写真:橘 凛
地図を見る『ルレ ホテル』は小規模のゲストハウスタイプのホテル。サンマルコ広場からすぐの歴史の古い建物内にあります。ベネチア様式のインテリアは部屋ごとに異なります。壁紙やカーテン、カーペットなど、それぞれの色や柄は統一されていなくても、全体的には調和していて、ヨーロッパのホテルらしい雰囲気を盛り上げています。天井は、イタリアの古い家屋によくあるむき出しの梁天井で、木のぬくもりを感じさせます。
ベネチア本島は古いホテルが多いため、他の都市に比べると客室が狭いところが多いのですが、『ルレ ホテル』の客室は、20平米前後〜と比較的広々としているので、リラックスして過ごすことができるでしょう。全12室ある客室には、サンマルコ広場ビューのお部屋もあります。もちろん、全室Wifi環境が整っています。ゲストハウスタイプのため、夜間は玄関を鍵で開けることになります。
写真:橘 凛
地図を見る『ルレ ホテル』の特長は、朝食がルームサービスされること。前日もしくは当日の朝までに、カードにある食事の希望項目にチェックを入れ、レセプションに渡すかドアノブにかけておくと、間もなくすべての朝食が大きなトレイに乗せて運ばれてきます。
ホテル内で作ったばかりの、しぼりたてのオレンジジュースやホットチョコレート、クロワッサンとハムやチーズ、瓶詰のジャムなどが提供されます。忙しい旅行中に、客室でゆっくり食べられるのはありがたいところ。観光に出かけるにも便利でいいですね。
写真:橘 凛
地図を見るサンマルコ寺院があるサンマルコ広場は、ベネチアで最も人気の観光地。いつも人々で賑わっています。『ルレ ホテル』はサンマルコ寺院の隣にあるため、夜間でも治安が良く安心です。ベネチア島内は車の往来が禁止されているので、ヴァポレット(船)で移動することになりますが、サンマルコの船着き場からすぐにホテルに移動できます。大きなスーツケースを持っていても移動しやすいのは大きな利点です。また、ドゥカーレ宮殿・リアルト橋・アカデミア美術館など他の観光スポットもいずれも10分以内の徒歩圏内です。
ちなみに、写真のサンマルコ広場は、アクア・アルタ(浸水)が起こっている日のもの。サンマルコ広場はベネチアの中でも最も低く、浸水することがあります。寒い季節に起こりやすいアクア・アルタですが、時には橋げたが渡されることもあります。ベネチア滞在中に鏡面のようになったサンマルコ広場を見られたら、ある意味ラッキーかも知れません!?
ベネチアは、中世の時代から祝祭都市としての側面も持つ、ヨーロッパ有数の観光都市です。実際、年間を通してお祭りやイベントがとても多いのです。カーニバルやビエンナーレ(ベネチアで2年に1度行われる美術展覧会)という言葉を聞いたことがある方も多いのでは?
最も有名なのは例年2月ごろにあるカーニバル。『ルレ ホテル』周辺も、仮面をつけて仮装した人々で溢れます。そんなイベントを朝から晩まで楽しむにも、理想的なホテルだといえるでしょう。イベント時には、ベネチアのホテル料金が全体的に高騰し、また売り切れが続出します。旅行が決まり次第、できるだけ早めにホテル予約を入れるのがおすすめです。
『ルレ ホテル』は、初めてベネチアを訪れる方にも、リピーターの方にもおすすめのホテルです。ベネチアは比較的安全な街ですが、観光客を狙ったスリなどの犯罪はやはりあります。パスポートなど貴重品はできるだけ客室のセーフティーボックスに預けましょう。観光地に近く、治安の良いところに泊まるというのも、危険から身を守るためには大切なことです。
『ルレ ホテル』を起点に、安全で楽しいベネチア滞在を満喫しましょう!
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この記事を書いたナビゲーター
橘 凛
イタリア在住ライターの橘 凛(たちばな りん)です。南欧をメインに、ヨーロッパ最新情報を現地の声たっぷりにお届けします。いつもよりちょっと贅沢したいセレブな旅、短時間でもフットワーク軽く効率的に楽しむ…
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