日帰り登山で人気!大阪「金剛山」おすすめの登山ルート

日帰り登山で人気!大阪「金剛山」おすすめの登山ルート

更新日:2021/08/31 16:28

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
大阪府の最高峰、「金剛山」。山頂付近は奈良県ですが、大阪からバスや車のアクセスも良く、日帰り登山で人気の山。桜や新緑、紅葉、雪(樹氷)が美しく、金剛山頂には修験道の開祖、役行者が開いた「転法輪寺」や、一言主を祭神とする「葛木神社」、河内国の武将、楠木正成が籠城した「千早城跡」など観光名所もたくさん。子供連れのご家族や初心者、熟練登山者、女性登山者など、金剛山でおすすめの登山コースをご紹介します。

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

千早本道、念仏坂の登山ルート

千早本道、念仏坂の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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標高、1125メートルの金剛山。登山のメインルートが「千早本道」の登山コース。階段が整備され、山頂広場(国見城跡)まで一気に登ることができます。最も登山者が多く、子供連れのご家族や初心者におすすめの王道コース(5合目にトイレあり)。バスでのアクセスは、金剛登山口バス停。登山口前には駐車場(レストランの「まつまさ」駐車場など)も整備。

千早本道、念仏坂の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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「千早本道」は、まつまさの前にある登山口だけでなく、「千早城跡」を経由する登山コースも。千早城跡をめぐった後に、千早本道と合流。本丸跡には、「千早神社(写真)」がひっそりたたずみ、楠木正成ゆかりのパワースポットとしても人気。

※標準所要時間(登り)
千早本道ルート(金剛登山口バス停〜千早城跡〜山頂広場):約100分

千早本道、念仏坂の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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次に人気の登山ルートが「念仏坂(伏見林道)」。「百ヶ辻(もがつじ)」登山口から、伏見峠・ちはや園地(キャンプ場)を越え、山頂広場へと向かうコース。ちはや園地(写真)ではトイレや売店も。バーベキューやキャンプ、バンガローも楽しめます。

アクセスは、千早ロープウェイ前のバス停。ロープウェイ乗り場付近には、大阪府営金剛登山道駐車場(約180台)があり、登山口で一番広く、利用しやすい駐車場(営業時間7:00〜19:00、年中無休)。

※金剛山ロープウェイの運行状況(2021年8月現在、耐震性に問題があり、当面は運行休止、再開は未定)

女性登山者に人気!寺谷ルート

女性登山者に人気!寺谷ルート

写真:沢木 慎太郎

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念仏坂コースは、伏見峠でダイヤモンドレールと交差。「一の鳥居」を越え、「夫婦杉」「葛木神社」「転法輪寺」の参道を経て、山頂広場へ。歴史スポットが多く、金剛山の観光名所も巡ることができます。

念仏坂コースは、本コースから枝分かれした登山コースがいくつもあり、「文殊尾根」「寺谷」「細尾谷」「馬の背」といった穴場の登山コースも。

※伏見林道ルート(金剛ロープウェイ前バス停〜伏見峠・ちはや園地〜山頂広場):約100分

女性登山者に人気!寺谷ルート

写真:沢木 慎太郎

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金剛山は、正規ルート(千早本道、念仏坂)以外にも約50の登山道があり、このうち熟練登山家や女性に人気のあるコースをご紹介。春、夏、秋におすすめのルートです。赤いリボンの目印だけで案内標識がないので、初心者の方は単独ではなく、熟練登山家と一緒に行動するとともに、崩落や通行止めがないか常に最新情報を確認。金剛山は親切な人が多いので、わからないことがあったら聞きましょう。

そこで、女子にも人気の登山コースが、「寺谷コース」。百ヶ辻の登山口から10分ほど歩くと、最初の水飲み場があり、この裏手から登山コース(写真右)がのびています。

女性登山者に人気!寺谷ルート

写真:沢木 慎太郎

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寺谷ルートは、勾配が急な文殊東尾根ルートをまっすぐ行くのではなく、勾配が緩やかな右のルート(寺谷ルート)を進みましょう(いずれのコースもトイレなし)。沢や水場があり、金剛山でプチアルプス気分を楽しめます。どちらのルートも、コース終点(山頂付近)に「岩屋文珠」があり、知恵の神様をお祀りするパワースポット。智将の楠木正成も信仰。

※寺谷ルート(金剛ロープウェイ前バス停〜寺谷ルート〜山頂広場):約100分

馬の背、細尾谷の登山ルート

馬の背、細尾谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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寺谷コースの登山口から、さらに10分ほど登った場所にあるのが「細尾谷」の登山ルート。ご覧のような滝があり、写真右上の登山道から山頂をめざします。

馬の背、細尾谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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細尾谷ルートは、谷川に沿って進む登山コース。道が途中で無くなり、沢に入って進んで行く場所も。静かなせせらぎに癒やされます。暑い夏を涼しみたい方におすすめのルート。沢の奥まで緩やかな登りが続き、全体的に急な登りが少ないコース。

