京都の東山付近を散策すると、カラフルで変わった形のお守りが境内にたくさん奉納されているお寺、八坂庚申堂(正式名称「大黒山延命院金剛寺」があります。
東京・浅草寺、大阪・四天王寺ともに日本三庚申のひとつとされています。
また、病気平癒のコンニャク封じが有名で、腰痛、頭痛、神経痛、ひきつけ等に御利益があるとされいます。
八坂庚申堂で一際目につくのが、境内のいたるところにある「くくり猿」。カラフルな布地でつくられていて、とても鮮やかで可愛いです。
くくり猿とは、手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守り。欲望のままに行動する猿を動けない姿にすることで、欲に走らないよう戒めているのです。
人間の欲は果てしなく、一つに留まりません。くくり猿は、願い事を妨げようとする欲望にくくりつけ、欲望をコントロールしてくれるのが庚申さんです。願いを込めて欲を一つ我慢すると、願いを叶えてくれるそうです。
つまり、一つの欲望封印により、一つの欲望が叶うというわけです。
くくり猿には日本語だけでなく、英語やフランス語などあらゆる国の言語で願いが書かれています。日本人だけでなく外国人旅行者も、この八坂庚申堂で願掛けをしていることがおわかりいただけるでしょう。
着物を着たベトナム人女性(写真)も、カラフルなくくり猿に大喜びの様子。
外国の友人に京都を案内する際は、有名な神社ばかりでなく、こじんまりしつつもこういった見栄えのする神社やお寺に連れて行ってあげると新鮮かも知れません。
東山にある八坂神社や清水寺などは、京都観光の定番コースで常に観光客やお土産やさんで賑っています(写真は三年坂)。
八坂庚申堂は定番の観光地である八坂神社から行きやすい距離にあるのも魅力の一つ。八坂神社や清水寺に行く前に少し寄り道してみるといつもとは少し違った京都を味わえるかも知れません。
八坂庚申堂はとても小さなお寺ですが、そのこぢんまりした可愛らしさとカラフルなくくり猿に癒され、願いも一つ、叶うかも知れません。
あなたも是非、たった一つの願いを込めて、京都「八坂庚申堂」を訪れてください♪
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(2024/10/5更新)
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