ドイツ、ケルンは今と昔が交差するオーデコロンの発祥地!

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ドイツ、ケルンは今と昔が交差するオーデコロンの発祥地!

ドイツ、ケルンは今と昔が交差するオーデコロンの発祥地!

更新日:2015/03/03 15:05

ウェリオン 佳子のプロフィール写真 ウェリオン 佳子 地球の営み(歴史民俗文化芸術)旅ライター

オーデコロンはフランス語で「コローニュの水」の意味。ドイツ西部にあるケルンの街は、ローマ時代に殖民市として入植が始まった土地で、今でもイタリアやスペインではコロニア、フランス語でコローニュと呼ばれています。西側ヨーロッパからアクセスしやすい交易の土地として、現在も栄える国際色豊かな百万都市は、オーデコロンの発祥地でもあり、市民が憩う駅前に世界遺産ケルン大聖堂がそびえる、ドイツへの西玄関口です。

イタリアの香水職人がケルンに敬意を表して名付けた、コローニュの水。

イタリアの香水職人がケルンに敬意を表して名付けた、コローニュの水。

写真:ウェリオン 佳子

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オーデコロンはイタリアから移住した香水職人、ヨハン・マリア・ファリナによって、1709年に発売されたのが起源です。彼はオレンジの華やかな香りのする蒸留水を、新しい居住地となったケルンにちなみ「コローニュの水」と名付けました。

1734年、プロイセン王に納めたのをきっかけにヨーロッパ中の王室の御用達となり、1874年から日本の宮内省にも納めていたという、随一の格式の高さを誇ります。

ヨハン・マリア・ファリナ、オリジナルのオーデコロンは、オールドタウンのメインストリート、ホーエ通りからMarpsl.に抜け、2ブロック進んだところにある店舗にて買い求めることができます。現在、本社ビルの中のオーデコロンが作られていた場所に、香水博物館が併設されており、彼の生涯とオーデコロン「ヨハン・マリア・ファリナ」の歴史を辿ることができます。

写真はミューレンス社の「4711」です。現在のケルンを象徴するオーデコロン「4711」は、1792年に創始者ウェルヘイム・ミューレンスが、婚礼祝いに修道士から受け取った不思議な水のレシピが元になったもので、こちらもオレンジの爽やかな香りが特徴です。

1794年のナポレオン軍進撃に際して、ケルン市議会は街の安全のため、都市計画の中で全ての建物に番号をつけました。その時、ミューレンスの仕事場につけられた番号が4711。ケルンに駐留したフランス兵士達によって、そのロマンチックな逸話と共に「オー・デ・コローニュ」というフランス語での名称が世界に広まり、オーデコロンと言えば「4711」というほどに、ケルンの顔として知られるようになりました。

「4711」の本社がある「House of 4711」は、ホーエ通りから見てヨハン・マリア・ファリナと反対側に5ブロック先、Glockengasseの通り沿いです。「4711」はケルン大聖堂目の前の観光案内所の売店でも、購入することができます。

世界遺産ケルン大聖堂の広場に、市民が憩う街。

世界遺産ケルン大聖堂の広場に、市民が憩う街。

写真:ウェリオン 佳子

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世界遺産のケルン大聖堂がある街として知られ、ローマ時代からの歴史を誇るケルンの街。ドイツから西ヨーロッパ諸国に開ける交易の土地だけに、現在も商業が盛んなショッピングの街として、近隣都市からも買い物客が集まってきます。人口約103万人(2015年2月現在)が暮らす、現在も進行形型の大都市です。

ケルン駅前の広場が大聖堂へと続いており、広場を行き交う人波と、それを見守る大聖堂の風格あるたたずまいが交差する風景は、はるばるケルンに来たと実感するのに十分な大空間!ケルン大聖堂の前では、有名なドイツ最大のカーニバルも行われます。これも多くの人が一堂に集えるその広さゆえ!ケルン大聖堂は街の人達に愛され、長い年月を一緒に歩んだ世界遺産です。

また、ケルン駅そばの川の対岸からホーエンツォレルン橋越しにケルン大聖堂をのぞむ景色は、絵葉書にも使われる写真撮影のポイントです。

国境を越えドイツ入りしたら、おやつは「ベルリン」で決まり!

