長崎市築町の小野原本店は、安政六年(1859年)創業、150年以上の長い歴史を持ち、その重厚感のある建物は、戦前から続く店舗として、貴重な文化財となっています。
中国の墨(唐墨)の形に似ていることから名がついた『からすみ』。長崎半島先端部の野母崎地方で、ぼらがよくとれたことから、ぼらの卵で作られるからすみは、長崎の名産品となりました。中でも小野原本店のからすみは全国的に有名で、宮内庁御用達にも選ばれた、栄誉と歴史ある逸品です。
小野原本店のアイコンといえば、本からすみ。贈答用の化粧箱入り(写真左)や、自宅用にもぴったりなハーフサイズ(右)の商品などがあります。
透明感のある琥珀色で、ねっとりと濃厚な旨味がクセになるおいしさです。2、3mmくらいにスライスして、そのまま食べても、軽くあぶっても美味。白ワインや、日本酒に合わせたらもう、たまりません! お酒だけでなく、クリームチーズや大根スライスとも好相性。スライスしたてのおいしさを、心ゆくまでどうぞ!
『からすみ』といえば、通常、琥珀色の天日干しされたものをイメージしますが、こちらはなんと、天日干しする前の卵を丁寧にほぐした『生からすみ』(税込1620円)。その珍しさから、旅行客にも大人気です!
そのままで食べるのはもちろん、贅沢にサラダに使ったり、冷奴に乗せて食べるのもおすすめ。他の地域ではなかなかお目にかかれない、からすみの名産地、長崎ならではのひと味違ったフレッシュであっさりしたからすみも、話のタネにいかがですか?
お手頃な値段のパック商品も、いろいろ種類が揃っています。
からすみの使い切りパックには、そぼろ(粗・細)、スライスがあります。「老舗のからすみってどんな味?」「そもそもからすみってどんなもの?」そんな方は、お手軽なスライスのパックから試してみてはいかがですか?
その他のパック商品では、からすみのつぶつぶやスライスが贅沢に入った、2パック入りの『からすみ茶漬』も、珍しくて美味しいのでおすすめです!
そして、今回のイチオシは、贅沢に小野原のからすみを使った、『からすみパスタオイル』。からすみの旨味がじんわり口の中に広がる、オリーブオイルベースのソースです。お土産にするにも、デザインがかわいいでしょ?
お吸い物ぐらいの塩加減でアルデンテに茹でたパスタに、お好みの材料と『からすみパスタオイル』を絡め合わせ、からすみそぼろを散らしたら、あっという間にちょっと贅沢な、からすみのパスタのできあがり!
シンプルな素材が引き立つから、写真のいかと青じそ、針海苔を合わせたちょっと和風のパスタのほか、春キャベツと合わせたり、ちょっと贅沢にお刺身用の鯛とピンクペッパーを合わせてカルパッチョ風パスタにも!
また、パスタはもちろん、バゲットにつけたり、焼き野菜にもおすすめですよ。Chablis(シャブリ)など、キリッと冷やした辛口の白ワインとどうぞ!
からすみが、こんなにバラエティに富んでいるなんて、意外ですよね。また、高級食材のからすみはなかなか手が出ない、と思っていた方にも、意外と手頃な値段で楽しめるのが分かっていただけたのでは。
歴史を感じるお店の風情を楽しみながら、あれこれと選ぶ楽しみもある、長崎築町・小野原本店。グルメな方やお酒好きな方へのお土産をはじめ、ぜひご自宅でも、この伝統と信頼に裏打ちされた美味しさをお楽しみください!
小野原本店
長崎県長崎市築町3番23号
※長崎空港にも小野原本店コーナーがあります。
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(2024/12/12更新)
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