エクアドルのピカソ『グアヤサミン』。南米の革命と原住民の歴史に出会う

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エクアドルのピカソ『グアヤサミン』。南米の革命と原住民の歴史に出会う

エクアドルのピカソ『グアヤサミン』。南米の革命と原住民の歴史に出会う

更新日:2015/01/29 17:25

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表

独特の表現方法で描かれた“手”が印象的で、悲しみに満ち、恐ろしくも見えるのに、平和を訴えかけてくる不思議な絵画。描くのは、南米を代表するエクアドル人画家、オズワルド・グアヤサミン(Oswald Guayasamin)です。これまで目にした事のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
エクアドルの首都キトで、ぜひ訪れて頂きたい彼の不思議な美術館と、一般公開されているアトリエをご紹介します。

オスワルド・グアヤサミンとは

オスワルド・グアヤサミンとは

写真:市川 芽久美

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オスワルド・グアヤサミン(Oswaldo Guayasamin)は、エクアドルのキトに生まれ(1919-1999年)、先住民インディヘナの血を引いています。
先住民の迫害による苦しみ、怒りなどの表現を独自のタッチで作品を数多く生み出し、社会的に立場の弱い人達をテーマにした絵画や彫刻が多くみられます。
また、社会主義を目指す政治家や活動家とも交流があり、キューバの革命家フィデル・カストロ(Fidel Castro)の肖像画を描いたり、他にもベトナム戦争やパナマ紛争、広島と長崎の原爆に関する作品も残しています。

一般公開されているグアヤサミンの邸宅

一般公開されているグアヤサミンの邸宅

写真:市川 芽久美

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現在、グアヤサミンの暮らした家兼アトリエが公開されています。
今でも彼が生活しているかの様な部屋やアトリエには、所持品、画材などがそのまま残されており、彼のコレクションでもある、エクアドル出身のアーティストの作品や美術品も沢山飾られています。まるで宝箱の中にいるようです。
大きなこの家の壁には、グアヤサミンの作品が各所に飾られ、この家自体が美術館にもなっています。

邸宅にある庭からキトを一望

邸宅にある庭からキトを一望

写真:市川 芽久美

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小高い丘の上に立つグアヤサミンの邸宅には、広い庭園やテラスがあり、ここから一望出来るキトの街並みもまた格別です。
緑あふれる庭園の中にある彼の彫刻や、景色を眺めを楽しむことの出来るカフェも併設されています。

教会と呼ばれるグアヤサミン美術館

教会と呼ばれるグアヤサミン美術館

写真:市川 芽久美

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彼の邸宅の隣には、『人間教会(カピージャ デル オンブレ - Capilla del Hombre)』と呼ばれるグアヤサミン美術館が建っています。
グアヤサミン自身が監修し建てられたこちらの美術館、1階の中心には燃え上がる炎をモチーフにしたモニュメントがあり、2階が吹き抜けになって、天井まで突き抜ける様な圧巻のデザインの建物です。
高い天井と広いスペースで、どっぷりと彼の作品に浸る事が出来る造りにもなっています。

いたるところに彼のメッセージがあります

いたるところに彼のメッセージがあります

写真:市川 芽久美

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現在は、グアヤサミンの親族により管理されているこちらの施設。
隅々まで手入れが行き届き、ゆっくりのんびりしたい美術館です。
建物の壁には彼の作品だけでなく、彼が残した以下の様な言葉なども所々に施されています。

『僕は両足のない子供を見るまでは、自分に靴がないと言って泣いていたんだ(オズワルド・グアヤサミン)』

グアヤサミンの故郷で彼の作品に浸る

心行くまでグアヤサミンの世界に浸かる事のできるグアヤサミンの邸宅と美術館。是非彼の育った土地エクアドルのキトで、見る者に確実に訴えかけてくる作品を鑑賞してみてください。

開館時間: 火曜日〜日曜日 10:00 〜17:00
閉館日: 月曜日・祝日
入館料: 大人 6ドル/12歳以下無料
*日曜日は無料になります。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/10−2015/01/11 訪問

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