国境を越えドイツ入りしたら、おやつは「ベルリン」で決まり!

写真:ウェリオン 佳子

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ケルンは地図で見ると、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、そしてフランスに近い国境近くの都市であることが分かります。国際線高速列車でケルンの街に入ったら、まず人々の目を引くのがケルン大聖堂、そして有名な4711オーデコロンの看板、そして…街に溢れる山積みのスイーツ「ベルリン」!?

日本でもお馴染みの、カスタードクリームを挟んだ揚げパンのことですが、オールドタウンのメインストリート、ホーエ通りを歩けばあたるほど、プレッツェルと並んで代表的なドイツのおやつです。せっかくドイツに来たのなら、是非一度本場の味を試してみてください。ドイツ国内に限り、価格も実に良心的!

カラフルなドイツ菓子が目にも楽しい、Eigel。

カラフルなドイツ菓子が目にも楽しい、Eigel。

写真:ウェリオン 佳子

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ケルンのオールド・タウンのメインストリート、ホーエ通りそばにあるEigelは、1851年に開業した、ケルンを代表する老舗の焼き菓子店です。ショーウインドウには季節を感じさせる、カラフルで可愛らしいかたどりの菓子類が並び、ついつい目が釘づけになってしまいます。

主にフレンチ・パティスリーの要素を取り入れながらも、ドイツ流にボリュームいっぱいのケーキ類は、店内の広いカフェでも頂く事が出来ます。中にはトルテやクーヘンなどの伝統ドイツ菓子もあり、甘さ控えめのさっくりとした味を、セレクトされた紅茶やコーヒーと共に、その場でゆっくりと味わえるので、休憩に是非おすすめのカフェです。店員さん達が着用しているクラシックなユニフォームも素敵です!

Peek & Cloppenburgで地元ドイツの人達の休日をのぞいてみる。

Peek & Cloppenburgで地元ドイツの人達の休日をのぞいてみる。

写真:ウェリオン 佳子

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ショッピングの街としても有名なケルンでは、メインストリートを歩くと、思わず入りたくなってしまうハイセンスな外装のビルに出会います。中でもひときわ目を引く、ガラス張りの曲線タワーが「Peek & Cloppenburg」。ビル内部は吹き抜けの空間がつらぬき、筆者が訪れた時には、なんとこのホールでバンジージャンプのイベントをやっていました。

各階には今イチオシのヨーロピアン・デザインを感じるカラフルで魅力的な商品が並び、お客さんもハイセンスな人達が集まっています。この付近にはワンランク上のカフェも豊富なので、しばし腰をおろして、地元ドイツの人達の休日をのぞいてみませんか?

西側ヨーロッパからアクセス抜群の、本場ドイツを楽しめる街。

西側ヨーロッパを列車やバスで旅すると、せっかくだからドイツをひと目見たいと考える人も多いはず。ところが首都ベルリンは反対側なので、諦める人も多いのでは?そこで提案したいのが、ここケルンの街。高速列車タリスを利用すれば、ベルギーのブリュッセル経由で、オランダ、フランス、ルクセンブルグ、イギリスから短時間で乗り入れることができます。

世界遺産ケルン大聖堂もあり、道行く人達もドイツ系。徒歩で横切れる規模の街なので、簡単に主要観光地を移動でき、ドイツの人達の、飾らない普段の生活ぶりを垣間見ることができる街です。ドイツの人達が「是非一度!」と口を揃えるケルンの街で、あなたも本場ドイツの”気質”に触れてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/14 訪問

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