写真:安藤 美紀
地図を見る関東から電車で約1時間、車だと約2時間というアクセスしやすい場所にある、神奈川県の温泉郷 湯河原。伊豆の玄関口に位置する湯河原は、少し先にある賑やかな熱海に比べると、都会の喧騒から離れてゆっくり過ごすのにぴったり。
そんな湯河原で、唯一オーベルジュスタイルの温泉宿として高い人気を誇るのが「オーベルジュ湯楽」です。(オーベルジュとは、夕食&朝食とおして驚くような美味しい食事が味わえる、いわば泊まれるレストランのこと)
1Fのライブラリー湯楽文庫にはモダンなインテリアが集められ、お洒落なカフェのよう。ここは、雑誌や本を読みながらコーヒー・紅茶などを無料で飲めたり、好きなCDを自分で選んで聞くことができます。さらに、湯楽文庫は無線インターネット接続も可能。少し早く着きすぎちゃった…というときにのんびり寛いだり、自分のパソコンを持ち込んで仕事をしたり、使い勝手の良さは抜群です。
<オーベルジュ湯楽1F 湯楽文庫>
■利用時間 15:00〜23:30、翌朝8:00〜
写真:安藤 美紀
地図を見る客室は、さぞかしモダンな作りになっているんだろうな…と思いきや、予想に反して落ち着いた和室!
「オーベルジュ湯楽」としては2015年で7年目を迎えますが、50年以上続いてきた旅館 若松屋を引き継いでいるため、レトロとモダンのギャップを楽しめるのが魅力!
部屋数は全部で20部屋。部屋の広さ、温泉付き部屋の有無、料理のグレードなどで価格プランが設定されています。妊婦さんがゆったり過ごせるマタニティプランは、女性に嬉しいプランの一つ。泊まりで行く時間はないけど、美味しい食事と温泉を満喫したい方には、日帰り夕食付きプランがオススメです。
大人の隠れ家にしたい人気の温泉宿ですが、1つだけ注意点があります。「オーベルジュ湯楽」は山の斜面に位置していて、エレベーターを付けることが出来ません。そのため、移動は全て階段になります。客室やレストラン、温泉などは同じ敷地内にあるため、さほど離れてはいませんが、エレベーターは無いことを予め覚えておくと良いでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る並大抵のお料理じゃ満足できない!というグルメな人を魅了し続けている「オーベルジュ湯楽」。
東京のイタリア料理店で腕を磨いてきたという松村シェフが作るのは、イタリア料理をベースにした創作和食です。伊豆や沼津に近いからこそ食べられる、新鮮な魚。そして、伊豆の農家と提携して、日本ではなかなか手に入らない“黒キャベツ”や“紫バジル”など、有機栽培のイタリア野菜が食べられるのも魅力です。
和牛にもこだわっていて、さしの入り方や肉の締まりが抜群に良い、静岡県産の“ふじやま和牛”を使っているとか。そして、シェフが毎朝作るという手打ちのパスタは、美しさと美味しさに感動します!
驚くことに、松村シェフは普通にホールへ出てきて、お料理やドリンクを運んでくれます。シェフの丁寧な仕事ぶりと気さくな人柄に、足繁く通う常連さんも多数!“美味しい”が溢れだす、松村シェフの料理を口に入れるたび、幸せな気持ちになります。
パスタの分量を増やしたり、好きなものをコースに入れてくれるなど、細かいリクエストも聞いてもらえますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る「オーベルジュ湯楽」のお風呂は、加水・加温・循環なしという、贅沢な100%源泉掛け流しの温泉です。湯守さんが2人いて、毎日お湯を抜き清掃しているそう。お湯を毎日入れ替えているから、フレッシュな状態の温泉を満喫できます。
源泉温度は、77℃と高め。しかし、水を加えて温泉を薄めることはしません!まず源泉をタンクに入れ、ある程度まで冷まします。次に循環せず上から落とすことで、空気に触れさせ適温にしています。露天風呂の上部からお湯が落ちてくるところがありますが、打たせ湯ではありません。熱い源泉が出てくるところなので、直接体にあてないよう注意しましょう。
40分間利用できる貸切風呂には、露天風呂と石風呂(内風呂と半露天風呂)があります。露天風呂は、なんと20畳もあるという広さ!ご家族で利用するのはもちろん、カップルや一人で利用すれば、とびきり癒されます。露天風呂に比べると、石風呂はこぢんまりしていますが、2つ浴槽があります。石風呂を利用するときは、窓を締め切ると温泉の湯気が蒸気になって、スチームサウナのような美肌効果もありますよ。
貸切風呂は、チェックイン時に(15時〜)、先着順で決まっていきます。自分の好きな時間に予約したければ、早めの到着をおすすめします。※GW期間中のみ、貸切風呂は有料になります。
「オーベルジュ湯楽」は、部屋数も少なく貸切風呂もあるので、大浴場でめったに他の人と合うことがありません。まさに隠れ家温泉宿です。
写真:安藤 美紀
地図を見る「オーベルジュ湯楽」は夕食に加え、朝食も豪華。
2段の特製お重に、焼きたての干物やお野菜がセンスよく盛りつけられています。さらに、いくつも味を変えて楽しめるよう、小鉢がずらりとテーブルに並ぶという、驚くほど細やかな演出!一つ一つ丁寧に手間隙かけて作られているのが伝わってきます。
筆者がいただいた朝食のデザートは、なんと自家製パンナコッタ。朝からこんな本格スイーツがいただけるなんて…。これぞ、大人の贅沢。「オーベルジュ湯楽」は、朝も夜もグルメを満喫出来る宿です。
※お料理の内容は、その日によって変わります。
都心からも近い「オーベルジュ湯楽」は、食も温泉も、どちらもバランス良く楽しめる温泉宿。しかも、値段とのバランスを考えるとかなりお得!常連さんは、温泉ライターの方や本当に温泉が好きな人が多いそう。
予約開始は半年前から。インターネット以外に、電話予約もできます。週末はすぐ予約でいっぱいになる人気の温泉宿なので、早めの予約をオススメします。
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(2025/2/8更新)
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