カラフルで可愛らしい家屋が港や山に立つ、まるで絵ハガキのような港町ベルゲン。その顔として、必ず紹介される三角屋根の木造建築群が、ハンザ同盟のドイツ商人たちが独自の方法で作り上げた「ブリッゲン地区」です。「ブリッゲン」とはノルウェー語で「橋」を意味します。ブリッゲン地区はベルゲンのドイツ人居住区だったためにそこから「(ドイツ人の)橋」と名付けられたのだそうです。
ベルゲンの交易場としての歴史は古く、11世紀にはすでに干しダラの取引が行われていました。13世紀後半になると、それに目をつけたハンザ同盟のドイツ商人たちは、干しダラの貿易を中心にヨーロッパ各国からの品をベルゲンで取引するようになります。ドイツ商人たちは、そのベルゲンに倉庫を始め、交易事務所や、宿、商館などを建設し、街を築きあげました。以降400年もの間、ベルゲンは重要なハンザ同盟の貿易センターとしての役割を果たすことになります。
*ハンザ同盟とは、中世後期に北部のドイツを中心にバルト海沿岸地域の貿易を独占していた都市同盟です。
この旧市街は多数回におよび、火災に見舞われてきました。しかし伝統的な技術を駆使し、決して諦めることなく修復を繰り返し、現在の姿を保っています。現在見られる建造物の中で最も古いオリジナルは、15世紀のものだそうです。奥行きの深い内部に一歩足を入れてみると、外観からは予測もつかない内部の、長い歴史を感じさせる状態に「良い意味で」驚かされます。味わい深い色や、感心するほど良く考えられた木の組み方など、これらの木造建築は他では見られないハンザ同盟のドイツ職人たちの生み出した、紛れもない素晴らしい産物と言えるでしょう。
現在これらの建物は、お土産店や、手工芸品店、レストランなどに使用され、観光客を賑わせています。
提供元:Maxted Travels with Modestine 1
http://modestine.blogspot.ch/2006/09/end-of-journe…ベルゲンには、ブリッゲンに関する興味深い博物館が幾つかあるので紹介しておきたいと思います。
◾︎ハンザ同盟博物館(The Hanseatic Museum)◾︎
ブリッゲンの中央部にあるこの博物館では、ハンザ同盟のドイツ人たちのブリッゲンでの生活と労働の様子を紹介しています。この博物館のハイライトは、1704年から実際にハンザ商人たちに使用されていたこの建物の内部に入ることができるところにあります。この地区で唯一、当時のままの状態を残したインテリアは圧巻です!
所在地:Finnegården 1a, 5003 Bergen
電話:55 54 46 90
E-mail:hanseatisk@museumvest.no
◾︎ブリッゲン博物館(Bryggens Museum)◾︎
1955年以降のブリッゲン考古学発掘調査の知見に基づく博物館。ベルゲン最古の12世紀の建物の基礎や、ヨーロッパの陶器、ゲルマン人が用いたルーン文字が記された碑文、海洋文化、ベルゲンの人々の文化活動や中世の日常生活などが展示されています。
所在地:Dreggsalmenning 3, 5003 Bergen
開館時間:イレギュラーにつき、ホームページで確認してください。(下記のメモ参照。)
電話:55 30 80 30
E-mail:bryggensmuseum@bymuseet.no
ヨーロッパには多くの歴史的建造物が残されています。しかし、中世から残る木造建築というのはなかなか見られるものではりません。柱一本にしても表情豊かで深く味わいのあるブリッゲンの木造建築群。中に一歩入ると、タイムトリップをして当時のドイツ商人とノルウェー商人たちの活気あるやりとりの声が今にも聞こえてきそうになります。
皆さんも、この美しい木造の世界遺産「ブリッゲン地区」に是非とも足を運んでくださいね。一見の価値は必ずあります!
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