中国明朝の建築スタイルを有するといわれる「媽閣廟」は、1488年に建てられた歴史ある廟です。マカオに世界遺産は数あれど、中国スタイルの建物といえば、「媽閣廟」と「鄭家大屋」「三街会館」の三箇所だけです!
海の守り神と言われる「媽祖」が祀られていて、「媽閣廟」には、旅行安全、自然災害、厄払いや無病息災等々様々なご利益があるといわれています。お参りする人が後を絶たないため、写真のようにお線香の煙がもくもくとたちこめてしまうほど。マカオに旅行で訪れたら、安全を祈願して是非お参りしてください!
「媽閣廟」は、後ろに山、前に海という風水上非常によい位置にあり、パワースポットといわれています。自然の景観と岩石が一体となった廟には、石の階段があり、上の方まで続いています。実際に上方に登ってみると自然のパワーが感じられて、すがすがしい心地よさを得ることができます。下から見ると本当に広いの?と思ってしまいますが、下からの想像より実際は広いです。廟内は、大殿、石殿、弘仁殿、観音殿などに分かれていますので、パワーを感じながら、ゆっくりと散策してみてください。
廟内には「百年夫婦樹」という木があります。この右側にはお守りなどの販売所があり、ここでは、写真の灯篭型の「許願球」が売られています。この「許願球」の下の札には、日本の絵馬のように願い事を書きます。カップル、夫婦が長く一緒にいられるように願うとご利益があるそうです。「許願球」は40パタカ(約640円)ですが、形も特別、風が吹くと中の風車が回ってとてもかわいいので、お土産にもおすすめです。
マカオの名前の由来は、実はこの廟の名前であるとされています。ポルトガル人が、はじめてマカオに上陸したのが、「媽閣廟」の岸辺でした。当時、現地の人に場所名前を尋ねると、「媽閣(ma5 gok3)」と言われたそうです。この「ma5 gok3」が「マカオ」となって、全体を「マカオ」と呼ぶようになったそうです。マカオのルーツはここにあります!ここを訪れずしてマカオを訪れたとはいえない!?でしょう。
「媽閣廟」の近くの世界遺産には、「港務局」があります。「港務局」となったのは1905年で、1874年にイタリア人の建築家カッスートによってインドのムーア兵の宿舎として設計されたものです。モスクを彷彿させるイスラム風の建築が特徴です。
また、「媽閣廟」の前の石畳の広場「バラ広場」も実は世界遺産なんです。「媽閣廟」を訪れたらこの二つの世界遺産も是非チェックしてみてくださいね。
「媽閣廟」へは、「河邊新街」をまっすぐ道沿いに南下していくと突き当たります。メインストリートの「新馬路」と「河邊新街」の交差点からは、十分歩ける範囲なので、実際に歩いている人も少なくありません。体力に自信のある方は、セナド広場から徒歩で行くことも可能です。
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