写真:古都の U助
地図を見る六角堂は587年に聖徳太子によって創建されたとされる京都屈指の歴史あるお寺で太子の護持仏であった如意輪観世音菩薩像を本尊としています。
境内にあるへそ石の伝説や、実際に京都の繁華街のど真ん中にあるところから、ここが京都のへそとよく言われています。
境内から徒歩圏内には錦市場や三条通りなど人気のスポットが数多くあり、市民の憩いの場としても親しまれています。
写真:古都の U助
地図を見る六角堂境内にはひときわ立派な柳の木があり、葉が青々と茂ると地面に届くほどであるため「地ずりの柳」の別名もあります。
この柳は縁結びのご利益があるといわれ、女性に大人気です。
その昔嵯峨天皇は、姿も心も美しい妃を迎えたいと願っていたところ、夢枕に六角堂の柳の下へ行けとお告げがあり、駆けつけてみると絶世の美女がいたといいます。
すぐに天皇はこの女性を妃に迎えたと伝わります。
たくさんのおみくじが枝に結ばれていますが、これにはコツがあり、2本の枝を結びつけるようにおみくじを結ぶと良縁に恵まれるといわれています。
写真:古都の U助
地図を見る六角堂・頂法寺は聖徳太子開基とされる寺院で、太子は物部守屋を滅ぼし四天王寺を創建する際、用材を求め小野妹子とともにこの地をおとずれ、美しい池を見つけ沐浴をしたと伝わります。
太子の命により小野妹子は入道し、この地に太子の護持仏を安置、仏前に花を供えたことが華道のルーツといわれています。
「六角堂夜の特別拝観・六角堂といけばな作品ライトアップ」では、山門、本堂、池など境内の至る所に豪華ないけばなが飾られます。
なかなか屋内では見られないような大きな作品と桜、お堂の競演は大変な見ごたえがあります。
写真:古都の U助
地図を見る六角堂の境内の桜はほとんどが枝垂れ桜です。
枝垂れ桜は京都府の花として嵯峨ぎく、なでしことともに選ばれており、いかにも京都らしい風情があります。
六角堂には他に境内東部の一角に「御幸桜」という枝垂れ桜もありますが、その御幸桜は開花が早く例年ライトアップの日程の頃には見ごろが終わってしまっています。御幸桜は、3月後半など早めに京都に訪れるという方にお目当てにしていただきたいと思います。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは烏丸通りに面して建つWEST18というビルの1階にあるスターバックスからの眺めです。通りからも六角堂が見えるスターバックスのコンセプトストアの1つで、お堂がよく見える店内窓側の席が特に人気です。
通称の由来ともなった特徴的な六角形の本堂は、六角宝形造りといって六根清浄(煩悩を脱して角を無くし円満になること)を願って建てられています。
平面六角形の屋根を二重に重ねた建築で、現在のお堂は明治10年(1877年)の建立です。
その他にも池の中の太子堂や親鸞堂、へそ石やお堂の金具など境内では多くの六角形を目にすることができます。
六角堂といけばな作品ライトアップは無料にもかかわらず、美しいいけばなとともに桜、お堂との共演がご覧いただける大人気のイベントです。
例年開催は3日間ほどと、限られた日程ではありますが、地下鉄烏丸御池駅から徒歩3分ほどとアクセスも良く、周囲にはお食事場所も多いので夜のお出かけにぴったりです!
この記事を書いたナビゲーター
古都の U助
旅とお出かけ、グルメとにゃんこが大好物です!目下の悩みは愛猫の出かけないでアピールと、食べ歩きでいつも嫁が勝手に好きなものを注文してしまうこと。。京都を中心に、様々な情報を発信できたら良いなと思ってお…
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