樹齢300年!あの戦国武将も愛した奈良・宇陀「又兵衛桜」

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樹齢300年!あの戦国武将も愛した奈良・宇陀「又兵衛桜」

樹齢300年!あの戦国武将も愛した奈良・宇陀「又兵衛桜」

更新日:2015/02/11 11:32

Shinkurouのプロフィール写真 Shinkurou

日本中の桜の名所が淡いピンクに染まる春は私達にはとても愉しみな季節ですが、皆さんは「桜の声」をお聞きになったことがあるでしょうか?樹齢300年と言う「又兵衛桜」のしだれ枝が風になびく様は、まるで戦国武将の悲哀を物語っているよう!奈良の山里にある宇陀で桜の声を聴く旅はいかがでしょうか?

戦国武将の夢を語る老木

戦国武将の夢を語る老木

写真:Shinkurou

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奈良県宇陀の地名は万葉集に登場する程古く、飛鳥時代には宮廷の狩場があった山深い所。そしてここに残るのが、戦国武将・後藤又兵衛基次(もとつぐ)が「大阪夏の陣」の後宇陀で生涯を終えたと言う伝説。

又兵衛はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」にも登場し記憶に新しい方も見えるでしょうが、黒田官兵衛とその息子・長政に仕え、その後黒田家から致仕し「大阪夏の陣」で討ち死にしたと伝わる人物です。

ですが、この地域には後藤姓が多く(桜のある土地も後藤さん所有)、薬師寺には又兵衛の墓も残っています。この伝説は宇陀で今も生き続け、この桜は「又兵衛桜」と呼ばれるようになりました。

山が迫る田園風景に華を添えるように立つ「又兵衛桜」。そしてその周りには真紅の桃の花と黄色の菜の花がお互いの色を競い合います。まるで日本の原風景を見るようですね。

歴史の大きなうねりの中からこぼれ出て、再起を夢見て暮らした場所。そして徳川時代にはかない夢は敗れ去り、僧となって生きた終焉の地。この老木の語る伝説が、訪れる人の心を捉えて離しません。

是非皆様にもこの老木の声を聴いて頂きたいです。

石垣の下まで垂れる枝

石垣の下まで垂れる枝

写真:Shinkurou

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石垣から飛び出したように垂れる枝は樹齢300年とは思えないほどの力強い勢い!NHK大河ドラマ「葵徳川三代」のオープニングで紹介されてから、大勢の観光客が訪れるようになり,古木の周辺が綺麗に整備されました。

「次勝てばそれでよし」との名言を残し、数千の軍を率いて活躍した人物はさらに多くの人をここに招き、何を語り掛けようとしているのでしょうか?

後ろ姿もどうぞ!

後ろ姿もどうぞ!

写真:Shinkurou

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周りには小道が整備され、太い幹をぐるりと見て回る事が出来ます。さらに近づくと高さ13メートル幹回り3メートルの古木には圧倒されそうな存在感が!でも意外に小ぶりな花で驚かれるかもしれませんが、古風な佇まいはやはり又兵衛桜の魅力の一つです。

そしてもう一つの見どころは「風になびく枝」!少し小高い場所から伸びた枝は風を受けやすく、その風になびく枝がまるで風と共に何かを語っているようにも見えるのです。皆様にも見て頂きたい風と戯れる又兵衛桜です。

撮影スポット

撮影スポット

写真:Shinkurou

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桜の開花期には桜井方面そして榛原方面どちらからのアクセスも大渋滞になります。早朝は比較的すいていますので、時間調節が可能な方は朝がお勧め。

また道の駅「宇陀路大宇陀」に駐車され歩かれるのもお勧めですよ。戦国武将のひっそりとした佇まいに思いを馳せながら又兵衛桜に会いに!素敵な田園風景が広がり気分も爽快になる事間違いなしです。

ですが道の駅もすぐ満車になりますので、早目に車を停められるのが良いと思います。また開花時期のみ遊歩道の周辺には民間の駐車場(普通車500円)が準備されます。お年寄り小さいお子様連れの方には便利ですね。

写真は川の反対側にある散策道ですが、こちらから望む「又兵衛桜」は緑の山をバックに堂々とした佇まい!早朝には多くのカメラマンが集まる人気の撮影スポットです。

「又兵衛桜」維持管理協力金 100円
例年4月上旬から開花しますが、お出かけ前にHP等で開花状況をお確かめ下さい。

まとめ

短い期間に咲き誇り散って行く桜の花は私達日本人の心を捉えて離しません。そしてここ宇陀にある「又兵衛桜」は樹齢300年の老木が戦国時代を生き抜いた武将の一生を語り掛けます。「又兵衛桜」の声を聴きに宇陀へのお出かけはいかがでしょうか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/07 訪問

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