写真:竹内 あや
地図を見るチョベ国立公園の最大の魅力は、何といっても間近でゾウの大群に出会えること。約1万1000平方キロメートルの公園に、6万頭もが生息する世界最大のゾウの密集地です。四輪駆動車に乗って茂みのなかを進んでいくと、突然目の前にゾウの親子が現れたり、何だか騒々しいと思ったら、やんちゃな小ゾウたちが追いかけっこをしていたり……。
とりわけ夕刻、地平線に沈みゆく真っ赤な太陽に照らされ、大草原にシルエットとなって映し出されるゾウたちの姿は実に感動的で、深く心に刻み込まれます。
写真:竹内 あや
地図を見るチョベ国立公園で出会えるのは、ゾウばかりではありません。ここは、数々の大物が生息する野生動物の宝庫なのです。ゾウと並び、サファリで特に人気の高い“ビッグ5(ファイブ)”と称されるライオンやヒョウ、バファロー、サイに出会うチャンスも! 運がよければ、チーターやハイエナ、ワイルド・ドッグの姿も見られます。
ここでは、多くの珍しい鳥を観察することもできます。チョベ川では、450種類以上もの野鳥が観察されており、優美な外観で人気のフィッシュ・イーグルやシラサギ、コウノトリなどの水鳥の姿も。宿泊施設や観光案内所で動物・鳥類リストを配布しているので、興味のある人は事前にもらっておくといいでしょう。
写真:竹内 あや
地図を見るチョベ国立公園への拠点となるのは、ボツワナの北東部、ジンバブエとの国境に接するカサネという小さな町。空港から公園のゲートまで車で5〜15分という近さで、周囲には極上のサファリロッジのほか、伝統家屋を模したリーズナブルなゲストハウスまで、各種宿泊施設が揃っています。
空港から町の中心地へ向かう途中、道路脇で草を食むゾウの姿を目にすることも! ショップやカフェなどが集まる中心街にゾウが出没することはありませんが、ロッジやゲストハウスの庭でイボイノシシやホロホロチョウ、マングースなどの小型動物や鳥を見かけるのは日常茶飯事。日中は問題ありませんが、暗くなってから出かけるときは、必ず宿のスタッフに同行してもらいましょう。
(写真:チョーブ・ゲーム・ロッジ)
写真:竹内 あや
地図を見るサファリを十分に楽しむためには、カサネに滞在するのが一番。というのも、動物たちが活発に行動するのは、夕暮れから早朝にかけて。日中でも多くのゾウを見ることはできますが、ライオンやハイエナなどの捕食動物に出会いたければ、断然この時間帯がおススメ! そして、この時間帯にサファリが楽しめるのも、公園に隣接するカサネに滞在してこその醍醐味といえます。
サファリは、各宿泊施設でアレンジしてもらえます。早朝四輪駆動車でゲームドライブに出かけ、その後ロッジ内でゆったりと朝食。日中は気ままに過ごし、また夕方にゲームドライブに繰り出すというスタイルがほとんどです。
夜は伝統ダンスや料理が体験できる「ボマ・ディナー」を楽しんだり、捕食動物の遠吠えを遠くに聞きながらテラスで星を眺めたり……。日中は、ロッジの屋外プールやスパで、ゆったり過ごすのもいいでしょう。町なかには伝統工芸のバスケットや陶芸の工房もあり、ワークショップに参加することもできます。
写真:竹内 あや
地図を見るチョベ国立公園ならではのサファリの楽しみ方は、これだけではありません。四輪駆動車に乗って茂みのなかを駆け巡るゲームドライブのほかに、ここでは何といってもリバークルーズがおススメ!
カバやクロコダイルなど、陸からではなかなか見られない動物たちをボートの上からじっくり観察することができます。また、チョベ川のほとりでは、水辺に集まる草食動物を追ってやって来る捕食動物の姿を目撃するチャンスも! 川岸で羽根を休める水鳥を間近で観察できるのも、リバークルーズならではの体験です。
チョベ国立公園の魅力は、野生動物との遭遇率の高さ、アクセスのよさ、そして予算によって選べる宿泊施設の多様性にあります。世界遺産のビクトリアの滝へ、日帰りで訪れられるという点も見逃せません。
感動と刺激に満ちたゾウの楽園、チョベ国立公園。大自然に囲まれた極上の地で、夢の休日を実現させてみませんか?
アクセス:日本からアジア、中東経由などでヨハネスブルグ国際空港まで19時間40分〜。
カサネまで国際線で約2時間20分。
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(2023/12/7更新)
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