写真:猫乃 みいこ
地図を見る鎌倉幕府を開いた源頼朝の妻として頼朝を支え、夫亡き後は幕府の実権を握り「尼将軍」と言われた北条政子が、愛する頼朝の冥福を祈って1225年に建立したお寺です。北条政子の法名から「安養院」と呼ばれるようになりました。
入場は有料で、山門入り口には「お1人100円 ご喜捨下さい」と書いてある賽銭箱がありますので、ご志納くださいね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る山門を入った奥の本堂は観音堂と呼ばれています。
観音堂には、本尊の「阿弥陀如来坐像」と共に「木造千手観音像」が安置されています。
伊豆国の蛭ヶ小島に流されていた頃から源頼朝に仕えた、田代信綱の観音像を胎内に納めたことから「田代観音」と呼ばれています。
また、北条政子が祈願して源頼朝と結ばれたという言い伝えから「良縁観音」、頼朝が天下をとることができたことから「昇竜観音」とも呼ばれているので、良縁祈願や出世祈願にもご利益がありそうですね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る観音堂の左からくるりとお堂の後ろにまわると、宝篋印塔や身代わり地蔵などがあります。
大小ある宝篋印塔の大きい方は、浄土宗名越派開祖尊観上人の墓と伝えられています。
鎌倉最古の石塔といわれ、1308年の銘がある、国の重要文化財です。
奥の小さい方の宝篋印塔は、北条政子の墓と伝わっています。
宝篋印塔の右には、横たわりお布団を掛けたような形の「身代わり地蔵」もあります。
お地蔵さんの身体を撫でると病気やケガが治ると伝わっています。
たくさんの方に撫でられている様子で、ご利益がありそうですね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る境内には、尊観上人のお手植えとされる樹齢700年の槇の御神木があり、天然記念物に指定されています。
御神木の先まで見ようとすると、そこはもう本当に高い空。
大空から大きな心で私達を見守ってくれているようです。
実は、世界のクロサワと呼ばれる映画監督、黒澤明氏のお墓もこのお寺にあるのです。
お墓参りをしたい方は是非どうぞ!
安養院は、坂東観音巡礼第三番札所。
8月10日の縁日に参詣すると、46,000日のお詣りをしたのと同じご利益があるそうですよ。
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(2024/10/12更新)
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