タイのグランド・キャニオン!メコンを見渡す「パーテーム国立公園」

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タイのグランド・キャニオン!メコンを見渡す「パーテーム国立公園」

タイのグランド・キャニオン!メコンを見渡す「パーテーム国立公園」

更新日:2015/03/02 11:48

遠藤 まさみのプロフィール写真 遠藤 まさみ 世界遺産探検家、ホテルマニア、クラフトビア愛好家

東はラオス、南はカンボジアと国境を接する、タイ最東部の街ウボンラチャタニー。隣接する他国の影響を受けつつ形成された伝統文化や食文化、先史時代や古代仏教遺跡、さらには美しい景観の国立公園が数多くあります。

なかでも「パーテーム国立公園」は、タイのグランド・キャニオンとも称される絶景に、奇岩、先史時代の壁画など様々な魅力に溢れています。広大な国立公園から、押さえておきたいスポットをご紹介します!

すべて見て回るには数日を要するほど広大な「パーテーム国立公園」

すべて見て回るには数日を要するほど広大な「パーテーム国立公園」

写真:遠藤 まさみ

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タイとラオスの国境沿いに流れる雄大なメコンに寄り添い、南北に伸びる「パーテーム国立公園(Pha Taem National Park)」。岩盤と森林に覆われた実に340平方キロメートルもの広さを持つ、巨大な自然公園です。

その広さから入口は5か所に分かれ、荒れ果てた荒野さながらの巨大な砂岩大地や、数々の美しい滝が流れる熱帯雨林地帯など、雰囲気の異なる自然を堪能できます。宿泊施設も整備されていますので、充分な時間があれば、トレッキングをしながら宿泊施設を点々と移動するのもよいでしょう。今回はコンチアム(Khong Chiam)から一番近いゲート周辺(Huai Phai Tourist Service Center付近)の見所をご紹介します。

国立公園のシンボル。ハート型の岩が乗った奇岩で恋愛成就?

国立公園のシンボル。ハート型の岩が乗った奇岩で恋愛成就?

写真:遠藤 まさみ

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入場ゲートで料金を支払い、パンフレットを入手したら園内にある駐車場までしばらく車を走らせます。うっそうと茂った森は次第に痩せ細り、いつしか緑もまばらな荒涼とした熱風うずまく大地へと、その景色を変化させます。すると、きのこのような岩のオブジェが出迎えてくれます。

サオ・チャ・リャン(Sao Cha Liang, Rock Pillars)と呼ばれるこの奇岩は、下部の砂岩部分が時の流れとともに風化し、削られてこのような形になりました。砂岩の表面をよく見てみると、貝殻の化石が張り付いて、古生代はここが海面下であった、という地球の歴史を物語ってくれます。上に残った硬い岩盤がハート型にも見えるこの奇岩、青い空に向かって恋愛成就を祈願してみたくなりますね。

地球の割れ目?巨大砂岩の上に立つ

地球の割れ目?巨大砂岩の上に立つ

写真:遠藤 まさみ

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案内板を見逃さずに、サオ・チャ・リャンから奥へと進む道をたどってみましょう。驚くほど巨大な1枚岩の砂岩の上へと出られます。落ち葉や土は雨とともに流されてしまうため、植物が育ちにくい岩の上。遮るものは何もなく、東南アジアの強い日差しが容赦なく照りつけます。

そんな巨大な1枚岩に、大きく伸びた1本の亀裂。落ちないように気をつけて渡ってください。その先には、メコンを眼下に望むすばらしい展望が待っています。

宇宙人を連想してしまう愛らしい壁画の数々

宇宙人を連想してしまう愛らしい壁画の数々

提供元:遠藤隆尚

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サオ・チャ・リャンに戻り、また少し車を走らせます。荒野の中の曲がりくねった道を進むと、大きな建物と駐車場が目に入ります。ようやく公園のビジターセンターに到着です。軽食やトイレなどを済ませたら、早速公園内を歩いて散策してみましょう。

断崖絶壁に設けられた階段を降り、絶壁の中腹に整備された歩道をしばらく歩きます。絶壁に刻まれたのは、3,000〜4,000年前の人々の生活を表した壁画の数々。180メートルに渡り、人や馬、魚や亀などが300以上描かれています。頭が三角形なのは、当時の人々の髪型なのか果ては宇宙人なのか。電波のようにも見える線なども、謎めいていて楽しめます。

メコンの先に広がるラオスの豊かな森

メコンの先に広がるラオスの豊かな森

提供元:遠藤隆尚

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太陽の熱を吸収し、黒く焼けただれたかのような岩の断崖から見下ろすメコン川流域の景観は、「絶景」のひとことです。外界の豊かな緑とメコンの雄大な流れに、しばし暑さも忘れてしまいそうです。

パーテーム国立公園は、早朝5:00から開園しています。前日に日の出時間を確認して、この断崖でメコンから昇る朝日を鑑賞したら、最高の思い出になりそうですね。

地球の歴史が詰まったタイ北東部は、国立公園巡りがお薦め

今回は、広大な「パーテーム国立公園」のほんの一部をご紹介しました。近隣の街コンチアムは小さいですが、ほかにも「ケーンタナ国立公園(Kaeng Tana National Park)」や、青みがかった支流が茶色がかったメコンに合流し混じり合うビューポイント(Two-Color River)など、「パーテーム国立公園」のほかにもたくさんの見所が詰まっています。「パーテーム国立公園」を攻略するもよし、ほかのスポットをピンポイントで見て回るもよし!のコンチアム。マーケットやローカルレストランに宿泊施設もそろっていますので、滞在してその魅力を存分に味わってください!

■「パーテーム国立公園(Pha Taem National Park)」
利用時間:毎日5:00〜18:00
住所:Huai Phai Khong Chiam Ubon Ratchathani
利用料金:大人200B 子供100B

■アクセス
ウボンラチャタニーのタラート・ワーリン(ワーリン市場)バスターミナルより、コンチアム(Khong Chiam)行きバスに乗り約1時間。コンチアムより、バイクをレンタルして訪れるのがお薦めです。トゥクトゥクでも行けますが、その際は帰りも含めて交渉しましょう。もしくは、ウボンラチャタニーから車を1日チャーター(ドライバー付き・ガソリン代要確認)するのが楽に移動できます。

*バイクで訪れる場合は、コンチアムから2134号線を北上、2112号線とのY字路で2112号線へ右折、北上します。国立公園入口にて右折し、直線を進めば入場ゲートとチケット売場があります。国立公園の案内板が立っているので、それを頼りにすれば大丈夫です。少し遠いですが難しくはありません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/05 訪問

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