今回のお店はマーチエキュート神田万世橋というJR線の高架下にある商業施設だ。1912年に開通し太平洋戦争中に廃止となった「万世橋駅」の赤レンガ駅舎をモチーフにしている。今までのよくある商業施設とは違い知的好奇心を掻き立てるような趣味性、嗜好性の高いショップやカフェが並ぶ個性的なお店が軒を連ねているのが特徴である。
日本酒をメインで60種類もの塩辛を用意している「駿河屋賀兵衛」を始め和洋中、カフェ・スイーツなど一風変わった飲食店達。そしてイベントスペースではワークショップやそれを販売しているショップが高架下をトンネルの如く繋がっており中を歩いているだけで楽しめる。
またオープンデッキに出てみれば神田川が流れており、すぐに施設の由来になった万世橋が見える。橋を渡れば直ぐに秋葉原、線路沿いに歩いて行けば御茶ノ水と色々な路線が接続している好立地だ。行ってみたいと思ったら直ぐに行こう!
早速万世橋から店内に入ってみよう。まず目を引くのが入り口に設置してある大きな機械だ。これは仕込み装置「ブルーハウス」といい常陸野ネストビールを造っている木内酒造の技術者達の情熱とたくさんの先端技術が詰まっている。
200Lという小さなものでもネストビール本工場の6キロLと同じ性能を持っているのだ。そしてコンピューター制御のフルオートメーションブルーイングが行えるため、安定したクオリティの商品が提供できるという。将来的には何と携帯端末からもコントロールが可能になるとのことだ。
ラボでは自分好みのクラフトビールが造れるのも魅力のひとつだ!2015年2月3日より初仕込みを開始しているが1日2組限定で所要時間は4時間程度、生産量は90リットルから(価格は税込み9万6228円〜)とハードルは高い。どちらかと言えば個人飲食店向けだが記念日に作ってみたり、サークル活動の一環で作ったりと幅広い利用の仕方が考えられる。またラボのオリジナルビールを今後作っていくとのことなので楽しみに待っておこう!
さてそろそろビールのご紹介をしよう!世界で様々なビールコンテストに優勝・受賞をしている常陸野ネストビールの中で9種を提供していただける。すべて価格は680円。場合によっては売り切れや未入荷等もあるので気をつけよう。
気になるラインナップは「ホワイトエール」「レッドライスエール」「セゾンドゥジャポン」「スイートスタウト」「ペールエール」「だいだいエール」「常陸野ネストラガー」「ジャパニーズ・クラシック・エール」「ニッポニア」だ。いくつかご存知のものがあるだろうか。
常陸野ネストビールを作っている木内酒造が直接営業しているお店は東京ではココだけであり、本社の醸造ラボで常陸野ブルーイング・ラボ用のビールが毎日造られているのだ。またビールに詳しくなくても、さっぱりしたものが飲みたい、フルーティなものが飲みたいなど店員さんに尋ねてみればぴったりのビールを紹介してくれるだろう。どんどんチャレンジして一番好きなビールを見つけよう!
ビールのおつまみも見てびっくりするだろう。なんとワンカップのビンの中に入っているのだ!作りたてのものをビンに入れているため非常に新鮮で美味しい!おつまみの値段はビンの蓋についている色で判別が出来る。赤が380円、緑が550円、銀が650円、金が780円だ。好みのものをチョイスして注文をしよう。
またここで食べることのできるサンドウィッチも絶品である。厳しく選別・指定された生産農家が丹念に育てたローズポークを使ったサンドウィッチなどは小腹が空いている時に是非食べていただきたい。ちなみにローズポークとは茨城県の県花である「バラ」にちなんで付けられている。
これらの料理を作っているのはニューヨークの最高級ホテルマンダリンオリエンタルでフレンチ・ジャパニーズのレストラン、「Asiate」の厨房で指揮を取っていたエクスクルーシブシェフの杉江礼行さんだ。杉江シェフ渾身のびん’sフードに舌鼓を打ちながら美味しいビールを飲もう!
常陸野ブルーイング・ラボはレンガ調の落ち着いた店内でひとりでフラッと、恋人同士、友達同士でと幅広い層に受け入れられるお店だろう。最寄駅である秋葉原は徒歩4分、神田・御茶ノ水駅へは徒歩6分など7駅から徒歩10分圏内にある好立地にある商業施設だ。11時から営業しているので昼からでもビールが飲みたいあなたにぴったり!ランチビール、帰る前のちょっと一杯などで寄ってみるお店として覚えておくといいだろう。
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(2024/11/2更新)
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