今回ご紹介するのは、四維路でも高雄市政府より更に東側に位置する場所。縦に光華路が走っている東側は、道がとても狭くなります。主な観光地から離れている為、観光ではなかなか行かない場所なのですが、この狭い道沿いには、おなじみの陽春麺、水煎包をはじめ地元のB級グルメのお店たくさん並んでいるんです。
歴史のあるお店も多く、食事時には人がいっぱい、朝から行列というお店も。この道沿いはほとんどが屋台ではなく、小さな店舗を構えているので、夜市での食事はちょっと衛生面が心配という方にも安心して味わっていただけます。
四維路B級グルメストリートにはいろいろなお店があるのですが、中でもおもしろいのは「不好吃免錢(まずかったら無料)」と看板に書かれているお店。実は店名ではないのですが、地元ではすでに「不好吃免錢のお店」と呼ばれている程有名なんです。
しかもメニューは二つだけ。「大腸蚵仔麵線」と「蚵仔煎(牡蠣入りのオムレツ)」しかありません。メニューはちょっとさびしい感じがしますが、この二品で長年勝負している「不好吃免錢」には行く価値ありです。
「大腸蚵仔麵線」とは、台湾の細いそうめんのような麺である麵線をとろみのあるスープで煮込んだもので、その具に大腸(モツ)と蚵仔(牡蠣)が入っています。温かく消化にもよいので、胃の調子が悪いとき、寒いときなどにもおすすめします。
写真のお店の「大腸蚵仔麵線」は、小さいお碗が40元(約140円)、大きいお碗が50元(約175円)と値段は安いのですが、具がたっぷり入っていて、大腸(モツ)と蚵仔(牡蠣)も十分に味わうことができます。黒酢、ニンニク、辣椒醤は、お店の方に頼めばお好みの量を入れてもらえます。最後にパクチーがのせられますが、苦手な方は「不要香菜(bú yào xiāng cài)」といえば大丈夫です。
「大腸蚵仔麵線」とあわせてオーダーしたいのがもう一つのメニュー「蚵仔煎(牡蠣入りのオムレツ)」です。
「蚵仔煎」とは、台湾の屋台でもおなじみの料理で、片栗粉とさつまいもの粉を溶かした生地を鉄板の上に丸く円を描くように流し込み、卵と青菜をその上で焼き、牡蠣をのせて包んだ料理です。
屋台では、通常赤く甘酸っぱいソースがかけられるのですが、日本人からはこのソースが苦手、という声もよく聞かれます。しかし「不好吃免錢」ではお店特製の茶色のソースを使っているので、赤いソースが苦手な方にも受け入れられる味。是非お試しください!
「蚵仔煎」も50元(約175円)いうお手頃価格で味わうことができます。「まずかったら代金はいらない」というこちらのお店ですが、美味しいので皆お金をしっかり払って食べています!
地元のB級グルメがたくさん並ぶ四維路。いろいろなお店が並んでいるのは、四維路と光華路の交差点から四維路と和平路の交差点までの通りです。和平路を越えて更に東へ進むと台湾茶のお店もあります。観光ではなかなか行くことがない場所ですが、ここを散策すれば地元民になった気分でB級グルメを味わうことができますよ。
【今回ご紹介したお店】
「不好吃免錢」台北大腸蚵仔麵線
住所 高雄市苓雅区四維二路207号
電話 07-725-8573
定休日 日曜日
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