写真:津田 泰輔
地図を見る本村地区は直島の東側の港町で、一般的にフェリーで上陸すると西側の宮ノ浦の港に着くので、ちょうど島の反対側にあたることになる。
宮ノ浦からはバスやレンタサイクルを利用すれば簡単に来ることができる。
おススメはレンタサイクルで、直島各地に様々なアートが設置してあるので、小回りの効く自転車のほうが何かと便利だ。体力に自信がない方は電動自転車もあるので、こちらを利用するのも良いだろう。
本村地区を歩いていると、ゴミ箱から空き缶があふれ出しているのが見えた。
観光客が多いのでごみを捨てる人が多いのかなと思って近づいてみると、入っているのは空き缶で作られた愛らしい人形。
なるほど、これはゴミ箱ではなくちょっと洒落たアートだ。
この通りの路地裏に「空き缶アート よいち座」というお店がある。
小さな店だが、空き缶で作られた人形がたくさん展示されていて面白い。
ゴミ箱から飛び出した空き缶のおもちゃは、よいち座の案内看板のようだ。
写真:津田 泰輔
地図を見るひとさまの家の壁に落書きを・・・いえいえ、これもアートなのだ。
壁に描かれた路地裏で井戸端会議中の女性達。
よく見ると毛糸で作られているようだ。
本村地区にはこんな毛糸の落書きアートがいくつか点在している。
路地裏を目を凝らしながら歩いて、小さなアートを発見するのも、直島散策の楽しみの一つだろう。
写真:津田 泰輔
地図を見るこちらは家の窓がそのままギャラリーになっている「一窓ギャラリー」
この家の方が書かれた絵だろうか。
自分の窓をギャラリーにしてしまうなんて、何とも面白いアイデア。
どうも一窓ギャラリーの絵は日によって変わる模様。
美術館に飾るだけがアートではない。誰もが気軽に作品を展示できる、それが直島の魅力なのかもしれない。
写真:津田 泰輔
地図を見る本村地区の小高い丘の上に立つ護王神社。
直島では神社までもアートな空間になっている。
拝殿の周りに敷き詰められた白い石だけでもアートな雰囲気なのに、拝殿から本殿に上がる階段はなんとガラス製。
どうもこのガラスの階段は地下の石室まで続いていて、階段を降りることはできないのだが、ガラスなので外の光は地下に入るようになっていて…
これは本村地区の家プロジェクトの一つ。
空き家などを芸術家達がアートな空間へと改装したもので、現在7軒公開されている。外観は自由に見ることができるが、中に入るには観光案内所などで販売されているチケットが必要になる。
日常の住居が不思議な空間に変わる。あとは皆さんの目で確かめ欲しい。
写真:津田 泰輔
地図を見る瓦に書かれたお店の案内。
「今日、何かええことあった?」
直島の本村地区の路地裏には、そんな小さなええことがたくさん落ちている。
本村地区は島の人たちが普通に暮らしている場所。
住んでる人たちはちょっと洒落っ気があって、生活の中にユーモアとアートを取り入れている。
「今日はたくさんええことあったよ」
そう答えてしまうほど、素敵な場所なのである。
直島にはいくつもの美術館があり、有名な芸術家の作品がたくさん展示されている。でも直島がアートの島と呼ばれる所以は、住んでいる人たちが生活の中にアートな心を取り入れているからではないだろうか。
そんな生活の中のアートがたくさん見ることができるのが、直島の中でも本村地区。
実際に島の人たちが住んでいる住宅街の中に、小さなアートがたくさん隠れている。
直島を訪れた際は、ぜひとも路地裏を探検して「何かええこと」を探してみて欲しい。
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(2024/3/28更新)
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