これぞ究極のお茶!インドで本物のダージリンティーを味わう

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これぞ究極のお茶!インドで本物のダージリンティーを味わう

これぞ究極のお茶!インドで本物のダージリンティーを味わう

更新日:2015/02/13 17:44

北原 りえこのプロフィール写真 北原 りえこ ラジオパーソナリティ

世界中の紅茶通たちがラブコールを送るブランド茶葉といえば、インドのダージリンティーですね。ヨーロッパの一流ホテルで味わうもよし、東京のオシャレなカフェで楽しむのも最高ですが、ヒマラヤ山脈の麓、標高約2100mのダージリンで寒さに震えながら飲む、摘みたての温かいダージリンティーの味を想像することができるでしょうか。
今回は、インドの中でも秘境といわれる本場ダージリンの紅茶園の様子をお届けします。

霧にけぶる紅茶畑

霧にけぶる紅茶畑

写真:北原 りえこ

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ダージリンの街を見渡すなだらかな斜面には、延々と紅茶畑が広がっています。そこには、ハッピーバレー、タクバル、セリンボン、マカイバリなど、最近では日本でも耳にするような有名な紅茶園が数多くあります。基本的にはどこも訪ねて行けば茶畑を自由に見学することができます。

紅茶園は一日の激しい寒暖差から生まれる濃い霧に包まれ、静かで幻想的な風景を見せてくれます。この霧こそが、紅茶栽培には大変重要で、イギリスの植民地だった頃にこの地が栽培地として選ばれた所以です。

茶摘の季節

茶摘の季節

写真:北原 りえこ

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「夏も近づく八十八夜・・・」と日本で歌われる茶摘ですが、ここダージリンの茶葉の収穫期は4〜10月にかけて行われます。茶摘みの光景が見たい場合には、この時期に訪れると良いでしょう。ハッピーバレー茶園では最盛期ならば工場内での茶葉の製造過程を見学することも可能です。

紅茶園で働く人々

紅茶園で働く人々

写真:北原 りえこ

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茶摘みのおばちゃんたちは皆フレンドリーで、カメラを向けると恥ずかしそうに照れ笑いしながらもその作業を近くで見せてくれます。未だに機械を使用せずに手作業でひとつひとつ摘まれているということにも驚きますが、その手際の良さは熟練の技を感じさせます。

紅茶園で働く人々はインド人というより、ネパールやチベットに近い顔立ちの人種が多く、日本人にどこか似ていて、ここがヒマラヤの麓であることを忘れてしまうような不思議な気持ちになります。

摘み立ての茶葉

摘み立ての茶葉

写真:北原 りえこ

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摘みたての柔らかそうな茶葉の色の美しさ。これは緑茶でも美味しそうだな、などと考えてしまいますが、なぜでしょう。現地ではグリーンティーも売られていますが、日本人が飲むとがっかりしてしまいます。緑茶にする加工技術があまり発達していないのでしょうか。やはり、この茶葉は紅茶になるべき運命のようです。

本場の茶葉をお土産に

本場の茶葉をお土産に

写真:北原 りえこ

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高品質の紅茶をお土産にしたいなら、ダージリンの街の中心にある時計台の近くのNathimulsという店がお勧めです。他にも数店舗あり、カフェが併設している店舗もあります。かのエリザベス女王にも納品しているという老舗で、選ぶのに迷う程種類があり、ひとつひとつ匂いをかいだりしながら選びます。
ファーストフラッシュだのセカンドフラッシュだのといろいろ言われて大混乱、それなら高いものをとお願いしたら出てきたのはホワイトティー。もうわけがわからない!という方は、一番オーソドックスな味のセカンドフラッシュを買うとよいと思います。

ここでダージリンのクオリティーシーズンについて簡単にご紹介します。
■ファーストフラッシュ(春摘み)
3月から4月ころに摘まれる一番茶で生産量は少なく貴重なものです。茶葉が若いうちに摘まれるのでカテキン含有量が少なく、また紅茶とは思えない緑色の茶葉が特徴です。ゴールデンティップと呼ばれる芯芽が多く含まれ、若々しいさわやかな香りが楽しめます。

■セカンドフラッシュ(夏摘み)
5月から6月の一番良い季節に摘まれる茶葉から作られます。日本人が考えるダージリンのイメージに一番近い風味で、ダージリンの3回のクオリティシーズンの中で最上とされています。マスカットのような独特の香りが味わい深い王道のダージリンティーと言えます。

■オータムナル(秋摘み)
その年の茶摘が終了する直前の秋に摘まれる茶葉です。強い渋みとコクがあり、ミルクティに合うと言われています。

■ホワイトティー
古代中国の皇帝も愛飲したと言われ、古来より大切に飲まれてきた貴重なお茶です。約8万枚の茶葉からたった500g弱しか取れないという特別な茶葉を厳選し、製造工程にも職人技を必要とする難しいもので、お茶の芸術品と称されています。ポリフェノールやビタミン、ミネラルが豊富で美肌効果もあり、近年日本でも美人になるお茶として注目されています。

ちなみにホワイトティーなどは、よほど繊細な味覚を持ち合わせていないと極限まで薄めた緑茶のような味しかしません。飲む人が飲むと蘭のような華やかな香りと甘味がするといいます。
一方、セカンドフラッシュは誰もが十分に紅茶の良さを実感できる茶葉です。口に含むと芳醇な香りと程よい渋みが広がり、いつまでも残ります。ずっと味わっていたいと思わせてくれる紅茶です。

おわりに

ダージリンにたどり着いた人ならば、日本で口にするダージリンティーがいかに長い道のりを経て運ばれてきたかが良く分かると思います。日本で気軽に買えるティーパックなどは、一部にダージリンの茶葉を混ぜただけでもダージリンティーとなっていて、100%ダージリンの茶葉で淹れた紅茶を口にするチャンスは実はそう多くないそうです。
今度どこかでダージリンティーを口にするときは、遠いヒマラヤ山脈の麓に広がる紅茶畑を是非思い浮かべてみて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/11/10 訪問

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