滑らかな泉質で「美人の湯」としても有名な岐阜県の下呂温泉。ついつい温泉と料理に集中しがちですが、ちょっと待ってください!
水明館にはあっと驚く芸術品の数々が館内に飾られており、宿泊者を対象に、毎夕5時から水明館の支配人が案内してくれます。夕食前のひとときを、どうぞ芸術鑑賞にお過ごしください。所要時間は約1時間、予約不要、もちろん無料です♪
(上の写真は正眼寺 元住職 谷耕月の書「臨川閣」を大きな黒御影石に水圧を利用して掘った作品)
水明館の館内には至る所にさまざまな芸術品が飾られています。ふと見上げれば、ふと横をみたら・・・と、もはやここはミュージアム。観世流能楽師・関根祥六師の監修で建築された本格能舞台も!そして能舞台に隣接する画廊「大観の間」には横山大観をはじめとする著名作家の作品も!
ガイドの方の説明もわかりやすく、その魅力を存分に堪能できます。
春秋の間(大宴会場)や朝陽の間(コンベンションホール)にある緞帳(どんちょう)には一切「水明館」の名は入っていません。あくまでも美術品として、館内に飾りたいとの意向からだそうです。
写真(朝陽の間)の小さな花をいくつも集めたシャンデリアもオリジナル。高さ6.5m、広さ1080uのコンベンションルームを豪華に演出しています。今どき、これほどの広さの会場を本来の姿で維持しているのもすごい。
水明館への電車でのアクセスはJR下呂駅より徒歩3分。といっても随時無料シャトルバスが運行しているので、重い荷物を持って歩く必要は全くありません。飛騨川の畔、温泉街の中心に立地し、気軽に街中散策できるのも大きな魅力。
「青嵐荘」「臨川閣」「飛泉閣」「山水閣」の4つの館が並ぶ水明館。
茶室や日本庭園など和の風情あふれる数寄屋造りの「青嵐荘」、木の香り漂う高野槙のお風呂など日本の伝統美に酔いしれる「臨川閣」、和と洋の良さを併せもった「飛泉閣」、調度品や絵画など古きよき時代を感じさせる「山水閣」と客室も多彩。選ぶ楽しさも味わえます。
下呂の街並みを見下ろしながら、ゆったりした時間を過ごしましょう。
大きな旅館なので団体旅行客も多いのですが、そのサービスはやはり「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」などでも常に上位ランキングを果たしているだけのことはあると泊まってみると実感できますよ。
お料理も和食だけでなく、本格的なフレンチもいただけたり、充実しています。
下呂からは飛騨高山までも近く、セットで旅行することも可能。また、下呂と名古屋間には直通バスも1日1往復運行しているので、それを利用すると電車よりずっと安くで下呂まで来れちゃいます。
是非下呂温泉へ、そして水明館へいらっしゃってください。
尚、館内ツアーとして今回写真付きで紹介した「朝陽の間」など通常では入ることのできないエリアも含まれています。館内の美術品を堪能したい方はできる限り、館内ツアーに参加されることをおススメします。
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