馬の背、細尾谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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細尾谷ルートは、途中から枝分かれして、木の橋を渡る手前に「馬の背」と呼ばれる登山コースも。木の根道を登ります(いずれのコースもトイレなし)。

「細尾谷」「馬の背」ルート(金剛ロープウェイ前バス停〜細尾谷or馬の背〜山頂広場):約100分

ツツジ尾谷、カトラ谷の登山ルート

ツツジ尾谷、カトラ谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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千早本道の奥にも、熟練登山家や女性に人気のコースがあります。「千早本道」登山口とは逆の林道を進み、千早浄水場を過ぎ、標識B-1へ。腰折滝(写真)を過ぎたところで、「ツツジ尾谷」「タカハタ谷」の2コースに分かれ、やがて別ルートの「カトラ谷」ルートと合流。

谷に沿って歩き、一気に登りとなるのが「ツツジ尾谷」コース。「タカハタ谷」は急な登りが続きます。どちらの登山コースも距離が長く、トイレはなく、沢に入ったり、岩場をロープで渡ったりします。

※「ツツジ尾谷」「タカハタ谷」ルート(金剛登山口バス停〜腰折滝〜ツツジ尾谷orタカハタ谷〜山頂広場):約120分

ツツジ尾谷、カトラ谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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5月のGWや新緑の時期におすすめのルートが「カトラ谷」。腰折滝のB-1ではなく、D-1をめざしましょう。「カトラ谷」は、金剛山で随一のお花畑を通るルート。ニリンソウやシャクナゲの群生地があり、5月初旬ごろには可憐な花が風に揺れ、“花の谷”を白く染めます。

※カトラ谷は、岩場をロープで登る場所も多く、距離も長く、トイレもないので、小さな子供を連れて行くのは絶対にやめましょう。

ツツジ尾谷、カトラ谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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ニリンソウの群生地へは、山頂広場から近いので、初心者の方であればカトラ谷ルートを行くのではなく、山頂広場からアクセスすることも可能。登山道が安全なようであれば行ってみましょう。

※「カトラ谷」ルート(金剛登山口バス停〜ニリンソウの群生地〜山頂広場):約130分

青崩道、もみじ谷の登山ルート

青崩道、もみじ谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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金剛山と葛城山の間にある水越峠(大阪府と奈良県の府県境)。バス停や無料の駐車場もあるので、水越峠ルートもおすすめ。ダイヤモンドトレールのほかに、「青崩(あおげ)道」「もみじ谷」「カヤンボ谷」ルートも。いずれも距離が長く、コースの途中にはトイレはなく、コースタイムは水越峠バス停から山頂まで約3時間。

青崩ルートは北尾根を歩き、途中のセトで黒栂谷(くろとがだに)ルートと合流。さらに山頂付近で「カトラ谷」「ツツジ尾谷」「タカハタ谷」ルートとも合流します。

青崩道、もみじ谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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「もみじ谷」「カヤンボ谷」ルートは、沢に沿って登るルート。「もみじ谷」では冬季に凍った滝が見られるので女性登山者に人気のルートですが、天気の良い日に登山し、十分に注意しましょう。

青崩道、もみじ谷の登山ルート

写真:沢木 慎太郎

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桜や新緑、紅葉時期や樹氷など、一年を通じて登山を楽しむことができる金剛山。年末年始の登山(初日の出)も人気。しかし、冬季は約10センチの積雪があり、アイゼンや防寒具が必要。厳冬期や気象条件が悪い時などは非常に危険なので、正規ルート以外の登山コースは避けましょう。

最新の天気は、金剛山の登山情報やライブカメラでチェック。雨具や防寒具、登山靴などの服装や、水・食料といった持ち物など、十分な登山装備とトレーニングを積んだたうえで登山しましょう。夏から秋は虫対策(ハチ)もお忘れなく。

なお、おすすめの登山&ハイキングコースなどもまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに張り付けたリンクからのぞいてみて下さい。

金剛山の基本情報

住所:大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早(山頂付近は奈良県)
アクセス:
近鉄電車「富田林駅」から金剛バスで「金剛登山口」、または終点の「千早ロープウェイ前」で下車
南海電車・近鉄電車「河内長野駅」から南海バスで「金剛登山口」、または終点「金剛山ロープウェイ前」で下車
営業時間:散策自由
料金:無料
駐車場:「金剛登山口」「千早ロープウェイ前」など複数の駐車場あり(料金は1回600円前後)

ご注意:
・登山道には、遭難時に救助に向かうための目印(コールポイント)があります。「B-1」「D-1」などと書かれた標識のことで、携帯電話(スマホ)で現在地を伝えるための目印です。コースの難易度は自然条件によって変わります。不慮の事故にも備え、常に登山位置を確認しましょう。
・自然の中では、災害や動物被害など常に危険があります。すべての事故の責任は入山した個人にあります。厳冬期や危険な場所は避け、天気や気象条件が良い時に体力や登山経験に応じた安全な登山を楽しみましょう
・ごみは持ち帰り、自然保護に努めましょう

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/02/09−2021/07/23 訪問

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