写真:藤田 聡
地図を見る「石苔亭(せきたいてい)いしだ」は、和風ビルホテルが多い昼神温泉で逆に目立つ、総平屋建ての純和風数寄屋造り。広大な敷地に19室だけの、極めて贅沢な宿です。「温泉へ行こう5」「温泉へGO!」「浅見光彦〜最終章〜」など、テレビドラマのロケ地に選ばれ続けるのも、素晴らしい風格が理由。長野県を代表する高級旅館です。
日帰り入浴のみは不可で、食事付き日帰りプランも前日までの完全予約制。普段は予約なしの立ち寄りは一切出来ませんが、「二千体雛飾り」期間中は唯一の例外。2016年1月16日から4月3日(旧暦桃の節句)まで全館貸切等の日以外は、一般の観光客も気軽に立ち寄り、無料で見学出来ます。
初めて「石苔亭いしだ」を訪れる人の立場にたって、順を追って説明します。昼神温泉街中心部から「石苔亭いしだ」の裏口を入ると、なかなか玄関が見えない広大な庭(写真)の風情に既に感動。「二千体雛飾り」の看板があり気軽に入れます。
写真:藤田 聡
地図を見る昼神温泉「石苔亭いしだ」の玄関を入ると、広大なロビー中央に坪庭があり、天窓から自然光が差し込みます。坪庭には枯山水を連想する巨石が設置され、総桧造りの能舞台を望む絶景ロビーです。
広さや豪華さも凄いですが天窓がある事で、朝晩など一日の移り変わりはもちろん、日が長くなるなど季節の移り変わりまでロビーで分かる。宿の素晴らしい滞在感が、この光景を見ただけで容易に分かり感動します。
ロビーだけでも訪れる価値が十分ありますが、さらに「二千体雛飾り」まで見られるのですから、断然おすすめです。
写真:藤田 聡
地図を見る昼神温泉石苔亭いしだの「二千体雛飾り」も絶景です。
中央奥に雛飾り、両側には最近流行の吊るし雛飾りが飾られ、猛烈な美しさ。女性はもちろん、男性も感動します。
写真:藤田 聡
地図を見る昼神温泉「石苔亭いしだ」の能舞台は、本来は宿泊者向けの伝統芸能「紫宸殿の宴」を行います。それを休止してまで開催するのですから、冬が長いこの地方に春を呼ぶ、「二千体雛飾り」の人気の高さが分かります。
大規模な雛祭りイベントでは神社の階段に順不同に並べますが、「二千体雛飾り」の雛壇を見ると、順序に気を配ってこそ雛飾りの良さが出ると実感。能舞台が雰囲気を一層盛り上げ、感動がこみ上げてきます。
「二千体雛飾り」の期間中は「石苔亭いしだ」の売店や喫茶も利用可能ですが、入浴は出来ません。昼神温泉の入浴施設や他の宿を利用します。
長野県には昼神温泉発祥の「物味湯産手形」があり、一度購入すれは県内の12の温泉に無料で入浴出来ます。しかも、購入後一年間有効なので断然お得。手形持参者に限り日帰り入浴可能な宿もあり、温泉好きにおすすめです。
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(2024/9/9更新)
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