タイ北東部の都市ウボンラチャタニー(Ubon Ratchathani)から約1時間半、ラオスへ抜ける国境の街チョンメック(Chong Mek)からは約1時間に位置する、タイのグランド・キャニオンとも呼ばれるパーテーム国立公園(Pha Taem National Park)の近くに「ヴィジトラ キャンピング & リゾート」があります。
一番近い村からも離れた自然のど真ん中にあるリゾートは、さながらタイの隠れ家ともいえる存在。訪れるには苦労しますが、この景色を見ただけで「来てよかった」と感じるでしょう。
広い庭とメコンの目の前に建てられた独立式のコテージは、二方に広い窓があって、室内はとても明るい雰囲気。決して広いとはいえませんが、エアコンはもちろんテレビに冷蔵庫、ホットシャワーなどの設備はしっかりとそろっています。
ひっそりと静まり返った夜には、部屋の前のデッキでゆっくりと星空を眺めてみてください。街の明かりのない夜は、月と星のきらめきが一段と輝いて見えるはずです。
日中の強い日差しが和らぐ頃、どこからともなく「ヴィジトラ キャンピング & リゾート」のマスコット、ウサギたちが広い庭をめいいっぱい走り始めます。
付かず離れずの距離を取りながら、私たちの目を楽しませてくれるウサギたちは、眺めているだけで癒やされてしまいます。よくよく観察していると、あちらに仲良しのウサギもいれば、こちらには恋人を追い掛け回すウサギと、どことなくユーモラス。お持ち帰りできないのが、残念なくらいです。
提供元:遠藤隆尚
地図を見るメコンの川の流れと地形が絶妙にあいまって、「ヴィジトラ キャンピング & リゾート」の庭からは「メコンから昇る朝日」と「メコンに沈む夕日」の両方が見られます。
朝は黄金色に輝く鮮烈な光。そして燃えるような夕日は、世界を赤く赤く染め上げます。この景色を見るだけでも、この地に来た意味があるのではないでしょうか。
宿のもう1つの楽しみといえば、朝ごはんですね。「ヴィジトラ キャンピング & リゾート」の朝ごはんは、最高のシチュエーションでいただけます。
想像をしてみてください。朝の澄み切った空気の中、木陰の下に用意されたテーブルの上には、ゆらめく木漏れ日。眼下に広がる雄大なメコンから昇る朝日。足元には太陽の光と朝露を浴びて、キラキラと輝く芝の上でけだるそうにしているウサギたち。そんな情景の中で運ばれてくるステキな朝食は、女性には量が多いかな?とも思えますが、朝の健康的な空気に押されてあっという間に平らげてしまいます。
いかがでしょうか。
「ヴィジトラ キャンピング & リゾート」は、都会から離れた不便な位置にありますが、その分パーテーム国立公園や、ケーンタナ国立公園(Kaeng Tana National Park)など、ちょっと面白い景観が見られる国立公園も数多くあります。また、ラオスとの国境も近いので、東南アジアを周遊する際には、ぜひ訪れてみてください。
■ヴィジトラ キャンピング & リゾート(Vijitra Camping & Resort)住所:102 Moo4 Vigitra, Huaypai, Khong Chiam, Ubon Ratchathani
アクセス:ウボンラチャタニーのタラート・ワーリン(ワーリン市場)バスターミナルより、コンチアム(Khong Chiam)行きバスに乗り約1時間。コンチアムより、バイクをレンタルして訪れるのがお薦めですが、トゥクトゥクなどでもアクセスできます。
*ヴィジトラ キャンピング & リゾートの周りには何もありません。国立公園や近くの村までは、バイクで移動するか車をチャーターする必要があります。バイクはホテルでもレンタルができます。ホテルでは夕食や飲物(別料金)もいただけるので、外に出掛けずにホテルでゆっくり滞在するのもよいでしょう。
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(2024/12/6更新)
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