ベルギー・バストーニュ1番のホテル&レストラン「レオ」

ベルギー・バストーニュ1番のホテル&レストラン「レオ」

更新日:2019/04/22 12:46

バストーニュと言えば、世界史の教科書にも出てきたバストーニュの戦いを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。第二次世界大戦中、ベルギーのアルデンヌ高原の深い森の中で、ドイツ軍とアメリカ軍が交戦したヨーロッパ交通の要所です。2014年にはイギリスのウィリアム王子夫妻が慰霊に訪れ、一躍世界中にその情景が映し出されました。バストーニュを訪れる際、必ず立ち寄りたいのがこのホテル&レストランのレオです。

レオはワゴン車が出迎えるホテル&レストラン!

レオはワゴン車が出迎えるホテル&レストラン!
地図を見る

レオは、現在ではミシュラン・ガイドにも掲載される有名ホテル&レストランですが、元々ワゴン車で営業を始め、口コミで評判が広まりました。バストーニュのグラン・プラス前で今でも私達を一番に出迎えてくれるのは、建物の前にあるこのワゴン車です!

古き良き時代を思わせる、アール・デコ調の店内。

古き良き時代を思わせる、アール・デコ調の店内。
地図を見る

レオのレストランは、革張りであつらえたソファと飾り鉄線が印象的な、趣きのある店内です。レオの歴史を伝えるワゴン車のユニークな個性とあわせ、徹底した店内の清潔感は特筆に価します。きびきびと働くスタッフの洗練されたカスタマーサービスも見事!さすがはバストーニュの名高いホテル&レストランです。

ベルギーで一番洗練されたムール貝料理。

ベルギーで一番洗練されたムール貝料理。
地図を見る

北フランスに伝わるムール貝料理は、旧フランス領であるベルギーのワロン地方の伝統料理でもあります。そして、バストーニュのレオのムール貝の美味しさと言ったら!ベルギー料理は古い時代のフランス料理が伝わったものであるため、より素材の味を生かしたシンプルな調理が特徴です。

ムール貝料理も通常はムール貝の持つ自然な塩味で仕上げるナチュールという料理法が主流ですが、その調理法のシンプルさとは対照的に、観光地ではなかなか本当に美味しいムール貝を提供してくれるレストランにはお目にかかれません。ところが、レオのレストランのレモン風味、生クリーム仕立てのムール貝料理は、ベルギーで一番と言っても過言ではないおいしさです!

(写真は、Moules «Poulette» beurre blanc monté au citron Mosselen met citroen butter 25.90 €)

創業者の腕前を今に伝えるメニュー。

創業者の腕前を今に伝えるメニュー。
地図を見る

レストランでは、通常のメニューに加えて、創業者のレシピをアレンジしたオリジナルメニューが用意されています。柔らかい仔牛の腎臓にマスタードのさっぱりとした辛味を添えた、仔牛の腎臓とキノコのマスタードソース添えもおすすめです。全ての料理にはパンかフライドポテトが付きます。

(写真は、Rognons de veau fricassés à la moutarde et genièvre, pommes fondantes 21.00 €)

王政時代のフランスの伝統料理が味わえるレストラン。

王政時代のフランスの伝統料理が味わえるレストラン。
地図を見る

バストーニュがあるベルギー南西部ワロン地方は、ナポレオン最後の戦いと言われるワーテルローの戦いまでは、北フランスの一部でした。1800年代のまだ王政時代の古いフランス文化が継承されている、ベルギーならではの家庭料理の数々も味わえます。ロースとハム巻きと焼きトマトのベアネーズソース添えは、今ではフランス料理に欠かせない、甘みが特徴のベアネーズソースと、本来保存食であったローストハムによく合う一品です。

(写真は、Jambonneau rôti au four, tomate grillée, bonne béarnaise, pommes frites 17.90 €)

バストーニュを象徴するホテル&レストラン。

バストーニュの町は決して大きくはありませんが、町の中心を貫く大通りには、アルデンヌの森文化圏ならではの名物を伝えるお店が並び、料理の美味しさで名高いこのホテル&レストランは町の顔となっています。西ヨーロッパを繋ぐ7本の街道が交差するこのバストーニュを訪れる際は、必ず立ち寄りたい名店です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/22 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -