社会現象とまで言われたセカチュー。小説が発行された当初はそれほど話題になりませんでしたが、徐々に人気に火が付き2003年に百万部を突破。2004年に映画化されて大ヒット。そして映画が公開された2か月後にはドラマが始まりました。
映画版の主演は森山未來と長澤まさみでロケ地が香川県の高松、ドラマ版の主演は山田孝之と綾瀬はるかでロケ地は今回ご紹介する静岡県の松崎町です。
松崎町は静岡県西伊豆の南西部に位置し、なまこ壁の民家や土蔵が点在する情緒ある町並みです。なまこ壁とは、平瓦の継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に盛り上げてつなぎ合わせたもので、防火・防温・防湿に優れるうえ、比較的安価にできることから松崎町をはじめ伊豆の各地で造られました。
写真のなまこ壁の先に見えるのは、ドラマで何度も出てくる橋。エンディングでサクとアキが向かい合っていたのもこの橋です。
セカチューの重要なシーンでたびたび使用されている松崎港の堤防。第一話でアキがウォークマンを使用してサクに告白をした名場面もここで行われました。
周りには釣り人が数人いるだけののどかな漁港です。防波堤に腰かけてドラマの名場面を思い返しましょう。松崎港には広い駐車場がありますので、こちらに車を停めて周辺を散策するのもいいでしょう。
サクのおじいちゃんが住んでいた洋風なデザインの松本写真館。昔は本当に写真館だったそうですが現在は民家となっています。
この写真館では第9話でサクとアキが仮の結婚写真を撮りました。両親や友人も集まり幸せいっぱいの笑顔の写真。
この後からアキの病状はさらに悪化し、悲劇の結末へと向かって行きます。
あじさいの咲く季節に是非訪れてほしいのが「牛原山町民の森」通称「あじさいの丘」。松崎町のほぼ中央に位置し、山頂からは町を一望することが出来ます。行き方が分かりずらいので、事前に場所の確認をきちんとしておきましょう。
ここでは、ドラマの第2話で朝焼けの中、サクとアキが初めてキスをする感動の名場面が撮影されました。公園の案内図にはどこにもそのことについて書かれていませんが、場所は上の方にある展望台脇の東屋の近くです。
未舗装の細い道を走りますが、すぐ近くまで車で行くことが出来ます。
もともとこの場所にあじさいはありませんでしたが、撮影時に鉢植えを置いて撮ったそうです。その後、名場面を再現しようとあじさいが植えられました。
サクとアキがキスをした時のあじさいは淡いピンク色でしたが、現在は、ドラマの中で17年振りに訪れてた大人のサクが見た色と同じ、目の覚めるような鮮やかな青色です。
今回ご紹介した以外にも、松崎町にはまだまだ感動の名シーンが撮影された場所があります。松崎町のHPにセカチューのロケ地マップがありますので参考にしてください。
また、松崎町ではセカチューの他にも、「とんび」や「真夏の方程式」などのドラマのロケ地としても使用されています。是非あの時の感動をもう一度味わってみてはいかがでしょうか。
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