更新日:2024/01/11 18:01
「ワールド・ブレックファースト・オールデイ」は銀座線外苑前駅から徒歩で約10分。
秩父宮ラグビー場や岡本太郎記念館といったスポーツと文化施設が充実し、おしゃれなお店やカフェが立ち並ぶ、レストランの激戦区にあります。
その中でこのカフェは派手ではないものの、まるでヨーロッパの旧市街の中にたたずんでいるかのようなシンプルな入り口。
大通りに面していますが、ついつい通りすぎてしまいそうになるので注意!
日本をはじめ、世界でも伝統的な朝ごはんを食べる習慣は薄れてきてしまっていますが、「食を通して歴史や文化を知ろう」というのがこのお店のコンセプト。2ヶ月毎に各国の朝ごはんを提供しています。
また、ケータリングサービスや、テーマの国の料理に関するワークショップなどのイベントも定期的に開かれています。
中に入ると大きい長テーブルが一つと奥にはキッチン。一部屋だけのとてもシンプルな作りです。
女性二人組やグループが多いですが、カップルや外国からきた観光客もみられます。
また朝7:30から営業しているので、平日は都内に勤務する出勤前のOLさんなどもいます。
長テーブルにはイスが10個ほどあり全席相席なので、お一人様でも寂しくない!むしろ、新しい出会いが見つかるかもしれませんよ!
また、キッチンには仕切りがないので、調理している様子も見ることができちゃいます!キッチン前のカウンターには、その月のテーマの国で売っている日用品や食材がずらり。
例えばアメリカがテーマの月ならば、写真のようにレトロなりんごジュースの瓶やおなじみキャンベルのスープ缶、ピーナッツバターなどが並べられています。
アメリカの一般家庭におじゃましたかのような、アットホームで居心地のいい内装です。
さて、肝心の朝ごはんですが、アメリカがテーマのこの月の料理は「ハヌカ」と「サンクスギビング」の料理。
日本人にはほとんど馴染みない「ハヌカ」。これはエルサレム神殿の奪回を記念するユダヤ教のお祭りです。
様々な民族と宗教が混在するアメリカにおいて、ユダヤ人の人口は500万人以上とされています。そのような人たちにとってハヌカはとても大事なお祭。この日にいただいた朝ごはんも、ユダヤ人にとってはとても意味のあるお料理なのです。
一方サンクスギビングは、17世紀にイギリスから現在のアメリカである「新世界」に渡った最初の居住者達のためのお祭りです。
ハヌカは「ごく僅かな量の油が8日間も途切れることなく燃え続けた」という奇跡に基づいたお祭なので、油を使った料理が多く振る舞われます。
左側にあるのはポテトラトケというじゃがいもの揚げ物。油っぽすぎず、さくさくとした食感がたまりません♪
右にあるのはサンクスギビングの定番、七面鳥のお料理です。七面鳥にほうれん草やタマネギをつめて焼いた「スタッフドターキー」はボリュームたっぷり!
アップルソースやクランベリーソースを絡めていただくと、フルーツの酸味が絡みまた違ったおいしさが味わえます。
飲み物はこれまたアメリカの定番、ホットアップルサイダー。
サイダーといっても炭酸は入っておらず、あたたくて優しい味が冷えた体に染み渡ります。
シナモンスティックによって少しピリリとした味わいもまたgoodです。
いかがでしたか?二ヶ月にいっぺんテーマの国が変わるこちらのレストラン、1年で「世界一周」を目指すリピーターさんが多いのもうなずけます。
一般的なレストランでは味わうことのできない珍しいお食事を楽しむだけではなく、日本にはあまり馴染みのない文化を知ることができる有意義な時間を過ごせるのではないでしょうか。
外国人の観光客も多く訪れる東京の中心地・外苑前にあり、お店の店員さんも外国の方が多く、日本にいても海外旅行気分が味わえること間違いなし!
あなたも食を通じて世界の文化に触れてみませんか?
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