写真:渡部 洋一
地図を見る全部で30を数える世界遺産を持つマカオですが、この街の名前を聞いて多くの人が思い浮かべるものは、やはり「カジノ」でしょう。
マカオではかつて国内の一社独占だったカジノ経営権を2001年に外資企業にも解放すると、アメリカやオーストラリア等の企業が続々と参入。以後その規模を拡大し続けているマカオのカジノは、カジノ産業全体売上げ約5兆4100億円という、なんとラスベガスの約7倍の売上げを誇る「世界一のカジノ」へと急成長を遂げました。
フジテレビの人気番組「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」(1月21日、1月28日放送回)でも取り上げられた、今世界中から注目を集める一大エンターテイメントスポットです。
マカオの放つ東洋のエキゾチックな空気の中を、あなたも歩いてみませんか?
写真:渡部 洋一
地図を見るマカオを訪れたのなら、もちろんカジノを楽しみたいところですが、実はマカオのカジノはその派手に輝く外観を眺めるだけでも十分に楽しめます。
写真は、マカオのシンボルとも言える「グランド・リスボア」。2008年オープンのマカオを代表するホテルです。マカオの中心地にドーンと聳えるこの高さ261メートル、53階建ての超高層ビルは、マカオのカジノの発展を象徴するランドマークとなっています。
超近代的でスタイリッシュな独特のデザインは、蓮の花をイメージしたもの。建物下部のドームが大規模なカジノ、その上のタワー部分がホテルとなっています。
日中、南国の強い陽射しを受けて眩しいほどの黄金に輝くグランド・リスボア。その威風堂々とした圧倒的な勇姿には、「カジノの王様」といった風格が漂っています。
ちなみに、現在のマカオの「王様」に相当するのは、マカオ特別行政区行政長官である崔世安(サイセイアン)氏です。
写真:渡部 洋一
地図を見る夜、グランド・リスボアの斬新なデザインが、色鮮やかなネオンの光によって闇に浮かび上がります。約50万個もの発光体によってライトアップされるグランド・リスボアの姿は、まさに21世紀に現れた蓮の花!刻々と色を変えるカラフルなネオンに、いつまでも目を離すことができません。
グランド・リスボア以外のホテルのネオンも、皆争うように煌びやか。一ヶ月に5000万円以上の電気代をかけるホテルもあると言います。
夜のマカオの華やかさは、マカオのみならずアジアの発展の象徴とも言えるかもしれません。
写真:渡部 洋一
地図を見る高さ261メートルというグランド・リスボアのタワーは、マカオの街の至る所から眺めることができます。マカオ中から見えるその存在はまさにマカオのランドマークであり、迷路のように道が張り巡らされる複雑なマカオの街歩きをする上で、絶対的な目印でもあります。マカオの街で迷っても、グランド・リスボアに向かって歩いて行けば、中心地に戻ることができるのです。
写真は、世界遺産でもある聖ポール天主堂跡から見たグランド・リスボア。夜の街でも、その光は街の中心地の場所をはっきりと示しています。
写真:渡部 洋一
地図を見るここまでグランド・リスボアを紹介してきましたが、もちろんその他にも有名なカジノホテルがいくつもあります。
写真は、「ホテル・リスボア」。マカオの老舗ホテルとして、知名度はグランド・リスボアに負けていません。
グランド・リスボアの超近代的なデザインに対して、こちらは老舗らしく日本風に言えば「昭和的」な趣のあるネオン。東洋の雰囲気をより強く醸し出しています。
カジノを体験する場としては、グランド・リスボアよりもミニマムベット(最低掛金)が小さいホテル・リスボアは、カジノ初心者にオススメです。
旅行好きに愛読者の多い小説「深夜特急」で沢木耕太郎氏がカジノに没頭したのも、ここホテル・リスボアと言われています。
いかがでしたか?
今回はカジノの華やかな外観にスポットを当ててご紹介しました。
もちろん、「せっかくマカオに来たのだからカジノを楽しみたい」と思う人も多いことでしょう。そんな人も、カジノで一勝負ついた後は、煌びやかなビルを見上げてみてください。
その時あなたの目に流れているのが嬉し涙でも、はたまた悔し涙だとしても、滲んだネオンの光の美しさは、きっと忘れられない思い出となるはずです。
もちろん、カジノをやらない人にとっても、その外観の眩い煌めきはマカオの旅の素敵なハイライトとなることでしょう。
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(2024/10/14更新)
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