、それらが深川名物とされていたのです。
農林水産省郷土料理100選のひとつである深川めしは、もともとはざっくりと切った葱と生のあさりを味噌で煮込んで、熱いご飯にかけて食べた、漁師の知恵が生んだ一品です。
ご主人が工夫を重ねて作り上げたオリジナル、炊き込みご飯の素“深川めし”は、米を炊くときに素を入れて炊き上げるだけで美味しい深川めしが出来上がります。上品な味わいが癖になり、リピーター続出です。
写真が深川めしの素ですが、外国の方にも分かるように、英語で書かれた作り方が貼られています。ここでしか買えない“深川めし”をぜひ味わってみてください。
写真:村松 佐保
地図を見る店の奥には、昔懐かしい駄菓子が所狭しと並んでいます。学校が終わると、店の中は子どもたちの姿でいっぱいになります。みんな、おじさんとおばさんが大好きです!
10円、20円……ときっちりと分けられて並んだお菓子に子どもたちの目はキラキラと輝きます。おばさんは、買ったお菓子の金額を子どもたちに計算してもらいます。そしておつりがいくらになるのかも。
計算が苦手でも、おばさんに教わりながら頑張ります。計算ができたとき、おじさんとおばさんにたくさん褒めてもらえた子どもたちは嬉しそう! 彼らにとってはまるで第二の我が家です。
知らないことを教えてくれる、いけないことをしたら叱ってくれる、そしてできたときには一緒になって喜んでくれる、そんなご夫婦の愛情が詰まった店内は、子どもたちの笑顔でいっぱいになります。
ふるさとに帰ってきたようにホッとできる、「江戸みやげ屋たかはし」はいかがでしたでしょうか。ご夫婦のあたたかいおもてなしの心がぎっしりと詰まった店内で、どこか懐かしい時間を過ごしてみませんか。心がシワッと温まります! “深川めし”の素や、珍しいみやげを求めて、そして何よりすてきなご夫婦に会いに、ぜひ「江戸みやげ屋たかはし」を訪れてみてください!
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
村松 佐保
大自然に惹かれて、東京から群馬県の嬬恋村に移住しました。私の住まいは村の南部で、長野県寄りの標高の高い地域です。周囲には豊かな自然が広がり、四季の移り変わりを肌で感じる日々を送っています。鴬のさえずり…
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