写真:Ise Shinkurou
地図を見る高校生レストラン「まごの店」は多気町五桂池・ふるさと村にある農産物直売施設「おばあちゃんの店」から生まれました。ここに入荷する地元生産野菜を使った料理を提供する事を目的に、県立相可(おうか)高等学校の調理実習施設としてオープン。
多気町から明るく元気でユニークな話題を発信しようと、かって前例のない高校生による町おこしを計画。様々な困難を乗り越えオープンした店は、生徒が創作するレシピと、きびきびと働く清々しい姿が話題を呼び、開店前に行列が出来る程の人気店になりました。
土・日・祭日だけの営業ではありますが、オープン1時間程でほぼ200食完売という素晴らしさ!しかも店の運営は教諭・クラブ顧問の助けを借りながらも、すべて高校生が!本当に驚きですよね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る「料理は心」をコンセプトに提供されるメニューは4品。地元の食材を中心に、彩り豊かで、食材の切り方にまで工夫を凝らした品々が並びます。
普段の料理クラブの活動で様々な新しいメニューを生み出し、そこで選ばれた作品にさらに工夫を加えて「まごの店」へ!
地元産の伊勢いもを練り込んだうどんが人気の「まごの店定食」。季節の食材を使用した彩豊かな「花御膳」。伊勢真鯛を使った「真鯛の胡麻醤油茶漬け」。日本テレビ・木曜スペシャル料理番組で最優秀賞を受賞し、日本一のお茶漬け定食とのお墨付きを貰った「松阪肉すき焼き茶漬け」。
どれも人気のあるメニューですが、一日合計200食限定。9:30から待機表に名前を記入し順番を待ちますが、人気メニューはすぐに完売になります。少し早目に来店されることををお勧めします。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る「いらっしゃいませ!」と心に響く軽快な声!マニュアル通りの声掛けでは無く、生徒一人一人の「食べに来ていただいてありがとうございます。」と言う心の声です。
しかも厨房ではキビキビと動く事が大切と、お客様が席に着いて8分以内にあつあつの料理を提供するのを目標にしています。
驚く事に客席と厨房はオープン!お客様の目に晒され緊張するのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、いえいえ全員が料理に真剣勝負ですよ。この生徒たちの一生懸命な姿がお客様をさらに元気にしてくれるのですから、人気店であるのも納得ですね。接客態度も清々しく、料理のお味で心がほっこり、そして明日を頑張る元気も貰って帰ることができます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る受付と食堂内にはモニターTVが設置され、真剣に料理に取り組む姿が映し出されます。モニターの前に並んでいると、他から「わっ凄い!全員高校生?」の声が聞こえます。夢を追いかける若い姿を映し出す素敵な画面です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る現在「普通科」「生産経済科」「環境創造科」「食物調理科」のコースを持つ相可高校ですが、その指導方針は「一人ひとりの夢の実現」!生徒たちが大いなる夢を持ち、挑戦しそれを育む高校として全国で話題になっています。
「食物調理科」の生徒たちは多くの料理コンクールに入賞していますが、このチャレンジ精神が「まごの店」の人気を支えているのですね。また地元・桑名の鋳物産業と調理器具を共同開発し、高校生ならではの発想で、可愛くカラフルで実用的な炊飯鍋まで作ってしまうのですから驚きです。
店内の待合室には桑名の鋳物との連携の経過がパネル掲示されていますので、待ち時間に是非見てあげて下さいね。
「まごの店」
営業日は学校行事により変更がありますので、下記MEMO欄よりご確認下さい。
相可高校の取り組みは、多気町という小さな町から三重県内そして日本中に広がりました。三重県多気町の高校生の頑張りを見に、そして心のこもった料理を味わいに是非多気町へお越し下さいね。
また孫たちのおかげでおばあちゃんたちも本当に元気。是非お帰りには「おばあちゃんの店」にもお立ち寄り下さい。
多気町には弘法大師ゆかりの神宮寺「丹生大師」も残っていますので、この地域の農村としての風景も楽しんで頂けます。MEMO欄からどうぞ。
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(2024/9/14更新)
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