写真:旅人間
地図を見る東かがわ方面から国道318号を走り徳島県阿波市に入ると、徳島県北東部の土成(どなり)地区の郷土料理「たらいうどん」の看板が次から次に現れます。
この料理は、江戸時代に山仕事をするキコリが仕事納めに皆で釜を囲こみ、コシの強い手打ちうどんを茹でた釜から直接引き上げて食べ、当時は「釜抜き千本」と呼ばれていた地元飯。
その後、寿司桶のような入れ物に変わり、昭和6年に当時の県知事がこの地方を訪れた際に「たらいの様な器に入ったうどんを食べてうまかった」と話したのが広がり「たらいうどん」と呼ばれるようになったと言われています。
「運命の人とは赤い糸で結ばれている」といった話を耳にした事があると思いますが、阿波市の名物「たらいうどん」に、『ピンクのうどんを一本』入れハートで出してくれる店があるのをご存知ですか?
これは『恋成たらいうどん』と呼ばれ、徳島県阿波市土成町の3店舗で実施されています。恋愛成就と夫婦円満を願いながら食べるとご利益があると言われている運命のうどんなのですよ!
一本のうどんで作られたハートは、シンプルと言えばシンプル。ところが実際にこれを目の前にするとテンションは間違いなく上がります。カップルならば、二人でピンクのうどんの端と端を持ちあって食べてみるのも良いでしょう。食べ方は自由♪
写真:旅人間
地図を見るこの「恋成たらいうどん」を注文すると必ず付いてくるのが、『ピンクの箸袋』です。これは食後の恋愛成就の祈願に使いますので、大切に持っておきましょう。
さて、味に関して言えば、実はこれがメチャクチャ美味しい。太くしっかりした麺は柔らかいけどコシがあり食べごたえ抜群で、カツオ・昆布・鶏ガラ・野菜・溶き卵が合わさったダシ汁は濃い口だけど絶妙。2人の場合だと2人前で十分すぎる量ですが、あまりに美味しいので3人前注文しておけば良かったと言う声が後を絶ちません。本当に美味しいですよ!
写真:旅人間
地図を見る徳島県阿波市土成町で「恋成たらいうどん」を食べたら、ピンクの箸袋を手に持ち、車で20分ほどの場所にある四国霊場第七番札所『十楽寺』へ行き、恋愛成就の祈願をしましょう。
この十楽寺は、弘法大師作のご本尊が安置され、眼病にご利益のある仏様「治眼疾目救歳地蔵」でも有名な場所。そして、今回の目的は縁結びや夫婦愛にご利益がある「愛染明王」が鎮座する十楽寺の中門の愛染堂になります。
なんと!ここで箸袋を奉納し恋愛成就を祈願が出来ると言うのです。これは魅力的ですね。
写真:旅人間
地図を見るこの十楽寺の中門、愛染堂の「愛染明王」の前には特製たらいが設置されています。「恋成たらいうどん」を食べた時に付いてくるピンクの箸袋を2枚しっかり結んだら、この特製たらいの中に入れて恋愛成就をお祈りしましょう!
何事も信じる者は救われると言いますが、「恋成たらいうどん」を食べ、十楽寺に祈願しに行く純粋な気持ちは良縁を育むキッカケにもなりそうですね。またこの奉納された箸袋は十楽寺で供養してもらえますので、きっと、その願いは叶うはず。さぁ〜、徳島県の阿波市まで「恋愛成就の旅」なんて如何でしょうか♪
写真:旅人間
地図を見るこの「恋成たらいうどん」は、徳島県阿波市土成町の『奥御所』『一天たらいうどん』『新見屋』の3店舗で実施されています。各店舗に関する詳細情報は下部の「MEMO」のリンクにてご確認下さい。尚、今回写真でご紹介した店は「奥御所」です。
ちなみに、この「恋成たらいうどん」は、注文してから出来上がるまで20分から30分ほどかかりますので急いでいる方は要注意。恋愛成就を願うなら短気は厳禁。ゆっくり待つことも大切です。そして、十楽寺の参拝は朝7時から夕方5時までとなっています。この点もご注意くださいね。
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(2024/9/18更新)
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