歴史が色濃く残る国 ポルトガルの港町「ポルト」の魅力

歴史が色濃く残る国 ポルトガルの港町「ポルト」の魅力

更新日:2015/02/09 16:06

ユーラシア大陸の最西端にあり、昔からたくさんの文化が交差してきた国、ポルトガル。今でもその歴史を映す建物や文化がたくさん残る古き良きのどかな国です。
観光名所の多いお隣スペインに観光客が流れがちですが、ポルトガルを訪れた人はその魅力にはまってしまう人も多いよう。ここでは首都のリスボンと同じく人気のある都市、ポルトの魅力をご紹介します!

街中が美術館!伝統タイルのアズレージョ

街中が美術館!伝統タイルのアズレージョ
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歴史的な建物と石畳の街並みが広がるポルト。その中でも歩いてるとひときわ目を引くのが、絵の描かれた壁。これはアズレージョと呼ばれるポルトガルのタイル装飾。スペイン語のアズール(青の意味)に由来するように、鮮やかな青と白のタイルが家の壁や教会などに見ることができます。
そのアズレージョが使われているサンベント駅は、美術館と見間違う美しさ。もともと修道院だった所を16世紀に改築して駅になったのですが、駅を利用しない人も写真を撮りに訪れる観光名所です。
それぞれの絵にストーリーがあるので、色々なアズレージョを探して歩くのも面白いでしょう。

ドロウ川のほとりを散歩

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ポルトの中心には、スペインとポルトガルを流域とするドロウ川が流れています。そのドロウ川を上から見ると、オレンジ屋根の家々が連なり昔から変わらない街並みが残されています。
実際に川沿いに降りて歩いてみると、晴れた日にはたくさんの観光客や地元民が川沿いのカフェやバーでのんびりしている姿をよく見かけます。また、学生団体が大勢でアカペラをしていたり、ダンスやストリートパフォーマンスをしている人がいたり、とても活気のある雰囲気です。
街中のシックで落ち着いた景色とは違う、カラフルな風景が新鮮です。

ここがポートワイン発祥の地

ここがポートワイン発祥の地
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ポルトは有名なポートワインの発祥の地です。18世紀ごろからこの地からワインがイギリスに輸出され、スペイン語で港を意味するポルトが英語のポートになり、ポートワインと呼ばれるようになりました。
対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにはたくさんのワイナリーがあり、そのほとんどが見学と試飲のできるツアーをほぼ毎日開催しています。ワイン好きはぜひワイナリー巡りを楽しんでみてください!当日でも参加できるワイナリーもありますが、できれば前日までにインフォメーションセンターなどでツアーを申し込みましょう。

また街中にもたくさんのワインショップがあり、お土産に嬉しい小さいサイズのワインから高級ワインまでたくさん取り揃えています。さすがポルト!店員さんのワイン知識もとても豊富で、好みを伝えれば色々教えてくれるので選びやすくて嬉しいですね。

ポルトガル発祥のスイーツを食べにカフェへ

ポルトガル発祥のスイーツを食べにカフェへ
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ワインが苦手な人は、ポルトガル発祥のスイーツ、エッグタルトを楽しんでみてはいかがでしょうか。現地では「パステル・デ・ナーダ」と呼ばれていて、パン屋やカフェで必ず見かけます。1つ1ユーロ前後で買えて、1つ1つは大きくないのですが、ヨーロッパのお菓子らしく日本人には結構濃厚で甘めな味。そこでおすすめは、エスプレッソと共に食べるエッグタルト!濃い味には間違いなくエスプレッソが合います。
朝カフェに行くとたくさんのスーツ姿のビジネスマンがカウンターに立ち、エスプレッソとエッグタルトを食べて急いで出ていく姿を見かけます。市民にもなじみ深い食べ物のようですね。

晴れより曇り空の似合うポルトガルの街

北から南まで、どこも歴史の残る街並みを見ることができ、面積も日本の約4分の1ほど大きさのポルトガル。また、交通機関も整っていて物価も比較的安いので、リスボンだけではなく足を伸ばしてポルトも訪れてみてはいかがでしょうか?
どこか曇り空の似合う哀愁ある街並みに、きっと魅了されることでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/10−2014/04/16 訪問

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