花と歴史を訪ねて…北の城下町北海道「松前町」を歩いて巡る

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花と歴史を訪ねて…北の城下町北海道「松前町」を歩いて巡る

花と歴史を訪ねて…北の城下町北海道「松前町」を歩いて巡る

更新日:2016/03/24 12:46

月宮 うさのプロフィール写真 月宮 うさ ブロガー

北海道松前町は日本最北の城下町。日本の和式城郭として最後に築城された町のシンボル「松前城」を中心に広がる「松前公園」や、江戸後期の雰囲気が残る寺町を歩いてみませんか?
また、松前町は花々が美しい所。「日本さくら名所100選」にも選ばれている松前公園の桜をはじめ、四季折々の花を楽しむことができます。
記事内では神社仏閣を中心に、訪れて欲しい美しいスポットを春の風景と共にご紹介します。

日本最後の和式城郭「松前城」は花々に囲まれた美しい城

日本最後の和式城郭「松前城」は花々に囲まれた美しい城

写真:月宮 うさ

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長崎県"石田城"と共に日本最後の和式城郭と言われる「松前城(別名;福山城)」は、北海道松前町に江戸時代後期の1854年に築かれた平山城(平野の中にある山・丘陵等に築城された城)。
旧城内一帯は国指定史跡、築城時から現存する本丸御門は国の重要文化財に指定されており、「日本100名城」の一つに数えられています。

天守は1949年火災により焼失、現在の天守は1960年に松前城資料館として再建されたもの。中は三層になっており、松前藩主装用の甲冑など貴重な資料を展示しています(冬季休業)。また、石垣には戊辰戦争の時の砲弾跡が今も残されていますので、探してみてください。

松前城の周囲一帯は「松前公園」として整備され、春には250種1万本の桜が咲き乱れる日本有数の桜の名所として有名。多くの史跡が残る歴史名所でもあります。

花々が咲き誇る松前公園から眺める「松前城」天守は絶景!

花々が咲き誇る松前公園から眺める「松前城」天守は絶景!

写真:月宮 うさ

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松前公園は「松前城」の天守を眺めながら四季折々の花々を愛でることができる公園。

4月下旬〜5月下旬は、公園一帯が桜色に染まる1年で一番華やかな季節です。北限の椿(北海道は道南地方でしか見ることができません)や梅の開花も同じ頃。足元にはタンポポをはじめとする野の花が咲き、上から下まで花々に囲まれた美しい風景を楽しむことができます。開花中は夜桜ライトアップなどのイベントも開催されますので、じっくり鑑賞したい方は近郊に宿泊をオススメします。

桜が終わると次は初夏の牡丹・バラが園内を彩り、夏のあじさいへバトンを繋ぎます。緑美しい季節が終わると待っているのは秋の紅葉。そして北風が冷たくなる頃、真っ白い雪景色へと変化してゆきます。

江戸時代の面影を今に残す「龍雲院」

江戸時代の面影を今に残す「龍雲院」

写真:月宮 うさ

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松前公園の北側に位置する1625年に建立された曹洞宗寺院「龍雲院(りゅううんいん)」は、戦火を免れ江戸時代のままの伽藍(がらん=寺院の主用建物群)を今に伝える貴重な寺院で、国の重要文化財にも指定されています。

境内は1842年に建築された本堂をはじめ鐘楼・土蔵などからなり、特に山門(惣門)は威厳をも感じさせる美しさ。そして、本堂の前には和を感じる庭園が広がっています。
※龍神堂のみ箱館(はこだて)戦争時に損壊したため、1873年に再建されました。

この「龍雲院」本堂のそばには、樹齢100年以上と伝えられる桜の古木「蝦夷霞桜(エゾカスミザクラ)」があり、GWを過ぎた辺りから見頃を迎えます。淡いピンク色の花が咲き、清楚な雰囲気漂うとても美しい桜の名木です。また、足元には北海道では珍しい白いタンポポの姿も!お庭に植えられた春の花々もキレイです。

桜の精が住む美しい寺院「光善寺」

桜の精が住む美しい寺院「光善寺」

写真:月宮 うさ

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龍雲院の西隣にある浄土宗の「光善寺(こうぜんじ)」は、1575年に建立された寺院。当時は高山寺と呼ばれていましたが、後に高徳山光善寺と寺号を改めます。その後、幾度となく火災見舞われ建物の大半を焼失。しかし、写真の1760年に建てられた仁王門、1847年に建てられた山門は当時の姿のまま現存しています。また、本尊の平安末期作"本尊阿弥陀如来像"は、北海道の有形文化財に指定されています。

境内には19世紀中ごろに作られた美しい庭園があり、樹齢300年にもなる桜の名木「血脈桜」がGW頃に花を咲かせ、見る人を虜に。この桜は咲き始めは白っぽく、日が進むにつれ血が通うかのように赤みがさしてゆく、まるで桜の精が宿っているかのような神秘的な桜です。そして、松前を代表する品種「南殿(なでん)」の親木でもあります。
※「血脈桜」の詳しい解説は、記事一番下のMEMOから『桜花爛漫!北海道「松前城/松前公園」に咲く250種一万本の桜!!』をご参照ください。

梅の花美しい「松前神社」は武田信玄公をお祀りする神社

梅の花美しい「松前神社」は武田信玄公をお祀りする神社

写真:月宮 うさ

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境内から松前城の天守を眺めることができる「松前神社」にもお参りしましょう。
1881年に創建されたお社には、松前藩のご先祖様に当る武田信広公をお祀りしており、現在の社殿は1923年に総檜造りで再建されたものです。

境内には、「臥龍梅(がりゅうばい)」と呼ばれる樹齢300年以上の梅の古木があります。これは、徳川3代将軍の家光が松前家に贈ったと言われる由緒ある梅。
北海道では梅も桜も同じ頃の開花ですので、松前公園の美しい桜と共に花咲く姿を楽しむことができます。

日本最北の城下町「松前町」へ行こう!

日本最北の城下町「松前町」は、ご紹介した他にも歴史的名所を中心に観光スポットがたくさん!記事一番下のMEMOから「北海道松前藩観光奉行 〜情報かわら版〜」をチェックして、四季折々の景色が美しい「松前町」を歩いてみませんか?

アクセスは、JR函館駅から直通バスで約3時間、もしくはJR江差線・木古内駅からバスで約1時間半。お車をご利用の場合は、函館市から国道228号で約2時間です。
桜のシーズンは各旅行会社から桜鑑賞ツアーが発売されますので、こちらを利用するのもオススメ。
アクセスは少し不便ですが、それに見合う価値がある松前町です。

掲載内容は執筆時点のものです。

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