伝統芸能が一大エンターテイメントに!「杜の賑い」で日本の文化と食を楽しもう

伝統芸能が一大エンターテイメントに!「杜の賑い」で日本の文化と食を楽しもう

更新日:2015/02/24 19:08

斎 信夫(いつき)のプロフィール写真 斎 信夫(いつき) 可愛いもの好き旅ライター
郷土の祭りや芸能を一堂に集めて旅の中で楽しむというコンセプトのもと、JTBが30年以上に亘り全国各地で開催している「杜の賑い」というイベントをご存知でしょうか?単に郷土芸能を披露するという枠を超え、特殊効果を駆使した光と音のエンターテイメントステージが毎年人気を集めています。中でも、32年間連続開催の「杜の賑い・沖縄」は、総出演者数なんと700名!壮大なスケールのステージは見応え十分!

「杜の賑い」とは?

「杜の賑い」とは?

提供元:伊藤 晋治

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JTBの「杜の賑い」は、昭和56年(1981年)に、交通公社協定旅館連盟(現JTB協定旅館・ホテル連盟)の25周年記念事業、JTB創業70周年記念商品の位置付けで企画、誕生したもの。今回の沖縄開催で125回目を迎えます。

「地域に埋もれた、あるいは忘れ去られようとしている郷土の祭りや芸能を見つけ出し、掘り起こし、時と場所を選ばず一堂に集めて展開し、旅の中でお楽しみいただく」がコンセプト。今では、地域における伝統文化の保護育成、若者達の創作芸能への芸術支援、地域活性化事業という役割も加わり、毎年場所を変えながら全国各地で開催されています。

2015年1月24日・25日に沖縄コンベンションセンターで開催された「第125回 杜の賑い・沖縄」のテーマは「琉球・美らの彩り」。沖縄県内の芸能関係者総勢700人が集い、伝統と創作を織り交ぜた音楽をバックに華やかな演舞を披露。沖縄の代表的な舞踊「四つ竹」の大群舞に始まり、フィナーレの「カチャーシー」まで18もの演目が次から次と繰り出され観客を魅了します。

光と音が乱舞するダイナミックなステージ!

光と音が乱舞するダイナミックなステージ!

写真:斎 信夫(いつき)

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琉球王朝の守り神でもあり、東南アジアに広く伝承される龍神伝説を現在の琉球に蘇らせた「創作芸能・龍神の舞」。会場内を縦横無尽にレーザー光線が飛び交いスモークが焚かれる中、様々な光に彩られた巨大な龍が登場すると会場も一気に盛り上がります。

郷土の祭りや芸能を披露するイベントといっても、こういった創作演舞や現代舞踊、現代音楽に特殊効果を駆使したダイナミックな演出で見るものを飽きさせません。これなら伝統芸能にあまり興味のない方でも十分楽しめますね。

特に、後半に繰り広げられる琉球サウンドによる創作組曲「沖縄幻想組曲・美らの彩り」でのファンタジックなステージは感動モノ。波静かな大海原 〜 海の嵐 〜 宇宙(ソラ)星と太陽・・・を、それぞれをイメージする曲に乗せて、ジャズダンサー、バレエダンサー達がリズミカルに踊りながら美しい沖縄の自然を表現。観客を感動の渦に巻き込みます。

田植え踊り「マミドーマ」のステージでは会場めがけて餅まき!

田植え踊り「マミドーマ」のステージでは会場めがけて餅まき!

提供元:伊藤 晋治

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沖縄は、芸能の島と呼ばれるほど歌や踊りが盛んなところ。「沖縄民謡・島巡り」では、与那国島、石垣島、宮古島、沖縄本島、沖永良部島を代表する5人の若い唄者(うたしゃ)がそれぞれの島に受け継がれている民謡を次々と披露。沖縄は才能の宝庫とも言われ、数々の人気アーティストが生まれていますが、そのベースには今も生活に浸透している沖縄民謡があるんだなということを感じさせてくれます。

日本全国に伝承されている田植え踊りは、沖縄では「マミドーマ」と言われていますが、田植えから収穫、臼引きまでを様々な民謡と踊りを組み合わせて表現する楽しいステージ。見ているこちらも思わず笑顔がこぼれます。最後の餅つきのシーンではステージから観客めがけてお餅がまかれます。これには観客もビックリ!みんな我も我もと手を伸ばします。

フィナーレはカチャーシーでステージと会場が一体に!

フィナーレはカチャーシーでステージと会場が一体に!

写真:斎 信夫(いつき)

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「杜の賑い・沖縄」の演目はとにかく多彩。琉球舞踊や民謡だけでなく「空手舞」「棒術」など、沖縄に伝承されている古武道などの武術も披露。また、たくさんの可愛い子供たちが出演しての「沖縄わらべ唄」やこのイベントのテーマ曲を美しい女童(みやらび)達が歌い舞う「花咲かり恋咲かり」など、凝った演出の演目が約90分間に亘って披露されます。

琉球伝統芸能の中では誰もが知る「エイサー」はエンディングに登場。琉球國祭太鼓、杜の賑いエイサー特別編成隊が繰り広げる力強い太鼓のリズムと大群舞の迫力に圧倒されていると、出演者が次々とステージに上ってきて会場全体が「カチャーシー」のリズムに包まれます。

総勢700名もの出演者全員と約3000名近くの観客が一体となって「カチャーシー」を踊るフィナーレは圧巻。公演終了後には、ステージの出演者が会場出口にずらり勢揃いして、観客の皆さんをお見送りしてくれるのも嬉しいですね。

「味の賑い」エリアでグルメも楽しめる!

「味の賑い」エリアでグルメも楽しめる!

写真:斎 信夫(いつき)

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「杜の賑い」では併設イベント「味の賑い」も開催されます。今回の沖縄のイベントでは、沖縄そばや沖縄風てんぷら、サーターアンダギーなどのポピュラーなものから、もずくそば・うどん、ラフテーカレー、ハブカレーなんてのもありました。公演前や公演後に、開催地の郷土料理やご当地グルメを楽しめるのもこのイベントの魅力のひとつと言えます。

次回は2015年10月4日に、北陸新幹線沿線の富山で開催!

「杜の賑い・沖縄」、いかがでしたでしょうか?
今回は沖縄でのイベントの模様をご紹介しましたが、他の会場でも郷土の祭りや芸能が一堂に会する壮大なエンターテイメントステージになっています。
各地の祭りや芸能を一度にまとめて見られるイベントなんてそうそうありません。「杜の賑い」を目的に旅するというのもいいかもしれませんよ。

次回の公演場所は北陸の富山。
2015年10月4日に「第126回 杜の賑い・富山」が開催されます。
是非、金沢まで開通した北陸新幹線に乗って、北陸の祭りと芸能、そして北陸の味を堪能する旅にお出かけになってみては?

【※この記事は 株式会社ジェイティービー とのタイアップです。】

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/24 訪問

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