廃線となった高架貨物線の跡地がロマンチックと聞かされてもイメージし辛いと思います。
ニューヨークの注目スポット「ハイライン」は、何もない長い廃線を歩くだけというわけではなく、その高架橋はモダンな散策路としてリノベーションされ、100種類以上の草花や木々があり、至る所に個性的なアートを設置されています。春には綺麗な花も沢山見られます。
また、あえて廃墟をイメージさせる野草を植えている場所もあるなど、エリアごとに見える景色も違い、人の目を飽きさせないように一工夫されているのです。
何より古いものも大切にしながら新しさを加えていくといったところに、情緒が感じられます。
ハイラインには階段状のウッド展望席が設置され、大きなガラス窓を通して10番街(10th Ave)を展望できるような場所があります。至る所にサンデッキやベンチも沢山ありますが、リピーターはハイラインのここが一番好きといった人も多いそうです。
ここは、ニューヨーク名物イエローキャブや大型トラックが走り去るのを上から見ることができる特等席のような場所。
晴れの日には人々はこのウッドデッキに寝転んだり、読書をしたり、ランチを食べたりと皆、自由な過ごし方をしています。忙しく人が往来するイメージのあるニューヨークですが、ここでは“忙しくないニューヨーク”を感じることが出来ます。
ニューヨークの街歩きの休憩には、是非ここを訪れてゆっくりと雰囲気を楽しんでみてください♪
廃線後20年以上放置されていたハイライン。撤去されようとしていましたが、住民達による保存運動が高まり、現在のように生まれ変わりました。
決して公共事業や民間企業の営利目的で開発・維持されているわけではなく、「フレンズ・オブ・ハイライン」という民間NPOが、寄付金やグッズ販売からの収益金やボランティア活動によって、都市再開発や維持管理をしているそうです。
市民の支援により、成り立っているところが今やニューヨークの定番の観光地となっているなんで素敵な話です。
ハイラインは、現在まだも拡大中。完成してから行きたいと思われる人もいらっしゃると思います。しかし、廃墟をあえてイメージしていることもあって、完成していないその姿そのものが、独特の雰囲気をかもし出しながら情緒を漂わせています。
工事中のビルも人はいないのにライトアップされてあったりして、ハイラインをロマンチックに楽しむには夕方から夜にかけて歩くのがおすすめ。ニューヨーカーと一緒に、のんびりと散策したり休憩したりしてみてはいかがでしょうか?
ニューヨークのハイラインは一度、あなたの目で完成する前と完成した後の両方を味わってきてほしい…そんな場所です。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/14更新)
- 広告 -