写真:猫乃 みいこ
地図を見る偕楽園は、水戸徳川藩第9代藩主である徳川斉昭が提案して、天保12年(1841年)4月から造園工事がはじまり、天保13年(1842年)に開園されました
開園当初は、入園者は武士や神官・修験・僧侶などに限られていましたが、のちに一般庶民にも入園が許されるようになりました。
偕楽園の名称の由来は、中国の古典である『孟子』の「古の人は民と偕(とも)に楽しむ、故に能く楽しむなり」という一節からのもので、偕楽園の歴史を伝える「偕楽園記」では、「是れ余(斉昭)が衆と楽しみと同じくするなりの意なり」と記されています。
四季折々に花や樹木で彩られる園内ですが、特に早春の梅が有名です。
【第117回 水戸の梅まつり 2013年2月20日(水)〜3月31日(日)
入園時間 午前6時〜午後7時 入園無料】
江戸時代から117回も続くおまつりって歴史を感じますよね。
写真はすべて2012年3月20日のものです。
2012年は開花が遅れていて3月20日で6分咲きでしたが、2013年も開花が遅れているということなので、お出かけの参考になさってくださいね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る表門・御成門・東門・南門・西門の5つの門があり、どの門から入っても、梅林までの散策道があります。
本来の表口は「表門」で、黒塗りの立派な門なので「黒門」とも呼ばれました。
散策の時間があまりないときにオススメなのが梅林の目の前の「御成門」、臨時駅に降りたら「南門」、大駐車場から便利なのが「西門」と「南門」など、アクセス方法などによって門を使い分けてくださいね。
梅の木は年月を経た立派なものが多く、花の形・香り・色など特に優れているもの6品種が、昭和9年に水戸の六名木と指定されました。
6種類は、白難波(しろなにわ)・虎の尾(とらのお)・柳川枝垂(やながわしだれ) ・烈公梅(れっこうばい)・江南所無(こうなんしょむ)・月影(つきかげ)。
写真の梅は、江南所無です。
2月22日(金)〜3月10日(日) 日没〜午後9時の期間限定で
入園時間を延長して、夜のライトアップ「偕楽園 光の散歩道」が開催中です。
間接照明の当たった幻想的な夜の梅林を楽しむことができます。
春といっても、日没後はかなり冷えてきますので寒さ対策は万全でお出かけくださいね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る梅林の向こうには偕楽園に隣接する千波湖が見えます。
千波湖は、1周約3kmのひょうたん形の湖で、市民の憩いの湖としてジョギングやお散歩をする人がたくさんいます。
偕楽園と千波湖の間には、普段使われていないJR常磐線の臨時駅「偕楽園駅」があり、
毎年、梅まつりの期間中のみ駅が使用され、下り列車のみが停車します。
臨時駅ではありますが、大正14年から駅として設置されていたという歴史のある駅なのです。
下りのみ利用できるので、帰りは水戸駅まで戻らなくてはいけませんが、この時期しか利用できないめずらしい臨時駅を利用してみるのも楽しいですね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る毎年水戸の梅を全国にPRする「水戸の梅大使」が10名ずつ選ばれ、梅まつりをはじめたくさんのイベントで活躍しています。
梅まつり期間中は、偕楽園にも必ず何人かの梅大使さんが来て、園内に華やかさをプラスしてくれています。
おそろいの梅模様の振り袖を着た梅大使さんたちは、気軽に写真撮影に応じてくれますし、一緒に写真に収まることもできますので、外国人のお客さん達にもとても人気でした。
梅の花にお着物が映え、梅大使さんの笑顔が華を添えて、日本の春の情緒的な風景を盛り上げてくれますね。
写真は2012年の梅大使さん達です。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る偕楽園の中央にある東西梅園(とうざいばいりん)には、芝生がきれいに敷き詰められています。
そこにシートを敷いて「お花見」をしている人も多く見かけました。
芳醇な梅の香りが楽しめる梅林のなかで、早春を感じながら「お花見」をしてみませんか。
偕楽園内には、梅の他にも見事な竹林やお抹茶がいただける「好文亭(こうぶんてい)」や好文亭のお茶室で使われた湧き水が出る「吐玉泉(とぎょくせん)」など見どころがたくさんあります。
観梅と一緒に散策してみてくださいね。
好文亭
入館料 大人:190円 小人:100円
開館時間 午前9時〜午後5時(2/20〜9/30)
午前9時〜午後4時30分(10/1〜2/19)
JR水戸駅から徒歩8分ほどの、水戸藩の藩校であった「弘道館公園」の梅も見事ですので、偕楽園と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/4更新)
- 広告 -