さて、壱弐参横丁と書いて何と読むでしょうか!?
答えはのれんにも書いてありますが「いろはよこちょう」と読みます。名前の由来は横丁の所在する住所”1番町2丁目3番地”から壱・弐・参で、い・ろ・は。洒落っ気ありますね。
この横丁は戦後の混乱期の昭和21年に中央公設市場として開かれた歴史を持っています。市民に大変親しまれて70年あまり。当時の面影を色濃く残しつつも新しいショップなどが加わり、現在120件ほどのお店があります。
場所は青葉通りと南町通りに挟まれたサンモール一番町のアーケードに入り、中ほどの提灯を目印に来てください。青葉通り側と南町通り側の2つの入り口があり、100mほどの通路に沿ってお店が立ち並びます。
仙台駅から徒歩10分足らず。地下鉄東西線が開業すれば、最寄駅から徒歩1分と至便な立地になりますよ。
青葉通り側の通りには、戦後すぐから衣料品や日用品などのお店があったそうですが、現在もこのゾーンには、現代版の衣料品屋、雑貨屋、日用品屋があります。そして、他では手に入らないようなこだわりの逸品があるショップも。お時間の許す限り歩いてみて、お気に入りのお店を見つけてみませんか?
どのお店もそんなに大きくありません。所々にあるカフェは、その狭さを活かし、他にはない趣のある店づくりをしているのが特徴。
どちらかというと、お昼の営業が多いゾーンです。小腹がすいたら、ピザ、フレンチ、宮城の名産品を使ったランチなど、飲食店も揃っていますので是非、お腹と相談しながらお店選びをしましょう。
横丁内を散歩していると、写真のような景色が飛び込んできます。どこにでもあるようで、ないような独特の雰囲気。ここが日本?と思わせるようなシチュエーションです。
この横丁は、映画「重力ピエロ」の中で一部セットとして使われました。この写真の右側にちらっと写っている美容室に見える建物です。今は洋服屋さんが入っていますが、あえてそのまま使うところがいい味を出してますね。
この半端ないレトロ感を強調させるのが近年増えてきた高層ビル群。
さて、この場所が横丁のどこにあるか!? お探しくださ〜い。
仙台のお土産で気の利いた物が欲しい時は、中ほどにある雑貨と紅茶の店「ペチカ堂」さんへ。こんなところに階段が!?そして、2階が!あるというのに驚きです。階段を上り、ドアを開けると、そこは屋根裏部屋のようなお店の中に、ぎっしりと宝が詰まってるかのような空間が広がっています。
人が2〜3人も入ればいっぱいのスペースですが、こちらは地元仙台をはじめ、宮城やその他東北のちょっと趣向凝らした逸品のお土産がそろっていて、どれにしようか迷ってしまいます。
例えば、お菓子なら門外不出のレシピで作られた”馥郁(ふくいく)”さんの竹炭のクッキー。漆黒のクッキーは見た目とは違う優しいお味で、デトックス効果あり。今の所、このペチカ堂さんでしか買えません。
その他にも非加熱式の蜂蜜や蜜ろう、東北在住の作家さんの陶器、こけしの書簡などなど、他のお店では手に入らないものがここにあります。
「ペチカ堂」の営業時間等の情報は、記事下MEMOリンク「ペチカ堂」よりご覧ください。
南町通り側の通りを今度は歩いてみましょう。ここは、今もなお、市場の面影が残っているゾーン。八百屋、魚屋などの生鮮食料品店や老舗の飲食店、居酒屋などが軒を連ねています。
仙台の中心部でちょっと飲みたいとなると歓楽街の国分町へお出かけの方が多いかもしれませんが、是非、この横丁で一杯、飲んでみませんか?どの店もリーズナブルなお値段で地元の素材を使った料理やお酒を楽しめます!
そして、出かけるなら夕方5時半頃。この時間だと、会社帰りの人もあまりいないので、ゆっくり楽しめます。小規模のお店が多いので、あっという間にお客さんでいっぱいに。気になるところがあれば、この時間帯に出かけましょう。
飲めない方でもここを歩くだけでも楽しいですよ。昼とは違った灯りが、昭和のレトロ感を彷彿させるこの場所、満喫してみませんか?
横丁に入ると多種多様の店に好奇心をかきたてられ、まるで探検のような気分。70年の歳月が醸し出す、いぶし銀の雰囲気は、ここで商売をされる方々が大切に扱われてきた場所だからこそ。このいろは横丁はこれから、ますます目を離せない所になりそうです。いつまでも、残って欲しい横丁ですね。
セラピスト たまや 瑞の*旅の薫香*
昭和レトロな雰囲気とこれから発展していきそうな新鮮な横丁の気配を精油でイメージすると
*ジンジャー、レモン、サンダルウッド*
それぞれ1滴ずつ、ディフューザー等でお試しくださいね!
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