トルコ屈指の観光スポットとして人気を集めるカッパドキアには、洞窟ホテルがたくさん存在しますが、その多くは カッパドキアの中心地であるギョレメやユルギュップといった繁華街にあります。
奇岩群や地下都市を巡ったり、熱気球に乗ったりと、様々なアクティビティがあるカッパドキアにおいては、アクセスしやすい繁華街のホテルは確かに便利。
でも、日常の喧騒から離れてのんびりホテルステイを楽しみたい方には、こちらのホテルはおすすめです。
オルタヒサル村の中腹にあり、ギョレメとユルギュップどちらの町に出るのも車で約10〜15分。はっきり言って、ホテルの周りには何もありません。
目の前にあるのは、広大な奇岩の大地のみ。
しかし、それが逆に隠れ家っぽくて、とても贅沢な気分を味わえるのです。
全10室のこじんまりしたホテルで、客層は欧米人が多いようですが、口コミ等で知って予約を入れる個人客がほとんど。
ホテルで働く従業員は皆さんは、ゲストの名前をすぐに覚えてくれて、滞在中ずっと下の名前で呼び合うような、とてもアットホームな雰囲気です。
早朝の到着でも、チェックイン前に朝食を提供してくれたりすぐにお部屋を用意してくれるケースも。
ホテルオーナーの「ここが自分の家だと思って、自由にリラックスして過ごしてくださいね」という言葉どおり、自分たちの部屋以外にも、お城の一室のように可愛いレセプションエリア、サンテラス、無料のドリンクが用意されているキッチン、洗濯室など、全て好きな時に自由に利用することができます。
住み込みの従業員もいて、困ったことがあればサポートしてもらえるので、本当に自分の家にいるような感じでリラックスして過ごすことができると思います。
お部屋によってレイアウトは異なりますが、広さも充分にある洞窟ホテルの室内は、色使いや小物がとても可愛く、岩壁のゴツゴツ感が温かみを感じさせてくれます。
建物の構造上、隣りの部屋とはだいぶ離れているので、他のゲストの話し声や物音などが聞こえることもありません。
アメニティもひととおり揃っていて、水の出もよく清潔。
洞窟ホテルとはいえ、ファシリティの面では普通のホテルと変わらず快適です。
宿泊料金に含まれている朝食は、種類豊富なビュッフェ形式。
毎朝手作りするという焼きたてのパンやケーキをはじめ、絞りたてのジュースやフレッシュな果物などがずらっと並びます。
卵料理は、頼むと好みのスタイルで調理してもらえます。
天気の良い日は、テラス席でオルタヒサルの絶景を見ながらの朝食がとても気持ち良いです。
じっくりと時間を過ごすのにオススメなのが、このサンテラス。
巨大な一枚岩の城塞、オルタヒサル城が目の前に見える素晴らしい眺望のテラスには、昼夜問わずホテルの従業員やゲストたちが自然と集まり、旅の話で盛り上がったりすることも。
夜になって肌寒くなると、ストーブを点けて、ひざ掛けや毛布も貸してくれます。
巨岩遺跡を見ながらチャイを飲んで、静かなトルコの夜を過ごす。最高の贅沢です。
カッパドキアは、空路でアクセスする場合にはネヴシェヒル空港もしくはカイセリ空港が最寄りとなります。
ホテルでは、空港や繁華街への送迎、アクティビティやレストランの手配なども、お願いすればやってもらえるので、個人旅行には助かります。
繁華街へのアクセスは悪いですが、その分ゆっくりくつろげる、ホスピタビリティ抜群の洞窟ホテルには、心のデトックスを求めて訪れるリピーターが多いのかもしれません。
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(2025/1/18更新)
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