群馬・前橋はもうひとつの舞台!「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」

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群馬・前橋はもうひとつの舞台!「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」

群馬・前橋はもうひとつの舞台!「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」

更新日:2015/02/02 12:16

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」もうひとつの舞台が群馬にあることをご存じですか?ヒロイン杉文の2番目の夫・小田村伊之助(のちの楫取素彦)は吉田松陰の盟友として松下村塾を託された人物ですが、明治維新の後、第二次初代群馬県県令として群馬の教育・産業の振興に尽力しました。
この舞台となる前橋では「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」がオープン。今回はその大河ドラマ館と、あわせて訪れたい楫取素彦ゆかりの地をご紹介します。

群馬・前橋に「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」オープン!

群馬・前橋に「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」オープン!

写真:下川 尚子

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「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」があるのは、群馬県庁昭和庁舎。この庁舎が建てられたのは、昭和3年のこと。現在、県庁としての機能は平成11年に建設された新庁舎へ引き継がれていますが、スクラッチタイル貼りの近代洋風建築は、県庁の顔として長く親しまれてきました。近代建築としての価値も高く、登録有形文化財として指定されています。

駐車場は、県庁もしくは前橋市役所の駐車場を利用します。公共交通機関を利用の場合は、JR前橋駅から路線バス8分(または徒歩20分)、上毛電気鉄道中央前橋駅から路線バス7分(または徒歩15分)ほど。

ドラマ館は2階の一画となっていますので、チケットを購入して進みましょう。

群馬にゆかりの深い人物・楫取素彦とは

群馬にゆかりの深い人物・楫取素彦とは

写真:下川 尚子

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「花燃ゆ」ヒロインは、吉田松陰の妹・杉文。このドラマでは、主人公・文、吉田松陰、松陰の盟友にして文の二番目の夫となる小田村伊之助(のちの楫取素彦)、明治維新を推し進めた高杉晋作や伊藤博文、文の最初の夫となる久坂玄瑞などの姿が群像劇として描かれます。

ところで、吉田松陰といえば長州藩ですから、その舞台は山口県を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ですが、物語の後半、群馬も舞台のひとつとして描かれます。最初の夫・久坂玄瑞を禁門の変で亡くした杉文はその後、明治16年、兄・吉田松陰の盟友にして姉の夫でもあった楫取素彦と再婚し、名を楫取美和子と改めます。

楫取素彦は「花燃ゆ」のメインキャストの一人ですが、彼の人生を端的に表すと「幕末維新の志士として活躍し、後半は名県令として活躍した」というところでしょうか。維新の後もその能力を買われ、足柄県参事、熊谷県権令、熊谷県県令を経て、第二次初代群馬県県令となります。

難治県と言われ、かつ近代化政策として重要な生糸の産地であった群馬県を治め、教育機関を整備し、現在の群馬県の基礎を築いた人物として知られています。

素彦と文が再婚したのは、この県令時代のこと。「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」では、当時の執務室を再現した部屋があります。館内は基本的に撮影禁止となっていますが、この執務室は撮影が許可されていますので、記念撮影はこちらで行いましょう。

館内のオススメ展示は?

館内のオススメ展示は?

写真:下川 尚子

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執務室には、衣裳の展示もされています。実際に衣裳を着てみることもできますので、ぜひ「なりきって」執務机に座ってみてくださいね。

館内に展示されているのは、撮影時に使われた松下村塾セットの再現、衣裳、相関図やストーリー紹介のパネルなど。楫取素彦にゆかりの深い周辺スポットの紹介もありますので、大河ドラマ館を見学したあと、街歩きをしてみるのもオススメです。

ちょっと意外で面白いコーナーは、「あなたに相性ぴったりの志士を占う」コーナー。表示される質問にタッチパネルで回答していくと、楫取素彦・高杉晋作・吉田稔麿・久坂玄瑞などの志士の中から相性が良いのは誰かが分かる、というもの。吉田松陰の人物評をもとに考えられていますので、幕末の志士たちが少し身近に感じられるかも?しれません。

世界遺産・富岡製糸場チャリティーコーナーも

世界遺産・富岡製糸場チャリティーコーナーも

写真:下川 尚子

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館内には、富岡製糸場のチャリティーコーナーもあります。富岡製糸場といえば世界遺産に登録されたことが記憶に新しいところですが、その存続には楫取素彦が深く関わっていました。

明治5年に官営工場として操業を開始した富岡製糸場は、創業からほどなくして経営不振から操業停止の危機を迎えます。このとき、大局的な観点から考え、閉鎖することに強く反対したのが楫取でした。

楫取の尽力もあり、富岡製糸場は官営工場としてしばらく存続したのち、民間に払い下げられて稼働を続けます。その後技術革新を重ね、世界の養蚕・製糸をリードする存在となりました。その功績が認められた結果が、2014年の世界遺産登録。楫取がいなければ、富岡製糸場が存続することもなく、現代に残る産業遺産として価値を認められることもなかったかもしれません。

こちらのチャリティーコーナーでは「まゆ玉の絵付け」(300円)の体験が可能です。体験費用は、富岡製糸場の保存と活用のために使われる、という仕組み。貴重な文化遺産を適切に保存していくには財源が必要です。楫取が守った富岡製糸場を残していくためにも、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

一緒に立ち寄りたい、楫取素彦ゆかりの地「臨江閣」

一緒に立ち寄りたい、楫取素彦ゆかりの地「臨江閣」

写真:下川 尚子

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周辺には、楫取素彦ゆかりの地がいくつかあります。お時間のある方は、大河ドラマ館だけでなく周辺の街歩きをしてみてはいかがでしょう。

オススメのスポットは臨江閣(りんこうかく)。楫取素彦が中心となって建設された迎賓館で、現在「花燃ゆ」の公開に合わせて、期間限定でお土産売り場やカフェがオープンしています。徒歩7〜8分の距離にあり、気軽に足を運べます。

一泊してじっくりとゆかりの地を巡るなら、「赤城温泉郷」などの温泉地もオススメ。楫取素彦が妻をともなって訪れた地と言われています。

「花燃ゆ」の未来を先取り!

「花燃ゆ」の舞台が群馬となるのはまだ先のこと。ですが、内容としては今見学しても十分に楽しむことができます。ぜひ、「先取り」の気持ちで訪れてみてくださいね。

なお、館内には解説員の方が常駐していますので、それぞれの展示の解説を聞くことができます。近くにあるゆかりの地「臨江閣」までの案内もしてくださいますので、お気軽に声をかけてみることをオススメします。きっと、興味深い話がたくさん聞けますよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/31 訪問

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