しばし見納め!!平成の大修理直前の日光東照宮「陽明門」へ

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しばし見納め!!平成の大修理直前の日光東照宮「陽明門」へ

しばし見納め!!平成の大修理直前の日光東照宮「陽明門」へ

更新日:2013/02/28 11:21

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家

世界遺産に登録される日光東照宮では、現在「平成の大修理」と呼ばれる一大事業が進行中。約500体もの彫刻で埋め尽くされる「陽明門(ようめいもん)」は、平成25年4月より修復の為、しばらく囲いに覆われてしまいます。また、スカイツリー開業に合わせて、その免震システムの参考になったとされる五重塔も平成25年3月31日まで内部を初めて特別公開中です。

次のお目見えは、6年後。

次のお目見えは、6年後。

写真:鮎川 キオラ

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国宝「陽明門」は、一日中眺めていても見飽きないとされ、別名「日暮し門」とも呼ばれています。508体の生き物や草花などが刻まれた絢爛豪華な門は、日光東照宮、いや日光のシンボル的存在と言えます。長年の風雨にさらされ色あせた彫刻を修復するため、平成25年4月より約6年間、その全容はベールに包まれます。

東照宮は陰陽道の影響を受けて造られているそうです。陽明門とその手前にある鳥居を中心に結んだ上空に北極星がくるように配置されていて、その線を真南にたどると江戸城に続いているそうです。その為、この道は「神が通る道」とされ、東照宮の中でも多くの「気」が集まるパワースポットになるそうです。

鳥居手前にはひし形の石畳があります。陽明門を正面に左から3つ、後ろから3つ目の石。ひし形なので数えずらいのですが、鳥居の中に陽明門がすっぽりキレイに納まる位置があります。その場所が最も高いパワーの気が集まるそうです。絶好の写真スポットでもあるので、ぜひ石の上に立ってみてくださいね。

心安らぐ奥院までの道

心安らぐ奥院までの道

写真:鮎川 キオラ

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こちらは有名な「眠り猫」。日光を浴びて目を細めてうたた寝している可愛らしい姿が印象的です。数ある彫刻の中、寝ているのはこの猫だけなのだとか。猫が居眠りするほど太平な世の中になることを願ってとも、地名の「日光」にかけて造られたとも言われています。

この眠り猫をくぐった裏に徳川家康公の眠る墓「奥宮」があります。約200段に及ぶ階段を登りますが、背の高い杉がスラッと伸び、苔むした石畳の上を歩いていると神聖な気分になります。深呼吸しながらのんびりお参り下さい。道中、心に染み入るご遺訓を発見。

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず」

長い石段を踏みしめながら、全くその通りとしみじみしてしまいます。

美しく、しなやかな免震システムの五重塔

美しく、しなやかな免震システムの五重塔

写真:鮎川 キオラ

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日本に存在した数多くの五重塔は、火事や戦火で倒壊したものの、地震により倒壊した事例は歴史上ないそうです。内部を貫く心柱や重い瓦屋根で安定させるなど、優れた免震システムが備わっているとか。日本の五重塔は「免震システムの教科書」と言われ、高層ビル建築の参考にされているそうです。平年24年5月に開業した東京スカイツリーの免震システムも日本最古の法隆寺の五重塔を参考にしたと言われています。

その開業を記念して、東京スカイツリー開業日より平成25年3月31日まで、その内部を初めて一般公開しています。次回の公開は未定とのことなので、ぜひこの機会に訪ねてみてください。五重塔の大黒柱でもある心柱は黄金に輝き、普段は見ることのできない側面や背面の豪華な彫刻を観覧することができます。

期間:平成24年5月22日から平成25年3月31日
観覧料:大人300円、小人200円
※浄財は、「平成の大修理」に充てられるそうです。

偶然の一致!?

偶然の一致!?

写真:鮎川 キオラ

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日光東照宮は、東京スカイツリーの高さと同じ634mの標高に位置しているそうです。その為、参道の鳥居少し手前の標高634mぴったりとなる地点には写真のようなモニュメントが立てられました。

ちょっとこじつけな気もしますが、東京スカイツリーから見た景色を思い出して想像を膨らませると、あの高さと同じ場所に立ってるんだなんて不思議な気がします。

まだまだあります東照宮の不思議

まだまだあります東照宮の不思議

写真:鮎川 キオラ

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まっすぐのびる東照宮へ向かう参道。緑豊かなこともあり、ここの空気は本当においしい。この清涼感がパワースポットと呼ばれる所以ではないでしょうか。この参道に、不思議な石があることはあまり知られていません。

何と、天気を予想する「照り降りの石」と呼ばれる敷石があります!!大鳥居の1段下がった石畳の中央に斜め半分より色が異なる濃淡2色の石があります。写真手前の石の色の違いをお分かりますか?雨が近付くと左半分が濃くなり、2色の濃淡が強くなってくるそうです。湿度によって水分で色が変化するのでしょうか。なんとも不思議な現象ですね。意図して参道に配置したのかは不明です。

40年ぶりに大修理が行われている日光東照宮。本殿前の唐門は、すでに修理が行われ一部ご覧いただけない場所もあります。そして陽明門の修復工期は、平成25年4月1日から6年間と長きにわたります。創建当時のままにきらびやかに復元された姿も大変楽しみですが、長い年月をかけて深まった現在の味わい深い色合いもまたいいものです。まだ東照宮をご覧になったことがない方は、修復前の姿を見ておくのもよし、何十年に一度という修復の様子を見に行くのもよし。この機会に日光の旅を計画してみませんか。

【日光東照宮】
8:00-17:00(11月から3月は16:00まで)、無休
拝観料:大人1,300円、小・中学生450円(東回廊、奥宮含む)

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/02/10−2013/02/11 訪問

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